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再生で多い事例ー納期や会議の回数で決まった事達の後始末

こんにちは。再生屋のさんよーさんです。
今回の記事は、タイトルの通りです。

会議では何が決まっているか?

VUCAの時代とはよく言ったものです。
不確実だったり、よくわからない時代と言われています。
その時に、お行儀よく会議をしても、意見を聞いたら大体全て間違っている。なんてことが多くあると思います。
というか松下幸之助さんも、「最後に決めるのは経営者」というのは言ってるから、VUCAも何も関係ないのかもしれませんね。
とにかく・・・

会議では何も決まらない

と言ってもいいと思います。
しかし、会議を行うというプロセス的な役割はあるわけで、不必要ですよとも言えません。
しかしながら、会議で「こりゃよかったなあ」と思った事が無い定期的に会議をしておられる企業はかなり多いのではないかと推測します。

なぜ、会議で決まらないか

なぜ会議でものごとが決まらないかについては、色々な意見があると思います。
とにかく、お上手に行えばきっと様々なヒントや解決策が出てくるんだと思います。
言い過ぎたところを修正すれば、会議でものごとを決める事の出来る会社と、何一つ決める事の出来ない会社と真っ二つだよ。という事だと思います。
なぜそうなるか?という事は、様々な要因があるから割愛しますが一部だけ言うと、「発言した方が損する」と思ってるような会議を取り仕切っている場合には、非生産的な会議だったり、形骸化した会議を行ってしまう可能性が高いように思います。
事由に無責任に発言して、一緒にやろうぜって言い合える会議だと、案外カラフルな意見が出てものごとが前に進んでいくのではないかと思います。

レビューしてみましょう

私が依頼される、いわゆる「傷んでしまった会社」では、一応会議はされている会社が多いです。
なんやかや色んな言い分を言われますが、結局のところ
「今日からはいいから具体的に今日までどれくらいの事が進んでますか?形になってますか?」と質問すると、話が前に進んだ、とか、前よりどうのこうの、とか、そろそろ形になりそう、とか言います。
「そんなイメージの世界は良いので、見せれるものとか実際にリリースしたものとかはどうですか?」
と聞くと、驚く事に3年間、特に新商品が出てない、とか、何一つ決まってないという事が多いです。
ただ一つの例外で色々なものが決まっているから、決まってない事に気づかないんです。例外を除いては・・・

例外:納期や期日で決まっている事たち

なにごとも決められない会議等を行っている企業が、なぜ何も決まっていないことに気づけないのか・・・それは、納期や期日があるものごとに関しては、自動的に色々決まっているからです。
季節性の商品や期末の棚卸、決算等、納期があらかじめ決まっていて、その日までに何かを決めなきゃいけないものが、企業には色々あります。
納期や期日。これらで決まっているものに関しては、納期の当日や前日に社員のうちの誰かがカンカン役員を突き上げて決めさせる。
よって、何か決まっているように見えるんです。
ただ、それらって、決めたらよくなるものではなくて、決めなきゃペナルティがあるもの、誰か社員が困るものであることがすごく多くて、結局のところ、プラスになるものでもない。
そのようなものは、カウントされないんですが、いつも何か納期に追われている会社って、色んな動きがあるように見えてしまいます。面白いですね。

まとめ

いかがでしょうか。
僕はありがたいことに今や、大黒字の会社と大赤字の会社の両方にかかわらせていただいてます。
両方見て言える事は、黒字に不思議な黒字あり、赤字に不思議な赤字無し。
です。
ビジネス書や経営本に書いてある事で出来る事・やったら良さそうな事に取り組んでるのが黒字企業で、どこから拾ってきたか分からないどっかの誰かの成功例を雑にやろうとしてるのが赤字の企業のような気がします(もっと色々あるけど(汗))
なんでも、落ち着いてじっくりと、決まるまで決める。意見が出るように心理的安全な場所を作ってから会議を行う。発言した人が貧乏くじを引いたようにならないようにする。
様々な会議のテクニックを使えば、会議で全てが決まります。
事前準備なしに会議を行えば、やるだけ時間の無駄だったり、遺恨を残すだけの会議となります。
僕は基本的には、会議が全然出来ていない企業の再生を行っています。結構会議の間は良い議論が行えてても実際の行動に移せてない企業も多くて、難しいんだなあ。と同時に思ったりもしています。
会議で色々決まらないなあって思われた方は、是非、会議のハウツーを色々掘ってみてくださいね。


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