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暇だなあってずっと言い続けている事の回答がなんとなく見つかった

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「忙しいと思われている事」に対する疑問

僕はいつも「忙しくしている」と思われている。
絶対そんなはずない・・・
もうずっと昔から効率化してきて、2回以上同じ作業を起こしそうであれば、ひな形やマクロを作って、事業再生でも出来るだけ自分自身で動かないようにするために、人を篭絡して、得意な人にやってもらう。ほぼ、自分で動いてない。

「特に何もしない」という自分が生まれている。

コンサルは週1~2時間を10社程度。そして本業のお仕事でも、基本的には「対話」のみ。それだけ。
いろんな経営者がいろんな意見を言っていて、「現場に行け」とか「現場に行くな」とか言うので僕は基本的には「幹部の根性叩き直し」というミッションを持って取り組んでいるので、現場には行かないです。中には1年以上コンサルしてるのに会ったことも訪問したこともない企業もあります。あまり困りません。すごく商品内容を誤解している可能性はありますが(笑

さて、すごく暇ですが

今回は、「暇」について書いてみようと思います。

前述の通り、僕は効率化をおもいっきりしています。
人であれば、出来るだけ想いをしっかりと伝えて、伝えたとおりにいろんな人に働いてもらえるように工夫しています。仕組みであれば、素人でも専門的な仕事ができるように、ミニマクロや自動化、マニュアル作成を行っているので、仕事は基本的にどんどん脱玄人、誰でもすぐに似たようなクオリティで仕事が出来るようにしつつ、しかも自分でタスクを持たないようにしているため、割ときちんと仕事が進みます。
そう。暇なんです。

暇になるとさらに暇になる

そんな暇な日々を過ごしていると、とある法則に気づきました。
「暇になるとさらに暇になる。」
という法則。

暇の反対は、「忙しい」だと思います。

時間的なゆとりがあるので、効率化した資料を、さらにその作成した資料をテンプレートにしたり、マクロを組んだりして、次の時にはさらにさらに効率化してしまいます。例えば事業再構築補助金は、第一次の時には2週間まるまるかかりましたが、今ではひな形とマクロとカンニングペーパーで、3時間で作れるようになったりしています。

さらに重要な事があります。
最初と現在を比べて、5分の1の工数で作れるようになっていたとしたら、同じ仕事であれば5分の4の時間を、「さらなる効率化」に突っ込めてしまうわけです。これがすごくパワフル。
効率化された仕事は、こちらのレスポンスが早いから相手のレスポンスも早くなり、自分自身だけではなく、相手のスピードも速くなります。

さらにさらに、仕事が沢山来るようになって客単価も利益率も非常に大きくなります。めんどくさそうなお客さんは断るようになります。めんどくさそうなお客さんがかなりの時間を奪いがちですが、それもありません。さらにさらに、仕事が早くなります。

暇な人はさらに暇になるように出来ているって本当に思います。

暇だといろいろ選べるようになる

さてここまでで、暇になり、仕事も早くなったという事を書きました。
同じ仕事を効率化に時間を費やすことにより、スピードが速く、正確に、品質の良いものが出来るようになります。
そうなると、こちらの高い基準で、お客さんや仕事を断るようになります。筋がよさそうなお客さんは引き受けて、例えばPCに弱いお客さんを断るようになったりします。ZOOM等での画面共有やウェブ操作等の説明、ファイル送受信ができないお客さんも断るようになってきます。
昔はかなり、「コンサルってゆーかパソコン教室じゃないすかこれ」って事がありました(汗 非常に効率が悪いですね。。。

一旦話題変わって、再生企業はどうか

再生企業の再生屋をしています。僕の事業と対極にある再生企業はどんな様子かも一旦書いてみたいと思います。
釣り糸のようなもので、どこからもつれたか良くわからなくて、ほどけなくなっているような企業が多いです。
しかも、それをもつれさせている当事者が居て、その人は時間的ゆとりがなく、どうすればいいかもわかってないのに「納期」によってやらなければならない仕事に追いかけられて、質の悪い仕事を行って、納品後も仕事がブーメランのようにかえってくる。時間泥棒たちに追われて、何日経とうと仕事は増え続け、増えるお客さんよりも減るお客さんの方が多い。そんな企業はたくさんあります。

さて、いまいちっぽいお客さんを断り、磨き上げたあらかじめ準備が終わっている、粗利率の高い仕事ばかりが来たらどうなるでしょう。
感謝され、入金で困る事がなく、仕事をするにも慣れた事ばかりなので調べる項目も少なくて速い。
気づけば、肉体的にも精神的にも健康になっていく自分に気づきます。

本題。暇や暇やと

「嫌なことを断って、自分のやりたいことしかやっていない人間は暇」
これは、島田紳助と松本人志が言ってた言葉です。
やらなきゃいけない事をやり続けていて、本当にやらなきゃいけない仕事だけをやってきた結果、今、信じられない事にすごく暇です。
僕の場合は遊びやお金の使い方ではなくお仕事なので、暇なことは大いに結構なんですが、人生で考えると、前よりもハラハラすることが減ってしまい、わくわくすることも減ってしまいました。
ある程度のところから、トラブルを好むようになり、事業再生屋なんてことを名乗っていましたが、今となってはその中ですら刺激が減ってしまったように思います。
形がないように見える事業再生ですらもう何十とお手伝いしていると・・・さらに事業再構築補助金を50本以上出した経験から、数値計画・事業計画・アクションプラン・補助金計画を作って、素早く再生の行動を想像出来てしまいます。
僕もたまに陥ります。なんのために働いているのか?と。
ただ、そう陥った時には、「仕事の報酬は仕事」という言葉をよく思います。
良い仕事を行うと、報酬としてもらえるのは、次の良い仕事。
良い仕事をすればするほど、次はもっと、楽で稼ぎが良い仕事がもらえます。楽で稼ぎが良いので、「これはいいぞ」と効率化やひな形化をします。そうすると、勝手に「あの人に頼んだら早くてすごく良い」と噂してもらえます。
今回初めて再構築補助金を他府県の商工会議所に見てもらったら「すごく良く出来ている」と言われてノーチェックでした。

暇になる。一見ネガティブなようで、もしかするとすごくポジティブなのかもしれない。最も大切なのは、暇という単語には、「安定している」という意味と「つまらない」という意味が同時に成立するということかもしれません。

それを教わった動画。30分前あたりからです。

https://youtu.be/NJWfdOK-nXo


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