皆さん、こんにちは。サンゼです。

僕は、映像の編集を生業としておりまして、TVコマーシャルや、WEBコマーシャルなど、主に広告映像の編集をして生活をしているアラサーフリーランスです。

Twitterで質問があったので
今回はどうやって自分が仕事の単価を上げていったかをお答えしたいと思います。僕もフリーランスはじめの頃は何がなんだかわからなくて、言われるがまま作業をしていました。そのせいで、仕事の量に対してギャラは少ないというなんとも悲しい状態が続いていていました。。(T_T)

単価が上がらない原因はいくつかあると思うんですけど
【相場観を知らない】
【金額交渉をしない】
の2つが大きな原因だったなあと思っています。

チキンな僕ですがどうやって徐々に単価を上げていったのかザックリですが書いていきたいと思います。
当たり前のことばかりだったらすみません！

【相場観を調べるために自分がやっていったこと】

まずは相場観を調べました。調べ方はいくつかあって

1つ目は
一番シンプルに同業他社のHPを出来るだけたくさん調べて
料金表を収集する方法。
映像系だと『要問合せ』となっていて掲載していない場合も多いですが、そいう時は問い合わせればいいと思います。

相手もビジネスなので個人・法人に限らず答えてくれます。

2つ目は
お客さんと仕事をしながら探り探り聞く方法。

仕事を一緒にしていく中で、ボンヤリ聞いていきました。
直接的に『どのくらいが相場ですか？』って聞いたこともありますし、
雑談の中で『いままで、一番見積もりが高くてビビった会社ありますかｗ？』みたいな感じで1クッションを挟むと、その後が聞きやすかったです。

ふむふむ、、あの会社のクオリティー感で、このくらいのギャラなんだなっていうことが見えてきます。

3つ目は
本で調べる方法、こんな感じの本があって、もちろん映像系も参考価格がのっているので、一度読んでみるといいと思います。

ちょっと高いですけどね笑
このあたりは、前に自分が書いた有料noteにも乗ってますので興味があったら見てみてください！

【料金表をしっかり作る】

料金表や見積もり表が一番難しいですよね。
『商売は値決めが一番むずかしい』と言われるくらいですからね。
いろいろとご自身で調べて作ってみてください。

自分なりに出来たらペライチのPDFにして保存しておきましょう。

お金の話を細かく、口頭やメールで細かく説明するのって、、ちょっと面倒くさいし、言いにくいじゃないですか？

だからPDFとかでまとめておいて、
メールには『料金表を添付しましたのでご確認お願いいたします』って
書くだけですみます。

ちなみに僕の料金表に書いてる内容をザックリ書くと下記の5つです。
※今回は先方の会社に機材を持ち込んで、立ち会いで作業をすることを前提に書いています。

・1時間あたりの料金
・深夜・土日作業の割増金額
・機材費
・キャンセル費用
・最低単価

結構、キャンセル費っていうのも重要です。
というのもフリーランスでスケジュールをベタ抑えされて、
直前にキャンセルを繰り返されたらフリーランスは確実に死亡します笑

もちろん仕事柄いろんな事情があるのでリスケは仕方ないと思います。
ただ、その分ちゃんと費用をもらうようにしましょう。

僕の場合は1週間前を過ぎたところからキャンセル費をもらうようにしてます。当日に近づくにつれ金額を上げるようにしてます。

映像業界にその文化が薄いかもしれないですが、ホテルとか予約したらキャンセル費発生しますよね？堂々と行きましょう！

最低単価は作業時間4時間分としています。
これは仮に作業が1時間で終わったとしても、4時間分はいただきますよ、という意味でです。

【自分に自信を持つ】

これがある意味、一番むずかしいです。
なかなか自信満々に『僕はこの金額なんで（ドヤ！）』って言えないですよね。

なんか、自分なんかまだまだのレベルだし、自信ないし、他にすごい人いっぱいいるし、、、

とか考えてしまうのはやめましょう！

フリーランスは会社をやっているのと同じです。

『あなた』という資本を『あなた』が値決めして
『あなた』が提供する会社なんです。

だから、ここは自信を持つしか無いです。

『たかい！』と言われたら、自分が提供しているサービスが、割高なのか
相場と比べて照らし合わせてみましょう。

正直、あなた自信が『正当な金額だ』と思えればそれでいいと思います。

心無いことを言われたとしても自分を責めないでください。
商売は条件を出し合っての取引なんです。
単純にあなたの条件と、先方の条件が合致しないだけです。
切り替えていきましょう！

【自分の市場価値を調べる】

これも大切です。自分が提供しているサービスに自信があればそもそも、お金のことでモジモジしなくてすみます。

そのためには日々、自分の市場価値を高めるために勉強をしていきましょう。それしかないです。

いまお付き合いのある会社と徐々に料金交渉をしていく必要もあると思いますし、新しく取引先を探していくのも大切です。

【お金の話を後回しにしない】

これもとっても大切です。
映像系に限らずデザイン系って、お金の話が後回しになることが多いですよね？かなり特殊な世界線です笑

僕もその流れに飲まれて、フリーランス1年めは言わるがまま作業をして、最後に『今回これしか予算がないから』と後出しジャンケンで金額を言われて、、トホホな状態でした。
あれだけ、追加で作業したのに、、みたいな笑

この問題も前の項目で説明したPDFを作成しておくことで先手を打てます。
お金の話は絶対に最初にしましょう。

そして、お金の話は絶対に電話でしないでください。
※証拠が残らないので

やむおえず、電話で話してしまった場合は
必ずメールをすぐ送って言質を取っておきましょう。

例
『先程お電話にてありがとうございました。
認識の相違が無いようにメールで確認させていただきます。
金額感はいくらいくら、修正回数は○回をベースとします。
※修正回数が増える場合は別途お見積りを作成します。
コチラの内容に相違が無いようでしたら、返信頂けますと幸いです』

このあと絶対に返信メールをもらうのも忘れずに！
なければ催促しましょう。

これで絶対に『言った言わない』にはならないので一安心です。
仮にコレで揉めたとしても、あなたが不利になることは無いです。

楽しい仕事ではあるけど、ビジネスですからね。
証拠さえあれば、あとは司法がさばいてくれてます笑

この方法にしてからは、そこまで揉めなくなりました！

【おすすめの書籍】

フリーランス関連で勉強になった本を紹介します。

【デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス】
デザイナーのデイビットエリーさんの本。
結構お金の話や、トラブルの話なども書いてあって勉強になりました。
いろんなデザイナーの駆け出しの時期にどう過ごしたか？っていう体験談も参考になりました。どこの国でもやってることは似てるんですね笑

【マンガ】フリーランスで行こう！ 会社に頼らない、新しい「働き方」
高田ゲンキの本、漫画なので読みやすいです。トラブルの話多めです笑
この本を読んで、
トラブルにあった時にどうリカバリーするかが大切なんだと感じました。

【さいごに】

フリーランスは交渉の連続です。
交渉から逃げるフリーランスはいつまでも、いいように使われて疲弊していきます。金額交渉上等で楽しめるようになっていきましょう！

一緒に生き延びていきましょう！

最後に宣伝ですが、Youtubeで映像制作のHow toを無料で公開しています！
映像に興味がある方はぜひ登録してくださいね！

僕は普段1時間18000円で映像編集をしています！
時給1800円じゃなくて時給18000円です。

このチャンネルは、その知識がタダで学べるのでオススメです。

どうぞごひいきに！ではまた！