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うちの参禅堂が世界一なわけ。

1,不便であること

琵琶湖の北西にあるマキノ町の山麓で比較的遠く交通が不便というだけではありません。

不便なのは、トイレをわざわざ外に出て近くにある小屋の中のトイレ(洋式・水洗)まで行かなければならないことです。

さらに不便なのは、電話で予約しなければならないことや無料なので行き届かない点が多々あるからです。

もっとも不便なことは、坐禅を教えるのでもなく、立派な指導者がいるわけでも、ひとりで座らなきゃならないときもあることです。

2,不二であること

目的は、おいしいお茶をいただくことです。
坐禅をせずに、お茶をいただくだけでもいいのです。
この参禅堂の中に入ることに意味があります。

ほとけの方から縁を起こしてくれます。

小さな参禅堂ですから、6人も入ればいっぱいです。
狭さにおいても二つとありません。

むかしから言うじゃないですか?
狭いながらも楽しいわが家って。

そこに長期滞在しても住んでも誰にも文句を言われません
もちろん家賃もいりません。
作務をお願いすることもありません。
他のひとにご迷惑さえかけなければOKです。

3,不知であること

この「不知」という言葉ほど難しいものはありません。
文字通り読めば「知らない」ということです。
だれからも知られていないという意味ではありません。
人も世界も自分も、本当はだれもわかっていません。

「不知」は無知に似ていますが全然違います。
仏教の「無明」とも意味合いが異なります。
知るべきを知り、知らざるべきを知らざる
知らずは識らずに通じます。

有名になろうとは露ほども思っていません。
知らなくて良いのです。
それが本当にわかったとき、不知と申します。
人知れず、そっとそこにある。を目指しています。

今日のまとめ

赤ちゃんって、どの子も世界一でしょ?
世界一って、みんな世界一なんですよ。
当たり前ですが、それに気づいてるかどうかです。
たがいに認めてるかどうかです。

世界一の大切なあなた様に届けます!

世界一(水)

2024/2/11孫が無事生まれました。
男の子です。
わたしにとっての世界一がまた一つ増えました。

今日もご覧いただき深く感謝致します。
念水庵

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