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出産までにしたい10のこと

今のうちに◯◯しておいた方がいいよ!

と、度々そんなことを言われる。産後は育児に手いっぱいになるし、したいことをするのも、行きたいところに行くのも、子ども連れではなかなか難しくなるからだ。

ゲゲとも「今のうちにしたいことない?行きたいところない?」と話して考えてみるが、いざとなると案外浮かばないものである。

しかし、お腹もパンパンに膨れ上がり、キレイに引っ込んでいたおへそも、デベソまではいかないものの、今までとは明らかに様子が違ってきているし、動きものそのそと取りづらくなって、靴下を履くのに苦労するようになった。

そしてようやく、その意味がわかりはじめてきた。きっと、こうやって一つずつ、何かに不自由したり叶えられなくなるのだ。もちろん、かわりに得られるものはあるし、贅沢な悩みではあるが、せめて今のうちに色々としておきたいという気になってきた。

しかし、何をする?それが問題である。出産も迫ってきているので、ここいらでちょっとマジメに考えてみたい。
【出産までにしたい10のこと】と題したものの、10もないかもしれないし、中にはくだらないものもあるかもしれないが、思いついたことを書き出してみた。

①旅行
まずは旅行。安定期に入って、旅行に出かける人は多いようだ。電車で行ける長野がいい。善光寺を拝んだら、蕎麦、おやきを食べて、七味を買って帰る。松本や上田あたりで城を眺めたり歴史に触れるのもいい。
季節的にいちご狩りもいい。ビタミンも採れるし、一石二鳥である。

②映画・舞台鑑賞
子どもが泣いたり騒いだりを考えると、映画や舞台を鑑賞するのも難しくなるので、今のうちに行きたい。観たい映画がそれぞれ3月末と4月に公開なので、ギリギリだけど狙っている。

③写真館で写真を撮る
ゲゲと二人で写真を撮ってもらいたい。できれば町の老舗写真館がいい。私たちは結婚していない(今はまだ)し、式の予定もないので、家族になる記念に一枚。産後には子どもも一緒に、毎年の行事として撮り続けていきたい。

なんということだ。3つ書き出したところで、何も浮かばなくなってしまった。この3つだって、何も特別なことではない。もっと画期的なことを思いつきたいところだが、私ってば意外にも欲のない健気な女である。

④引っ越し、家の片づけ
したいというより、現在進行形でしていること。ちょうど今住んでいるマンションとの兼ね合いもあり、子育て向きの物件(となりも子どもがいる家庭)に引っ越す予定である。引っ越しまではいかずとも、妊娠中に家の片づけをとことんやりたい衝動にかられる人は多いようだ。

⑤プラネタリウム
②と理由はほぼ変わらないのだが、何を隠そう私はプラネタリウムが好きなのだ。近くにないのでしょっちゅう行くわけではないが、出産までになるべくなら行きたい。池袋のプラネタリウムがリニューアルしてとても良いらしいので気になっている。

⑥ライブハウス、クラブ
分煙された場で、昼間という条件つきだが、お腹に子どもがいるあいだに一度、何かのライブかクラブイベントに行きたい。爆音と低音は、意外と胎児に悪影響がないどころか良いと聞いたので、むしろどういう反応をするか楽しみである。

⑦陶芸教室
前々から興味があること。ある程度子どもが大きくなれば一緒にも行けるだろうし、親子でなんて楽しそうだが、それまでに一度行ってゆっくりろくろ回すのも良さそうである。うまく焼けたら、その器で離乳食を与えるのもいいだろう。

⑧おむつケース作り
産後必要となるおむつケース、おむつポーチ、哺乳瓶ケースなどを作ろうと、妊娠が発覚してすぐに生地を買っていたものの、母子手帳カバーを作っただけで放置しているので、そろそろ作ろうと思う。

⑨美容室
先日の検診時、助産婦さんに、「産後2.3ヶ月は行けないと思うから行っといた方がいいですよ〜」と言われた。元々マメに行く方ではないが、そう言われたら行っておいた方がいい気がしてくる。

ここまでなんとか9つ書き出してみたが、絞り出した感じで、別に必須なものはないし、今のうちにというよりは、産後にしたいことや、子どもとしたいことの方がたくさん思いつくし、その方がわくわくしてくる。

これまでは自分のしたいことをすることしか頭に無かったし、そういう風に歩いてきた。そこに他の誰かが入って、むしろその誰かを真ん中において物事を考えるなんて、自分でも信じられないこの感覚が、母親になるということの一つの証、なのかもしれない。

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