地球の色

誰がなんと言っても、地球は青くないよ
ちゃんと感じ取ったんだ
わかったんだ

君が言ったことがよくわかったんだ

君の見えない器官から流れてくる君の血液

それでわかったんだよ

なんにも要らないってさ

誰がなんと言っても

例え芥川龍之介が許しても

私は許さないよ

地球は青くなんかないってわかったんだから


誰もが賞賛する歌も
誰もが嘆く駄作も

意味なんかなくて

欲望は、ただこのためにだけあるって

見えないことを感じたときから

はじまって

だからそんな誰でも言える言葉は使わないで

君が言わないことをわかったから

明日の朝に消えちゃっても

その色はこの星にこびりつく

だから誰がなんといっても

私だけはわかっているよ

地球は青くなんかなかったね

#エッセイ

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