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「ホームレス」は弱者か

「あなたの尊敬する人は、誰ですか?」
必ず一度は聞かれたことがあるであろう、この言葉。
何年か前までは「両親」と答えていました。
ところが最近は、違う人になりました。
(※両親は別枠というか殿堂入りです)

私が今一番尊敬している人は、ずばりホームレスの方です。一般的には、前回書いた「社会的弱者」に当てはまる人達です。

お金を持っている、名声がある、地位を確立しているetc…
いわゆる「成功している」人達とは、逆の立場ですね。
もちろんそうなるには、様々な努力や苦労があったでしょう。
誰もがなりたくてもなれるわけではない。

でも、住む家すら持たないホームレスの方はどうでしょうか。
きっとなりたくてなった訳ではない。
当然ですが、蓄えや保険、社会保障のない中で毎日を生きています。
危険と隣合わせ、病気になっても診てもらえず、毎日の生活の糧を得ないと生死に直結します。

やってみて下さいと言われたらどうですか。
私は無理です。
人は環境に順応すると言いますが、順応できる人は一体どれ位いるでしょうか。  

原始、私達の先祖はホームレスのような生活をしていました。
実を採ったり狩りをして、洞穴を探して雨風を凌いで生きていました。
ですが人は安定を求める生き物です。
だからそう生きられるように、色々な物を持つようになり様々なシステムを作りました。

過酷な状況下で毎日生きている人がどうして「弱者」なのでしょうか。 
私はむしろそういった人達こそ、ある意味「強者」だと思うのです。




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