セックスは、
対話であり、エクササイズでもあり、
コミュニケーションのひとつでもあり、
子孫を残すための行為でもあり、
愛情を確認するためのものでもあり、
愛情を表現するものでもあり、
本当の自分を表現するものでもあり、
性的欲求を解消するためのものでもある。

セックスという一つの行為の中に、
さまざまな要素がある。

セックスをどう捉えているのかは、その人の考え方にもよるし、どんな相手とセックスをするのかによっても、向き合い方は変わると思います。好きな相手とする場合、セックスのみの関係性のパートナーとする場合、それだけでも変わってきますよね。

ひとつの行為の中に色々な意味合いがあって、その時間をどう一緒に過ごそうかと考えたり、そこには個々それぞれの思いや向き合い方がある。

セクササイズとしてその時間を楽しむ人もいれば、そこで愛情を感じたい人もいる。

まさに十人十色。

ひとつの行為にこれほどまでの意味合いが含まれるって、結構すごいことなんじゃないかなと思います。

それに向き合う熱量や思いなどが違う場合、「なんか違うな」とか「体は重ねているけど、なんか寂しい気がする」とかそういう気持ちも出てきます。
セックスに色々な意味合いが含まれるからこそ、それは仕方のないことなのかなと思います。
相手との時間を虚しいものと思ってしまったら、セックスレスになることだってあると思います。

もし相手と対話をしたいと思っている場合、片方はセックスを通して愛情表現をすれば解決すると思っているかもしれない。もう片方は、きちんと会話で対話し解決したいと思っているかもしれない。
セックスを通してじゃなくても、それは解決することなのかもしれない。

セックスは対話やコミュニケーションのひとつだとは思いますが、思っていることは口で伝えないと伝わらないです。対話することで、関係性が良い方に変わることだってあります。

「あなたとの時間、こうやって過ごしたいな」
という思いを伝えた上で、セックスの時間を一緒に過ごすことができたら、お互い同じ方向をみてよりよい時間を過ごすことができるかもしれません。

・あなたはなぜセックスをしたいですか？
・それは相手にもちゃんと伝わっていますか？

相手に分かってもらえないと思う前に、まずは自分がどうセックスを捉えているのかを認識する、そして相手はどう捉えているのかを想像し、知る努力をする。それが大切だと思います。

悩むのは至極当然のこと。
セックスは奥深いものですね。