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今日は国際機関で働きたい!という夢を叶えるために一番重要だった
「人脈づくり」についてお話ししたいと思います。

私がキャリアトランジションのセミナーで聞いたように
海外の就活では85%が人脈によって決まります。

企業はたくさんのレジュメをもらうので、
それをスクリーニングするだけで大変。
AIを使ってキーワードでレジュメのスクリーニングをされますが
それでもやはり、誰かの知り合いを雇う方が、雇う側にとっても
何かと安心できます。それなので「リファーラル」という制度を
使って社員が誰かを推薦することができます。

その推薦を受けるためにも、自分が働きたいと思っている
機関の誰かと知り合いになることが重要になります。
また、その機関で働いている人と知り合いになることで
自分がその機関にフィットするかどうかも事前に確認することが
でき、雇う側も雇われる側もWinーWinの関係になれます。

そこで、どのように自分が働きたいと思っている機関や会社の人と知り合いになるか、3つの方法をお伝えすると同時に、どのようにそのような方にコミュニケーションを取ればいいのか、について伝授したいと思います。

1.LinkedInを活用

まず、重要なのはLinkedInに登録すること!

LinkedInは自分の簡単なレジュメを公開するだけでなく、
自分がある分野での知識や経験があることを示すためにフィード投稿したり
自分の会社でやった成果なども出すことができます。
そして色々な業界についても調べられますし、自分のスキルに合った
仕事の検索もすぐにでき、LinkedInが勝手にアルゴリズムを使って
あなたに合った仕事を見つけて提案してくれたりもします。

今ではChat GPTがあるので、Chat GPTに手伝ってもらってLinkedInの
英語のプロフィールをうまく書くのも一つのやり方だと思います。
(詳しく聞きたい方はご連絡ください)

私がつい最近やったのは、LinkedInが紹介してくれた仕事に興味が
あったので、そこで働いている人を探して、LinkedInでダイレクトに
メッセージをして、「このポジションを受けようと思うんだけど
会社のことがもう少し知りたいから、もし時間があれば話してくれるか」
と聞いてみました。

そしたらたまたまその人と共通の知り合いが2人いたこともあり、
快諾してくれて、Zoomコールをしました。
こんなに気軽に応じてくれるとは思わずびっくりしましたが、
おかげで会社のことがよく知れました。
特に私は子育て中で、働き方の条件がかなりあるので、
「フレキシブルに働けるか」
「出張がある場合は1週間以内かどうか」
などは重要な項目なのでそれについても聞きました。
私の話を聞いて、その人は自分の部署で今雇おうとしていて
私の経験はそのポジションの方が合うかもしれない、と言って
結局私はその勧められたポジションも受けることになりました。

残念ながらインタビューで落ちましたが、
その方はインタビューのフォーマットまで教えてくれて、
とても良い方でした。

2. その他のソーシャルメディアを利用

私が国際機関で働くチャンスを掴んだのは、実はブログを見て
私がやりたい仕事をしている人を見つけて、
その人に直接アプローチしたことに起因します。

国際機関は特に日本人職員が少ないという問題をいつも抱えているので
世界銀行は「世銀スタッフの横顔」というインタビュー記事、国連は外務省が運営する「日本人職員のインタビュー集」や国連フォーラムのサイトに色々なインタビュー記事が載っており、そこで色々な情報を集めることができます。これを見るとどういう分野でどんな仕事をしている人がいるのかわかり、自分がどの機関で働きたいのかについても絞ることができます。

私の場合は、メールを送った方がたまたま良い方で、
メールのお返事をくださり、国際機関を訪れた際にお時間をとっていただき
お会いすることができました。

そして私の大学院でやっていた研究について話して、
どのようにその方のプロジェクトに使えるか、
また私のコンサルティング会社での経験もどのように活かせるか
話したところ、その方の上司にも繋いでいただきました。

そこから話が進み、私もフォローアップのメールや
自分のやっていることの近況報告をメールで続けた結果、
30日の短期契約ですが、いただけることになり、リスクをとって
その仕事を始めることになりました。

その後どんどん契約が伸び、時間はかかりましたが
6年越しで正社員になることができました。

その間にも自分の興味のあることをしている人を
国際機関内で見つけては一緒にランチやコーヒーに行ってお話を
聞いたり、自己アピールをしたり、一緒に何かプロジェクトができないか
を話したりしました。また自分の好きな分野の仕事をなるべく
するようにしていたので、教育テクノロジーの分野の専門家になることが
でき、その分野では名前が知られるようになりました。

このように、自分の興味のある分野で働いている色々な人に積極的に連絡をとって話す、ことが重要で、就職に関連する場合は「Informational Interview」という形で話を聞くことが大切です。

このインタビューでは現在そこで働いている人に
どんな企業文化か、どんなことをしているのか、どんな働き方か、
どんな人が雇われているのか、今後の会社の動き、など
聞くことができ、その上で自分の経験がどのようにその会社に
貢献できるか確かめて、実際にポジションに応募するときに
よりよくアピールができるようになります。

国際機関でも特にコンサルタント契約の場合は知り合いの知り合い、
という形で知っている人を採用することも多いので、
このようなInformational Interviewをすることは重要です。

3.興味がある分野のイベントに参加する

最後の方法は、興味がある分野のイベントに参加するということです。
私が国際機関での就職を目指していたときは

どのようにコミュニケーションを取るのか?

上の1−3まではどのように興味のある分野の人と知り合いになるか、ということでしたが、知り合いになるときにどのようなコミュニケーションをとるか、ということも重要になります。

私もよくInformational Interviewをしたいという人のメールを
もらうこともありましたが、

  • ただ話を聞きたい、という人と、

  • キャリアを相談したい、という人と、

  • 実は仕事が欲しい、という人

の三種類くらいのメールがありました。

仕事が欲しい場合は、実ははっきりと「今オポチュニティーを探していてあなたの組織で何かオポチュニティーがないか聞きたい」というと良かったりします。

逆にはっきりさせないと相手も何を話していいのか分からず、
ミーティングの目的もはっきりしないので、連絡を取る際には
目的を簡潔にはっきり直接的に書くことが大切です。

仕事が欲しい場合は、「じゃあレジュメ送って」ということに
なりやすいので、レジュメもすぐに出せるようにしておくのが重要です。

また、ミーティングをしてもらったあとは、「Thank you」のメールを
出しておくと感じが良い印象で終わることができるのでそれもお忘れなく。

さらに人脈作りやコミュニケーション方法、質問の仕方など
ご興味のある方は、以下の公式LINEに登録していただくと個別にお伝えできますのでどうぞ〜。


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