10回目の都道府県対抗女子駅伝~ふるさとに想いを込めて~

伝統をつなぐ、襷をつなぐ

「千年の時を越えても尚、当時からの文化を紡ぎ続ける地で…」

平安時代に紫式部が句を詠んだとされる道が、駅伝コースの一部でもある『紫明通り』として現在も残っている京都。

開会式の京都市長の挨拶に感銘を受け、歴史ある京都の地を走れることの喜びを噛み締めました。

第37回全国都道府県対抗女子駅伝。富山県代表として10回目の出場となりました。

14歳から9年間連続で出場したこの大会は、10年連続を目前に競技から離れたため、再び選手として戻って来られたことに感慨深い思いがしました。気がつけば、私がチームの最年長。改めて時間の流れを感じることになりました。

都道府県駅伝は各都道府県ごとに中学生、高校生、大学生、実業団までが、フルマラソンの距離を9区間に分けて襷をつなぐ駅伝。世代を超えた交流が魅力的です。

私にとっても、嬉しさも悔しさもそれ以上に複雑な思いも、この大会を通していろんな感情を抱き、学ばせてもらいました。

富山県は31位。個人成績は区間42位。

走行中に骨折して途中棄権した年を除けば、今回は個人として最も低い区間成績でした。中高校生が頑張ってくれたので、チーム目標に近い形で終えることができましたが、あまりにも情けない最年長の走りでした。私が中高生の頃は、実業団のお姉さんがいる安心感が大きくて「あとはおねがいします!」と、伸び伸び走っていた記憶があります。でも自分がそのお姉さんの立場に変わった今、理想像とはかけ離れた走りしかできず、今回もまた悔しさが刻まれてしまいました。


都道府県駅伝の借りは都道府県駅伝で返す

実は今回、走る予定はなかったのです。補欠として選ばれていたのですが、急遽メンバーとして走るチャンスが巡ってきました。前日に走ることが決まり、いつも応援していただいている方に急いで連絡。「走ることになった!!」と。現地に来てくださった方、メッセージを送ってくださった方、自分の範疇を超えて多くの皆さんに応援していただいていることが、嬉しい驚きでした。

個人成績が悪くかなり落ち込みましたが、「また走ってくれることが嬉しい」そんな言葉をたくさんいただいて、すっと身が軽くなりました。都道府県駅伝の借りは都道府県駅伝で返す、そう強く自分自身に誓った瞬間でもありました。頼もしいお姉さんとして何年先も富山県チームを引っ張っていけるように、泥臭く、でも頭を使いながらトレーニングを積んでいくのみです。

多くのボランティアのご尽力

大会運営にあたり、多くの方がサポートしてくださっていることを目の当たりにしました。その様子が節々でよく見てとれて、選手として全力を尽くすこと、安全に走り切ることが何よりの恩返しだと実感しました。走っている最中は全くそう考える余裕はないですが、ふと顔を上げてみるといろんなところに支えに回ってくださる方々の存在がありました。


ふるさとへの思い、より強く

「富山県がんばれ!」「富山!富山!」沿道からの途切れることのない力強い応援に、何度背中を押されたことか。皆さんとのつながりを感じるとともに、駅伝という形で県民の代表となれることを誇りに思います。ふるさとがあって良かった、改めて感じる大会となりました。

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須河沙央理

✓富山県南砺市出身 ✓利賀中→富山商高→城西大→会社員→オトバンク所属 ✓1500m4’25”03✓3000m9’30”14 ✓5000m16’27”54✓マラソン2:44’40” ✓レース中に右大腿骨が折れて30cmのボルトが入っていますが、気持ちは折れないことが強みです💪

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