「共感の世界」だけで生きると、人は成長しない。安易な共感癖をもたらす。
人ってやけに「共感」を欲しがるし、
「共感できる人」を探したがるし、「共感」すること、共感しあえる関係が全てみたいに思いたがるけど、
自分が共感できること、共感できる考え、共感できる人の中だけで生きていたら成長はないです。
多様性を認めるブームだけど、共感の世界にいる時点で「多様性を認めていない」ということだし、
「今の自分のままでいいです、一生」と意思表明しているということです。
共感するってことは多少なりとも価値観が合うってこと。
自分と似てる価値観、自分が受け入れられる価値観の中だけで生きていると、
自分の思考の外側の価値観を知ることができない。
新しい価値観を知ることができないということは、思考の伸びしろを遮断してるってこと。
共感の世界って、自分にとって非常に都合のいい世界。
自分の思考の中だけで完結しますからね。
全く共感できない価値観に共感する必要はないけど、
「こんな考え方や価値観なんだな。」と、理解することで生まれる思考ってありますからね。
共感しあえる人の中にいても、
なんだそれ??
ってことは起きないですからね。
なんだそれ??と思う人に出会った時ほど研究しがいがあるし、
「自分が想像できない世界を見ている人」って、間違いなく、なんだそれ??の価値観です。
共感の世界で生きてると、
スティーブ・ジョブズの名言とかに、
「わかるー!はげどー!」
とか言い出す。
なんでなん???
「量より質が重要だ。2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい。」
by スティーブ・ジョブズ
庶民がわかってる「ホームラン」とジョブズの言う「ホームラン」って絶対違いますよ。
「2本の二塁打」も、そもそも、
ジョブズの言う「量より質」
が、全く違いますよ。
共感の世界で生きてると、安易に共感するんです、マジで。
自分の価値観の中で思考し、自分の価値観がみんなと同じだと錯覚し、自分を知らないから、人の背景も考えないんです。
ジョブズの言う「量より質」って、ジョブズの見た景色を見た人にしかわからないですよ。
少なくとも、私はわからない。
世界的革命のiPodやiPhoneを作ったことないもん。
世界を革命した製品を作ったことないもん。
その私が、ジョブズの「量より質」がわかるわけないし想像ができるわけないんです。
それを理解したうえで、
ジョブズの言う「量より質」を体感したいな。と思う。
だから、次の一手を考えられる。
あっさり共感してたら、そこで終了。
自分の価値観が変化することがない。
価値観が変化しないと、憧れてる誰かには絶対に近づけないですよ!
庶民って、言葉だけを読んで、自分の価値観の中で受け取るけど、
それで、自分の価値観変わったん??
それで、自分の価値観疑ったん??
と、私は謎めく。
まんまと考えなしで共感する思考だ。ということを理解したうえで、
成長はないです。と、断言する。
「共感しあえる関係」って確かに必要だけど、
共感しあってそこに泥酔していたら、その関係は成長しない。
挙げ句には、
「共感してくれないと嫌だ!!」とか言い出す。
その価値観、ダサいね!!!
共感されて成り立つ商売って沢山あるけど、
それに満足してたら、そこで終わり。
だし、共感しかないってことは、
「相手の価値観の外側」を提供できていないということ。
私は、今の私の思考では、考えつかないことを教えてくれる人が好きだし、必要です。
「今の私」の価値観の外側を知ってる人の価値観を鵜呑みにすることが、成長への最短だから。
共感ばっかりしてても、共感ばっかりされてても、
「今の自分」キープするだけ。
そして、人が大きく変わる時って、
価値観が大きく変わった時だけ。
安易な共感は、考えなしの証です。
そもそも、自分がないから安易な共感をするし、知ったかもする。
そう、私が嫌悪する「知ったか」もプライドに安易な共感が輪をかけたもの。
私は、心底共感されると嬉しいけど、
安易な共感は、イラっとします。
「わからない」と言われる方が、尊重を感じますからね、お互いへの尊重を。
安易な共感って、人に何も与えないです。
そういう価値観だ。ということです。
価値観が同じ人間ばっかり集まっても、何も生まれないから、
個性
が生まれたんじゃないんですか?
だから、私は、個性を殺す兵隊教育が嫌いです。
キャリデ内で、ウェルスダイナミクス講座をしたんだけど、「共感できない価値観の人」がいかに必要かを、私は再認識したし、共感されない方がずっと多いですからね、
自分を生きていたら。
ロードやテンポの人の価値観は、共感できないけど、
受け入れられるし、共感できない価値観からの視点が必要。
ウェルスダイナミクスについては、また書きます!
ほんと、面白いし真髄がわかります。
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