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超ワーカホリックだった夫に、4ヶ月の育休を取った感想を聞いてみた。 #育休記録

※これは、夫の記事(産前産後で、本当に女性の愛情曲線は低下するのか。妻へインタビューしてみた笑)へのアンサーソング的な記事です。

タイトルの通り、超ワーカホリックだった夫に、4ヶ月間の育休を取った感想を聞いてみました。

ちなみに、育休前の夫がどのくらいワーカホリックだったかと言うと・・・

・出張ばかりで月の半分は家にいないときも
・仕事が佳境になると帰りは深夜2時3時、時にはホテル泊になったり...
・旅行でも常にPCを持ち歩き、私が寝ている間にオンラインMTGや作業

基本家にいても仕事のことずっと考えてるし、仕事してるし、食事や時間やお金の投資も「仕事のパフォーマンスを上げるため」というのが基準でした。

パーソナルトレーナーをつけたり、マッサージに行ったり、身体のメンテナンスを常にしていましたが、一時は整体師さんに、「身体壊れる一歩手前」と宣告され、文字通り命を削るようにして働いているような状態。

なお、仕事では超成果を出していて、本人も仕事に情熱を注いでいました。もちろん家事をやっている時間はないので(笑)、料理、掃除、洗濯などは私が担当をしていました。

それが育休をとってからは、

・東京へ行くどころか、外出はお散歩程度、バスにも電車にも乗らない
・授乳以外の育児は全部やる(沐浴、寝かしつけ、夜のミルクは完全夫)
・オンラインMTGが入っても、赤ちゃんを抱っこしながら参加

という、超育児中心のライフスタイルへ大転換。そんな夫に、4ヶ月の育休の感想を聞いてみました。

<松島家のプロフィール>
夫:宮城県出身、32歳。フリーランス。デザインコンサルファームでプロジェクトリードとして働いていた。現在育休(という名の無職)中。

妻:岐阜県出身、30歳。会社員。経産省への出向を経て、都内の企業に勤務。昨年11月に一人目を出産し、現在は1年間の育休中。

結婚後は都内(神楽坂)に住んでいましたが、妻さおりの妊娠を機に、神奈川県葉山町へ移住。一軒家で複数人の「拡大家族」と暮らしています。

実際に、夫にインタビューしてみた

(1)育休を取ってみてどうでしたか?

ほんとに最高でした。赤ちゃんの「はじめて」を妻と一緒に体験できるし、妻と体験を共有することで夫婦の絆も深まるし、何より、赤ちゃんが可愛くて、一瞬一瞬が幸せでした。

(2)育休中、具体的にどんな生活をしていましたか?

基本的に家にいて、授乳以外の育児はぜんぶできる状態で、妻と助け合いながら育児をしています。

お風呂と寝かしつけは僕の担当で、夜も、妻の睡眠を確保するために、僕が赤ちゃんと一緒に寝て(妻は別の部屋)、夜中のミルクを担当して、朝になったら妻にバトンタッチしています。オンラインMTGも、赤ちゃんを抱っこしながら参加したりしています。

ただ、家事はあまりやっていなくて、妻や、他の住人がやってくれています。料理はちょっとだけ作った時もあるけど、本当に稀にしかやっていないです。

(3)育休を取ろうというのは、いつから考えていましたか?

妊娠が分かる前から、育休は取るものだと思っていました。妊娠がわかったときは、もう「取る」ことは決めていたのですが、育休の「取り方」と「取る期間」は悩みました。

妻が実家に戻る(里帰り出産する)のかどうか、という話もあって。里帰りするなら、産後1ヶ月くらいは妻の実家の岐阜にいることになるので、じゃあその間は働いて、妻が戻ってきたら僕が育休をとって家にいたほうがいいのかとか。あとは、数ヶ月限定で、完全に仕事をしないのか、1年間くらい仕事量を減らしながら家にいる時間を増やすのかとか。

周りのママ、パパたちにもたくさん相談しました。

(4)育休で、仕事から離れることへの不安はありませんでしたか?

まず、男性にとって、仕事から離れるってとても怖いことだと思います。

でも、仕事はまたできるけれど、赤ちゃんが生まれた時に過ごすことは、その時にしかできない。2人目を授かれるかもわからないから、それこそ一生に一度しかないかもしれないですよね。

だから、人生にとって大事なことってなんだろう、と考えたら、育休を取るという選択しかあり得なかったです。僕はプロジェクトベースの働き方をしていたので、出産までにプロジェクトが終わるかどうか、というのは最後まで懸念していましたが(予想通りというか、11月に終わる予定のプロジェクトが1月末まで延びました・・・)。

それに、後任に新しい人がアサインされて自分の仕事が一時的になくなるとしても、それって、いつかはやってくることですよね。60歳で経験するか、30歳で経験するかだとしたら、30歳で経験したほうが良くない?と思います。何事も、リスクは避けるのではなくて、先に体験したほうがいいかもなと。

(5)育休について相談したとき、周りの人たちはどんな反応でしたか?

「育休を取る」と話すと、周りは「本当にいいね!」という反応でした。特に、ママさんたちはみんな、「最初の一年間は一生戻ってこないからね。」と、言っていて、最初の一年を赤ちゃんと過ごしたいという気持ちは改めて強まりました。

妻のさおりが、つわりで体調が悪かったり、はじめての妊娠で不安になった時には、他のママに、つわりの辛さや、産後の状態、旦那が何やってくれたら嬉しいのか、妊娠中にやっておくべきこと、なども聞きに行きました。

やはりママさんの体験談は参考になりました。

(6)妻の妊娠中にやっておいて良かったことは、何でしたか?

なんと言っても、検診に毎回行ったことです。

お腹がだんだん重くなったり、赤ちゃんが蹴ったりするのを感じられる妻とは違って、父親の僕は身体的な変化を感じられないです。だから、妻の検診に一緒に行くことで、赤ちゃんが大きくなったり、手足が生えてきた、とか、心臓が動いてる、というのを感じられたことが一番大きかったです。特に、「ドクドクドクドク」という心音を聞いた時には、(あ、本当に赤ちゃんがいるんだ!)と衝撃を受けました。

お腹の赤ちゃんに名前をつけたのも良かったですね。妻と二人で「うみちゃん」と名前をつけていたのですが、妻のお腹に「うみちゃーん」と話しかけたりしてました。名前があると、「いる」ことの実感が湧きやすいです。

「トツキトオカ」というアプリを夫婦で使ったのも良かったです。お腹の中の赤ちゃんが今どんな風に成長しているのか知れて、イラストやメッセージも可愛いくて。

(7)育休に向けて、準備していたことはありますか?

特になかったです。

というか、僕の場合、仕事をしていたときは、育休中の暮らしについてシミュレーションして何かを準備する、余裕が持てなくて...。成果出すことへのプレッシャーもあるし、仕事に集中したいから、頭のスペースを他のことに使うのは無理。「出産準備をいろいろ一緒に考えて欲しい」という妻のニーズもありましたが、育児中に何が起こるかを考え始めたらキリがないので、そういうのはその時に判断することに決めました。雑かもですが、どうにかなるだろ、と思っていました。「育休パパブログ」みたいなのは、一切読んでいませんでした。

一方で、妊娠中の妻のケアは最優先すると決めていました。だから、妻の体調を知れるように、検診へできるだけ一緒に行ったり、二人で整体師さんに行ったりと、専門家の意見を聞けるようにしました。あとは、つわりで満員電車が辛いときには、妻の職場の最寄り駅まで一緒に通勤していました。

(8)育休前にやっておいて、良かったことは?

葉山の今の家へ引っ越したこと、これに尽きます。

葉山は自然も豊かで、いるだけでリラックスできる場所だし、今の家も広くて気持ちいいし、東京からも1時間半くらいで来れるしで、場を開いたらみんな遊びに来てくれたんです。

人が来ると、僕たちも話相手がいて気が紛れるし、みんながご飯作ってくれるし、赤ちゃんも抱っこしてもらえるし、要らなくなった育児グッズを持ってきてくれたり、妻は先輩ママに育児の悩みが相談できるし、といいことだらけ。夫婦の喧嘩も減りました。しんどくなったら、海岸へ散歩にいけばいいのは楽です。

暮らしや家について「本当にいいね」って言われると、自分たちの肯定感も高まって、幸せでいられます。何より、いろんな人が赤ちゃんの誕生・成長を喜んでくれるのが、純粋に嬉しいです。「育児を二人だけでやっている」という感覚は、まったくないです。

(9)育休中、大変だったことは?

夜の睡眠が大変でした。最初の頃は、夜中に3回くらい起きるので、眠い身体を無理やり起こして、朦朧としながらミルクを作ってあげて・・・というのがキツかったです。

あと、さおりが腰を痛めたのをきっかけに、夜のオペレーションを見直したんです。最初は僕は妻と赤ちゃんと3人一緒に同じベッドで寝ていたのですが、これが妻にとっては、「赤ちゃんがちょっと声を出しただけで起きてしまい眠れない」「身体が緊張しっぱなし」など、大変だったみたいで。

僕としては、同じ場所で寝てるし、寝不足なのはお互い同じでしょ、と思っていたのですが、周りの人の話を聞いて、僕が思っていた以上に、妻は本当にちょっとしたことに敏感になっていて、赤ちゃんがピクッと動いただけで「大丈夫かな」と目が覚めてしまったり、僕が寝返りすると「赤ちゃんつぶれちゃわないように」と気を張っていたということが分かり・・・。

「3人並んで寝る」というのは僕に取って何にも代えがたい至福の時間だったのですが、今は、妻の睡眠時間を確保するために、妻には別の部屋で寝てもらい、赤ちゃんは僕と同じ部屋のベビーベッド。朝起きてからは、妻にバトンタッチ、という形に変えました。

(10)育休取ってみて課題に感じていることは?

育休の明け方、というか、育休の終わり方のデザインは考えてます。というのも、今は僕がいるのが当たり前の生活だから、妻の期待値が上がっていて、働きだしたら「なんでやってくれないの?」となるだろうなぁと思うんです。そこは難しいなと。今はいい意味で、育児は何でもやってくれる夫でいられるけど、それは育休中だから。仕事を始めたら新しいバランスにシフトしていくことになりますよね。

(11)これから育休を取りたいプレパパに伝えたいことは?

もし迷っている人がいたら、ぜひ勇気を持って育休を取ってほしいです。

まず、赤ちゃんの日々の成長を、間近に見られます。赤ちゃんが、手が動かせるようになったり、お風呂に初めて入ったり、初めて笑ってくれたり、歯が生えてきたり。パパもママと一緒に喜びを味わえるのってほんとに素晴らしいです。

それから、「育児ができる」と、その後も気持ちが楽でいられるんじゃないかと思います。よく年上のパパたちから聞くのは、産後に育児に関わる時間がないと、苦手意識もあるから、育児に関わる気持ちがより芽生えにくいと。更に、「あなた、産後の一番つらい時に、私を助けてくれなかったでしょ」みたいな、妻の心の声があって、妻からの信頼を得られていないから、何をやってもダメ出しをされちゃうと。

だから、早い段階で、育児は何でもできるという状態にして、しかもパートナーとの信頼関係を育休期間につくることで、その後もお互いが気持ちよく暮らしていける土台が作れるんじゃないかと思います。

更に、男性は、仕事を長期間休んだことがない人が多いですよね。女性は出産を機にいったん立ち止まざるを得なくて、仕事や人生を振り返ったりするから、育休後、仕事を変えたり、働き方を変えたりする人もいる。個人的には、男性も、育休後にまた元の働き方に戻るんじゃなくて、3ヶ月以上育休取って、自分のトランジション(変容・転換)の期間に位置づける人が増えたらいいなと思います。

(12)夫に育休をとってほしいと思っているプレママに伝えたいことは?どういう関わりをしたら、夫は、育休取りたいなと思ってくれたり、子育てを積極的に楽しんでくれるのでしょうか?

前提として、女性が思っている以上に、男性は女性の変化がわからないです。身体の変化とか、気持ちの変化とか、ほんっとに、思ってる以上に、わからないです。特に働きながらだと、仕事に集中したいし、他の要素に気を取られたくない。

だから奥さんの様子をきめ細やかにチェックして、何をしようか?とか考えたり調べたりすることは無理だし、女性の漠然とした「私の体(気持ち)を気遣って」は、すごく難しいリクエストです。

というわけで、「どうやったら夫がわかってくれるのか」と悩むのは意味なくて、旦那さんが「育休とってみたいな」「育児もっとやってみたいな」と自然に思ってもらえるのが一番いいと思います。

一緒に検診に行って成長を見守るなかで育児したくなってしまう、という状況をつくったり。産後、赤ちゃんの可愛さが感じられる育児(ミルクとか)をパパの担当にしてやってもらうとか。

まず何からやろうか、という状態だったら、知り合いの夫婦に一緒に話を聞きに行く、整体師の人に二人で話を聞きに行く、など、「話を聞く」ところからスタートするのがいいと思います。男性は、何かを「して」と言われるとハードル高く感じるけど、「聞く」のはハードル低いので。

身体的な辛さとか、育児家事とか、「旦那が」全部解決するのは無理だけれど、「いろんな人の」助けを借りるという関係性を妊娠期に作ることもできると思います。

ちょっと困ったらご飯作りに来る人、体のケアをしてくれる人、喋り相手になってくれる人、そういう人たちとの関係性の中で生きていく、育児していく、という風に、夫婦の関係性を開いていけたらいいんじゃないかな。

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以上、4ヶ月の育休を取った夫へのインタビューでした。
感想があったら、教えてもらえたら嬉しいです。

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saori

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「暮らしのリデザイン」をテーマに、結婚式、家族、子育てなど、自分たちらしいあり方を模索してきました。現在は、育休を取りながら、葉山での拡張家族生活をしています。サポートは「暮らしのリデザイン」の実践・発信のために活用させていただきます。

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saori

かぞくのこと。くらしのこと。しごとのこと。 life is about creating yourself.

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