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合格発表

京大理学部生物科学専攻、






合格してました。(とてもあっさり)

各所には既に触れ回っていて書く気が無くなりかけていましたが、報告です。もう試験から半月以上も待たされて気が狂うかと思いましたね。ほんと長ぇ。生殺し。

とりあえず今は第一種奨学金の申し込みをする前段階で、これが通れば真のハッピーエンドです㊗️🎊🎂
第一種は噂によると入学試験の成績が上から半分以上の人でないと申請が通らないらしい(※京大理学部は)ので、運だけで通ってしまったであろうドンケツの私は諦めております。
でも通ったらいいな。
在学中の研究成果次第では返納が免除されるらしい。修士の2年だけでも100万ちょい免除になったらかなりデカいよね。

で、受かった感想としては正直まったく
スゲェ〜!!!受かった〜!!!!!うおおおお〜!!!」って感じではなく、むしろ「え、、、、、受かったん、、、、マジで、、、、何かの間違いでは、、、、???」と超疑ってた。何十回も番号見た。
その翌々日に合格通知を郵便で受け取るまでは全く安心できてなかったです。(だってそんな大した勉強してない)

今の研究室の先生にも合格の報告をしに行くと、「良かったね」という言葉と同時に言われたのが

「まァ京大行ったら周りの地頭の良さにビックリすると思うわ。笑」

オイオイ~?

遠回しにディスられてな~い???

だが悲しいかな、否定はできないのです。
私は生まれて此方1度も賢そうに見られたことがないし、理転して研究室に通う今も、ADHDアクセル全開で常人では考えられないミスを連発して准教授に頭を抱えさせる始末。

そんな私が京大(院)へ????

強制送還されない???

大丈夫???

ここ最近の私は、周りからの温かい祝福ムードとは真逆に、「なんてこった、受かってしまったからにはこのままじゃダメだ。さてどうしよう。」という莫大なプレッシャーと不安を抱えていた。圧倒的に 喜び<<<<<<事の重大性。

「すごいね~優秀なんだね~」などと言われる度に「ホンマに優秀やったら良かってんけどな、、、」と暗黒微笑を浮かべる訳にはいかないのでニコニコ笑ってありがとうと返していたが、周りからの期待とは裏腹に実験は初歩的なミスで失敗するし、先行き不安でしか無かった。このままでは研究者としてではなく歴代最強のバカ院生として名を残してしまうのでは?という恐怖に震えて眠れぬ夜を数えた。

京大院試に合格してここまでナイーブになる人間もまあ珍しいと思うが、それほどまでに私は自分の実力に自信がなかった。ここぞという時の自分の勝負強さは自覚していたが、そのほとんど全てが本当に運が良かっただけの勝利で、今回もそうだ。私は運だけは強い。だが、ただそれだけだ。
さらにそろそろそのツケで何か大きな病気や事故に見舞われるんじゃないかといらん心配をする羽目にもなっている。

「何がどうなってここに立ってるんだろう。
運だけでここまでなんとかやってきたが、
これからはどうか?」

その答えは自分ではなく、友人達がくれた。

院試を終えて久々に会った高校や大学の友達は、みんな「久々に会えて楽しかった!ありがとう!」と言って笑顔で帰って行った。

どんな励ましや応援のメッセージよりも、その笑顔と言葉だけでほっとする。私はこのままでいいんだと思える。これが私にとって一番の肯定であり救いだ。「しゃんとしろよ、胸張れ。」と背中を軽く押されたような、とても不思議な力が湧いてくる。

これから待ち受けるのがかつてなくポンコツな自分との孤独な戦いであったとしても、彼等の存在がある限りしっかり歩いていける気がする。
それに、私にこのような素晴らしい友人達がいるのはきっと運の力だけでは無いんだろう。それはただひとつだけ確かな事実だ。
これからもどうぞよろしくお願いします。


さて、長かった京大院試物語もこれで終わりです。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。これからは卒研を穏便に進めて、来春無事に入院できるよう頑張ります。

これからは理系院生のたまごとして、少しずつ研究の話も書いていけたらいいなと思います。

それでは。

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