NPO法人がたくさん立ち上がる社会って幸せか?
北九州市市民活動サポートセンター イノです。
昨日夕方以降で団体の設立相談のようなお話に三団体の方々にサポセンにお越しいただきました。
最初の方は、ホントざっくり言うと
自閉症などの障害のあるお子さんのいらっしゃるご家族の、さまざまな体験活動を応援する
というような活動内容です。
専門相談員の大久保さんにご対応いただきながら、私は一緒にお話を聞かせていただいていました。
専門相談については、こちらを
ちょっと前も似たような設立相談もありました。
そういう想いってすごく素敵だなって思いますし、支えていかなきゃ!って思います。
そのあとも入門説明会に2団体の方がお越しいただいていていました。
そういう意識を持った方々が増えているなぁって実感します。
相談が終わった後で、専門相談員の大久保さんと少しお話ししました…
内容は…
「NPOがたくさん立ち上がる社会って正常なのか?」って話…
(今日の本題はココ!)
なんか、最近まであまり深く考えてこなかったんですけど…
確かに…
NPO法人のみなさんっていろんな社会課題の解決のために立ち上げ、活動をしていくんですよね。。。
それだけ意識の高い人たちが多いというような指標に見られ、市民のみなさんが自主性をもって活動するって素敵なことだと捉えられるように感じませんか?
ただ、一方で、その分困っている人や、事象が顕在化していってるってことも考えらえますよね。。。
例えば…
北九州市では、子ども食堂が現在50か所くらいあって、これを各小学校区に一つ、140箇所位まで増やしたいというような目標が掲げられています。
だれも取り残さないように…って言う理屈はわかります。
地域の交流の場として、機能していることも理解はしています。
それはそれで、必要だと思うんです。
ただ、子どもの貧困対策や、孤食の解消みたいな側面だけで見ると…
そんな子たちを救える場を増やす必要もあるのでしょうが…
そんな子たちが居なくなるような…
普段から、子どもたちは、ちゃんと居場所があって、
あったかいごはんが
誰かと、
楽しく
お腹一杯、食べられる…
そんな世の中の方がいいと思いません?
そんな世の中を目指す事を忘れちゃダメなようにも思います。(忘れてるって言ってませんから...😅)
ただ、役所の中で仕事してると、目の前の数値目標みたいな事に意識が行ってしまいがちになるんですよね…
ホントは、
そんな世の中でないから、いろんなNPO法人の方々に活躍してもらわないといけなくて
サポセンは、そんなNPO活動がしやすい仕組みを整えて行かないといけないんですよね
対処療法的な事だけじゃなくて、根本的なところも意識しておかないといけないような気持ちになりました。
大久保さんがおっしゃっていたのは、自分たちみたいなNPOは社会課題が解決すれば、なくてよくなるんだから。。。
というようなことをおっしゃっていました。
至極納得!
自分はそこまで考えが至ってなかったので、また少し新たな視点も得られたなってお話でした...
そうそう、ご相談いただいた方は
「すごく来て良かった!」って言っていただいて、「北九州にこんな相談に乗ってもらえるところがあったんですねー」
っておっしゃっていました。
んっ?これって満足していいコメントか?
やっぱり情報発信は大切ダナってことも改めて思ったりもしてます😅
イノ
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