見出し画像

いよいよ始まりました! NPO活動体験プログラム


北九州市市民活動サポートセンターです。
NPO活動体験プログラムの4つの団体の一つである、NPO法人日本アニマルケースワーカー協会さんの体験プログラム(全4回)、先ずは、第1回目のレポートです。

 NPO法人日本アニマルケースワーカー協会さんは、門司区の丸山町で「保護猫カフェもりのねこさん」を運営しています。
 第1回目は、もりのねこさんで、オリエンテーションを行いました。
 参加者10名(高校生8名、社会人2名)の猫が好きだったり、興味のある方が集まっています。

 

最初に小難しいけれど大切なこと

冒頭に少しお時間いただき、参加にあたっての承諾・同意内容の確認や今回加入してますボランティア保険についての説明をしました。
 すべての活動に共通しますが、安全に何事もなく無事活動を終えることが一番です。
 そのためには、活動中はスタッフの安全指導に従うこと、活動中の事故等の補償についてボランティア保険の範囲内での補償であることやスマートフォンの使用、撮影についての制約、主催者の許可なくネット、印刷などでの公開は厳禁など、参加者と受入れ団体(NPO法人)、ここではNPO法人日本アニマルケースワーカー協会さんの双方で確認しておくことが重要となります。
 加入しているボランティア保険の内容の確認も行いました。
 社会福祉法人全国社会福祉協議会のボランティア保険の令和4年度【新設】特定感染症重点プラン、年間保険料550円のタイプです。
 小難しい話しが終わったところで、ようやく、NPO法人日本アニマルケースワーカー協会会長の西原さんへにバトンタッチです。

プログラムの話


今日のオリエンテーションの流れや10月、11月、12月のプログラムについての説明。どのようなことをして、服装は?持参するものは何?集合場所など一つ一つ確認しました。

活動内容やプログラム内容の説明を受ける参加者たち

団体の活動内容の話


1 犬猫も人と同じ命
2 家族だもん ずっと一緒に
3 殺処分ゼロではなく不幸な命ゼロ
4 高齢者社会へ柔軟なサポートが出来る仲間を増やそう
  どこにも行き場の無い子達や処分されてしまいそうな命を助けケアをしながら新しい家族を探す取り組みをしています。
  西原さんからの保護の実態を聞く参加者、ちょっと切なく、重いお話しを真剣に受け止めていました。

活動内容の紹介


小倉城お堀での譲渡会


毎月第1、3日曜日、第4木曜日
「暑い時期や寒い時期など人間でもつらい時期は行ってません。」
「うん。うん。」と首を縦に、妙に納得、わかり易い説明です

お待ちかねの実習です!


  
シェルター(保護猫カフェ)内の見学
  現在、89匹の猫を保護しているとのこと。
扉を開けると、先ず嗅覚に訴えかけられました。数が多いと匂いもそれなりにします。思わず一瞬ひるむものの、猫たちの愛らしさにはかないません。

  猫との接し方や掃除方法を教わってから、実習をみっちり1時間半、参加者みんなで頑張りました。本当にみっちりです!
  猫アレルギーで触れない参加者には、別メニューで、こちらもみっちり。

猫との接し方やお掃除方法を学ぶ


トイレ掃除頑張ってます


カフェで使用するシールを作っています



  NPO法人日本アニマルケースワーカー協会で、実際にボランティアされている方には、様々な方がおられます。大工仕事が得意だったり、手芸が得意だったり、猫アレルギーで触れられなかったり、まちまちです。個々の得意分野で出来るお手伝いをされているということでした。
 「保護猫カフェもりのねこさん」の建物は、築100年を超える古い日本家屋を自分たちの手で改修して使用しているとのことでした。
確かに言われて見れば、間取りや天井、建具など歴史を感じるものでした。

課題について


  
手をハンドソープで洗ってから、課題の説明・アンケート(感想文)の時間です。動物愛護活動、動物ボランティアをといっても幅が広く、それぞれの立場かや考え方から見えてくる課題があるはずです。
  この課題についての発表の場を11月27日開催の北九州どうぶつ愛護フェスティバルとし、それぞれの思いや啓発について展示物の作成が与えられました。
  高校生グループが2つと社会人の方は個々で作成してもらうことになりました。第2回目の体験の譲渡会体験後、4つのグループは、どのような発表を作るのだろうかと、今からとても楽しみです。

アンケートに取り組む参加者たち

参加者のひとこと
・生命をあずかるということは、覚悟がいることだと感じました。
「保護」という言葉に少し不安があった。家で飼っている猫と何も変わらず可愛かったです。
・人懐っこい猫、臆病な猫、片足の無い猫、病気の猫などいろいろな猫がいるが、どこ猫も可愛いです。
・生き物を飼うことの責任の重さを感じました。
・本活動の大切さをしっかりと受け止め広めたいと思いました。

 NPO活動体験プログラムは、今回、初めての取り組む事業です。試行錯誤しつつ今日の日を迎えました。
 ボランティアを受け入れるNPO法人さんとNPO活動体験プログラムに参加される方との2つの視点で、準備が必要であることを実感しています。また、参加者が高校生などの未成年者の場合は、保護者の同意など更に気をつけておかなければならないことが加わることも痛感したところです。
 何より、安全に何事もなく無事に全プログラムが終了し、皆さんから参加して良かったの声を聞くことができればと願うばかりです。

とがみん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?