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出張アドバイスを実施しました

明日はハリーポッターの新作ゲームが出るとのことでウキウキのあんbeです。
私にはマンガを除きあまり本を読む習慣が無いのですが、ハリポタは全作発売日に読みました。なかなか分量は多い本ですが、読み易いので未読の方は是非!
中学時代に留学生とハーマイオニーが可愛いという話で仲良くなった思い出が懐かしい…

出張アドバイスとはなんぞ。

さて、先月末、昨日と『出張アドバイス』を実施しました。
出張アドバイスとは、福岡の認定NPO法人アカツキさんを専門家として法人に派遣し、法人の課題解決のお手伝いをする事業となっています。
アカツキさんはNPO法人の事務・内部コミュニケーション・ファンドレイジングの伴走型コンサルティングを行う法人です。

アカツキさんが何か答えを与えるものではなく、法人内のコミュニケーションに第三者が入ることで、自身の強みや弱み、今後の方向性を掴む糸口を見つけませんか?というものになります。

今年度は2法人、ALLOKさんとスコーラ・デ・バンビーニさんに行ってもらいました。

協力のテクノロジー(ALLOK)

ALLOKさんは今後の事業の方向性についてのご相談。
昨年末に開催した法人運営セミナー『協力のテクノロジー』の内容を基に、今後の事業の効果的な実施方法について、分析しました。

協力のテクノロジーでは、各主体の課題や目的を整理し、それらが同時に達成でき、各主体が活躍できる舞台を設定(相利を開発)します。
この日はアカツキさんと一緒に相利評価表なるものを作ってみました。

この相利評価で難しいのは、舞台の設定もさることながら、参加主体の分析にあると思います。
分析のために主体が抱える課題の調査をするのですが、例えば、聞き取りをするとして、本人が本当のことを言っているかは分かりません。また、本人が自身を正確に把握しているとも限りません。更に、活動に好意的な層は聞き取りに応じてくれるかもしれませんが、そうでない層にはそもそも接点が少ない等で聞き取り自体ができない可能性があります。

そこでやはり、ある程度仮定を置いて相利開発し、あとは実際に活動を行う中で試行錯誤する必要があるとのことです。
なので、一度相利評価表を作って終わりではなく、活動のステージが変われば再分析が必要になるかもしれません。

北九州で言えばパトランが上手く相利開発している例です。
ランニングという活動を通じて、ある人は走ること自体、ある人はダイエット、ある人は人との繋がり、地域は防犯…等とそれぞれ異なる目的を達成することができるように設計されています。

ALLOKさんの相利評価表はこの日は完成しませんでしたので、後日団体内で話しながら作成するとのこと。
出来たら見せてほしいのですが、恥ずかしいからダメだそうです(´;ω;`)

パトランのようにドンピシャ上手くいくことのほうが珍しいのかもしれませんが、相利評価を一つの手法として、活動を拡げていっていただければなと思います。

事務体制整備(スコーラ・デ・バンビーニ)

スコーラ・デ・バンビーニさんは特例認定を目指したいとの目標をお持ちで、認定申請前に事務体制をチェックするため出張アドバイスをお申込みいただきました。

アカツキさんのサポートでは、独自に開発した法務・労務・会計・税務…etc.に関する60項目ものリストを基にチェックしていき、後日健康診断のような形で結果を受け取ることができます。

健康診断というのが言い得て妙ですね。
病気じゃなくても、今後罹患するリスクが高いよ~つまり、現状では支障がなくても、重大な法令違反や事務ミスに繋がる恐れがあるよ~っていうところまで分析してくれます。

チェックリストの具体的な内容はアカツキさんの版権に関わるのでご紹介できませんが、多くの法人に当てはまるのでは?と思ったのが、定款って超大事ですよってことです。

これは事あるごとにお話させていただいていることですが、
法人の目的や事業に始まり、役員の人数や決め方、役割、総会・理事会の開き方、総会・理事会で決められること、議事の書き方等々、『私たちはこうやります!』という事柄が書いてあります。

が、確認不足であったり、実務上定款通りだと不便だからと、そのとおりにやっていないことが多々あるように見受けられます。

定款は法人のルールでありますから、
自身の身を守るためにも、公務員にとってのポケット六法のように、小さく製本して肌身離さず携帯していただきたい…
というのは冗談ですが、

法人が法人であるために、規定を守って活動するように、また活動出来ているかを都度確認いただきたいと思います
一方で、ルールが法人の実情に合わないのであれば、実情に合わせて変更するのも一つの手です。
定款変更のご相談はサポセンまで!

おわりに

基盤整備ってとても大事です。
自分達ではしっかりやっていると思っていても、現状で問題が起きていない、または問題を問題として認識していないだけだったりします。

特にNPO法人は小規模でやっていることが多いので、会計等に通じた人材がいなかったり、また税理士や行政書士といった専門家に委託する資金もないケースが多かったりします。
また、会計は税理士に任せっきりで法人自身は全く把握していないなんてこともザラにあります。

法令違反は言うまでもなくアウトですが、自身の法人の有り様を正しく知るためには事務を正しく行い、また団体内部のコミュニケーションを活発に行う必要があります。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の言葉があるとおり、敵(課題)ばかりに目がいっていると、己(法人の人的・金銭的資力、経験)を見誤り、無謀な挑戦をしてしまい、いたずらに疲弊することになるのではないでしょうか。

『出張アドバイス』は、来年度もどこかのタイミングで実施する予定です。
詳細未定ですので、キラキラネット等でのお知らせをお待ちください。
内部の課題を上手く解決できないな~と感じている団体さんは是非ご活用くださいね~!

偉そうに語ってしまいました。
では。

あんbe

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