同人誌を作った話

そうだ、同人誌を作ろう

ツイ廃野郎の私はアカウントを4つ持っている。前は5つだった。
絵を描くのも趣味なのでイラスト用のアカウントを持っていたのだがジャンルがごちゃ混ぜになるから作品ごとにアカウントを分けるオタクが居る。私もその中の一人だ。

5つ目のアカウントは接客業をしていた頃、客に殺意を抱いた時用に愚痴アカウントを用意したのだがあまりの暴言と過激ぶりにTwitterくんの方からロックが掛かり「このツイートとこのツイートを消しなさい。そう、それでいい」と泣きながら暴言のツイートを消した。それからはそのアカウントは消した。役立たずめ。


2021年の事だ。
某界隈のフォロワーさんが某キャラの誕生日オンリーイベントをやると言いオンラインで開催される事になった。参加費はスペース代の500円のみ。
ピクトスクエアというオンライン即売会が出来る機能を使ってでの開催だった。

私の周りのフォロワーさんは出る気満々で、新刊を用意するなど意気込んでいた。私も高校時代はイベントに参加したことがあったがコピー本を出しただけで本を出すのは本当に学生時代ぶりだった。
ちゃんとした製本をした事が無かったのだが、これを機にやってみようと初めて小説同人誌制作をしたのだが、申し込んだのが本当にギリギリだったため納期が3日しかなかった。

自身のサイトにアップされた長編の小説を加筆して本を出そう、と思い作成を始めたのだがとても地獄でした。

小説のルール

小説を書くのにはいくつかルールがある。
三点リーダー「・・・・・・」と、点の数が決まっていたり「?」を使った後はスペースキーで余白を作るなど。

適当に趣味の小説を書いていたのでそんなルールはガン無視だったのだが、いざ製本するとなるとこの辺を修正しなければならない。
ひたすらコピペして加筆して修正の繰り返し。

本は何ミリになるのか?やら表紙も作らなくてはいけなかったのでiPadを引っ張り出して表紙を作り、印刷所のトンボに沿って表紙と裏表紙目次などを作った。
ほぼ寝ずに作業して3日ほどで入稿。周りのフォロワーさんからは仕事の速さに定評があったが今回はさすがに早過ぎたためドン引きされた。

A6サイズの文庫本、ページ数は168Pとなかなかいい感じのものが完成した。いざ当日になってドキドキしながらBOOTHの販売開始ボタンを押すと見事に完売してくれてホッとした。(元々そんなに刷ってなかったのもある)

ウィーダーインゼリー生活をしていたためおかげで体重は落ちたが「もう二度と本なんて作るか」と決意したのにまたふとしたネタが思いつくと「本作りてぇ」と気づけばアプリのメモ帳を開いている。

よく子供を産んだお母さんが「産んだ時は痛すぎてもう次は無いと思ったが2人目を産んでた」と言うが、例えるとそんな感じだ。同人誌は我が子なのだ。

余談
ちなみにPCではなくアプリで制作。
縦式というアプリめちゃくちゃいいぞ。
印刷所はシメケンプリント様

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