さら

・幼稚園教諭、保育士(情緒の発達について公開研究保育等をして、主に幼児を担任) ✨知…

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・幼稚園教諭、保育士(情緒の発達について公開研究保育等をして、主に幼児を担任) ✨知育玩具インストラクター2級・キッズトイインストラクター2級を取得 ✨ヨーロッパのおもちゃとアナログゲームを中心に子育て中 子どもの記事を書いています🍀

最近の記事

新学期

年中の息子の新学期が始まって3日たった。 夏休み楽しかったと何度も言ってくれ、ちょっと名残惜しそうだったのが可愛い。 園生活が始まると、わたしは夏休みほどは大胆に時間を使ってあげられない。仕事や園生活が待っている朝は時間通りに出発しなくてはね。 夏休みは支度等何でも自分でやってくれたが、園生活が始まると当然そんなことはない。 「抱っこして〜」「お手伝いして〜」「食べさせて〜」とすっかり甘えん坊に… 時間に制約がうまれると「自分でできるでしょ!」と言いたくもなるが、それ

    • 息子とアイスクリームの乱

      今日は暑かったので、珍しくおやつに少しのアイスクリームを出してあげた。おかわりしたいと言うだろうなという予想で、適量だと思う量の半分を出した。 「冷たい♡」と言いながも嬉しそうに食べる。食べ終わると「もう1回食べたーい!」とお皿を差し出した。「おいしいよね、ママもアイス大好きだよ。」と答えるとにっこり。 それに加えて「アイスを食べすぎるとおなかが冷えて痛くなるから、おかわりは1回にしようね。」と声をかけると「うん!」と笑顔で答えた。 さて、おかわりを食べ終わった息子。そ

      • 3歳の反抗期

        2歳も後半に差し掛かった頃、息子は朝の支度前に「嫌!」ではなく「遊んでからやりたい!」と言うことが増えた。 それからは「こっちきて!」「ママが決めた支度の順番ではやらない。」「トイレには行かない。」と次々に要求を言うようになり、挙句の果てには「支度なんてしなくても良い。」とまで… イヤイヤ期のあとにやってくる反抗期、2〜3歳は親にとっては本当に骨の折れる時期だ。 この自我を発揮する息子への援助を考える時に、以前物の貸し借りをテーマにしたnoteで扱った「幼児期は自分の心

        • 子どもの小さな成長を見つめる

          前回の記事で、息子の初めての母子分離について書いた。あれから2回登園をしたが、園でお別れをする時にはまだ泣いているし、相変わらず室内遊びは不参加で見学をしている。 一見変わらないように見える息子。帰りがけに他の保護者に先生が「よく遊んでいました!」なんて声をかけていると、うちの子はいつまで泣くだろう…なんて何とも言えない気持ちになる。 しかし3回目の登園後、息子の帰宅時の発言の記録をしていて気がついた。息子は毎回ぐんと成長した姿で、私の前に現れ続けていたのだ。 それは帰

        新学期

          片付けしない!

          息子は先週からおもちゃのお片付けをしなくなった。今までは声をかければ取りかかってくれていたのが、「ぼくはやらない!」のあと完全に無視。 日々時間に余裕のないわたしにとっては勘弁してもらいたい成長の1つだ。 しばらくは息子のその反応に慣れなくて、出たい時間に家を出られないばかりか、声かけに生意気を返されたりと、非常にイライラした。 親にも事情がたくさんある。子の成長のタイミングとわかっていても、イライラするものなんだなと改めて思った。 早くこのひと山を越えたくて、必死に理由

          片付けしない!

          親子の時間と初めての預かり保育

          2歳前半は週に3回程度午前中は何かしらの集団に所属していた息子。 また、毎日の日課の公園では複数の友だちと親しくなり、物の貸し借りや同じ空間を共有しての遊びが定番となり始めていた。 しかし、2月に幼児教室に行ったのを最後に、3ヶ月半の自粛生活。人との関わりが激減していた。 そんな時に最初に行くこととなったのは、プレこども園。本当は親子で参加する予定が、このご時世なので最初から母子分離となった。 以前のnoteを読み返す。息子は初めて集団に入った時、わたしを基地に部屋を観

          親子の時間と初めての預かり保育

          息子の戸惑い

          息子は5月から親子教室に通っている。 月1〜2回と回数は少なめだが、集団生活を体験している。1年の折り返し地点まできて、息子はもちろん、私も色々勉強させてもらった。 親子教室に入る頃、私は、息子は一斉活動で、ひとまず座っているだろうと見ていた。定期的に行っている読み聞かせ会等も座ってじっとしている様子が見られていたからだ。 だから、照れ屋な息子が手遊びや踊りで自己表現する姿が見られる様に応援しようと思っていた。 しかしながら、ふたを開けると息子は周りのお友達と共に走り

          息子の戸惑い

          心が楽になる理屈の話

          息子は最近お散歩中、または公園、家の中どんな所でも山や段差を見つけたら喜んで登ることにチャレンジする。 危ないよと声をかけられようと、どこ吹く風。こちらばかりが、ヒヤリとしてばかりだ。 親としては怪我をして欲しくないので、早急に降りてほしい。しかし、公共のルールに反していなければそこはジッと近くで見守ることにしている。 子どもはその時期ごとに「習得したい動きや身体の使い方」があって、それを一定期間繰り返し練習する。 例えば、息子は一時期はセッセとペットボトルのラベル剥

          心が楽になる理屈の話

          物を貸す、借りること

          先日2歳になったばかりの息子が園庭開放で、友だちにおされておもちゃを持って行かれていた。 友だちの親は不在だったので、どうするのかな?とちょっとワクワクしながら反応を待つ。(息子ごめんね😂) 結果は、こちらを見て苦笑い。初めての事にただただ驚いたようだった。 「驚いたね。」と言ったら「驚いた!」と目を丸くして繰り返す。 何か行動や共感がほしいと言うよりは、わたしに助言を求めている様だったので「"使ってるよ"と教えるのはどうかな?"」と話した。 なるほど、と意気込みを

          物を貸す、借りること

          「自分でできる」小さな安心感

          食事の準備をしていると、よく息子がキッチンにやってきて私に絡みついてくる。 しばらく抱っこしたりお話しても気持ちが解消されない時は、気分転換と体験を兼ねて食器を運んでもらうことがある。スプーンやコップからはじめて、最近はご飯やおかずが入った物も。遊びとは違った新鮮さや、頼られる喜びがあるようで、とても喜んで行っている。 でも、時折張り切りすぎて、食べ物等をこぼしてしまうことがある。 そんな時息子は「あーあ…。」と大袈裟にしょんぼりした後、わたしを見る。「大丈夫だよ。

          「自分でできる」小さな安心感

          朝の遅刻と子どもの心

          もうすぐ2歳の息子は親子教室に通っており、いつも会場に入れる時間ピッタリに入る。支度をして、少し遊んで、一斉活動が始まる。 でも今日は行く前に突然雨が降り出したので、後ろから数えた方が早い、ギリギリの到着だった。バタバタと支度をして、遊び始めたらすぐお片づけ。お片づけこそ受け入れたものの、息子は一斉活動中ずっと立ち歩いていた。いつもと様子が全く違う。 遅れて教室に入ったことは、息子の心に小さな波を立てたようだった。 私は幼稚園に勤務している時に「9:00からの保育の為に

          朝の遅刻と子どもの心