20230122 コントラアルト

なんか動悸がしている。雰囲気としてはカフェインを摂りすぎたときによくこの動悸・手足の冷え・空回りするやる気、みたいな症状が高確率で出るんだけど、今日はそんなにコーヒーとか飲んでないんだよな、なんなんだろう。落ち着くために声オタク用コーネリアスのプレイリストを聴いている。深呼吸してやるべきことをやろう。あとはちょっとラジオとか聴こう、肩に力が入っている気がする…

小山田版ブギバ最高だな…小山田さんの声を聴きすぎてもはや最初に聴いたときの、これどっちが歌ってるんだ????という困惑が思い出せない。考えてみればフリッパーズギターにしてもライブ版と音源版の歌が違いすぎて、(だからフリッパーズはライブが弱いとか言われてたんだろうな)これどっちがヴォーカルなの?と最初の方は思っていた気がする。今逆にあの初見の時の気持ちを思い出したい、あの、これだーーーーー!!!!!というびびっと来る感じをまた味わいたい。そのレベルでスゲーーー!!!!!ってなったのってフリッパーズギターと君島大空の遠視のコントラルト、South Penguinのvitaminくらいかもしれない。いや、遠視のコントラルトは本当に本当にめっちゃくちゃに良い曲…あれ以上に美しく儚いロックを私は知らないですよ…あの間奏の左右に定位が触れるところすごいよね、視界にノイズが入って見えてる世界が歪む感じ…

「コントラルト」ってなんとなくコントラスト的なビジュアル関係の用語だと思ってたんだけど、コントラアルト:女声の最低音パートのことらしい。これすごくない??あの曲で「君」に関する描写ってすごくもやもやとしていて、そこになんとなく日本文学に出てくるファムファタールっぽい女性像を感じて好きなんだけど、そこに「女声の最低音」の情報が入ることですごい解像度が高くなる気がする。顔も言葉もうまく思い出せないけど声だけ覚えている、みたいな…
あとこれは個人的な好きの話だけど、近づいたものが見えなくなることを「遠視」って表現するのすごいいいな、「髪を梳く手が横顔に触れて~揺蕩うその眼には狂ったような振動が見えた」ですごく近距離な世界を書いておきながら遠視だから近いものは見えてない、っていう…わかんないけど…

なんか古いインタビューがあった!バンドセット始める前か…


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