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女性の余波こそ強靭なシェルター/磯山さやか写真集感想文

磯山さやか写真集感想文

◇まずコレ叫びたいレビュー◇

☑️何気なーい一コマを撮ってるようで、実はすっごいバランスの取れたポージングの数々♡ナチュラルこそテクニックがモノを言う‥。たしか本に付いてた帯文は「ベテランなのにかわいい」。まさに。

☑️ふんわりー、健やかなおなかが見放題。柔らかそうなのにたるんでない!バキバキに鍛え上げるよりよほど維持するの大変なのでは‥。この腹を見たいがために写真集買う人どれ程いるか‥私もその一人。眼福。

☑️いそっちの背中が好きです!まろやかー。お肉のつき方がまんべんなくてキレイ。歴史詳しくないけどベルエポック感。この背中の上でピクニックしたい(すいません)。


◇ひとりよがり感想文◇

帯文【女性の余波こそ強靭なシェルター】

男の人が女の人のカラダを見つめる時、
じんわり湧き上がってきてしまう罪悪感という
自然現象に対して、いかに女の人はどっしりと
しらんぷりが出来るか、
あるいはその罪悪感こそが全ての文化の
トリガーなんだよとくすくす微笑みながら
もてあそんであげられるか。

そんな風に男の人が自分の中のオトコノコを
目の前の女の人に"遠隔ヨシヨシ"してもらったら、
どれほどの深さと高さの快楽と癒しを味わえるのかな。

この写真集にうつってるいそっちを、
じっくり見てるとそんな事を思いました。

 

鎖骨が鎖骨である事に喜んでて

おへそがおへそである事に満足してて

おっぱいがおっぱいであることにご機嫌でいる。

いそっちのカラダってそんなカラダ。

パーツ全てがしっくりと充足してる。

きっと本人がじっくりと自分自身を
芯から愛でていないとあんな完成のしかたは成り立たないわー

 自分自身のカラダをじっくりと愛でてきたカラダは
だから細胞単位でふんわり肝がすわってて、
ざらざらした罪悪感をなつかしいアルバムのように
歓迎して受け入れてくれる。
それってもう、男性からしたら根本からの救済以外の何ものでもない。

年季の入ったいたたたまれなさを
さらっともてあそんでくれる。

手持ち無沙汰な視線をかわいがって
ナデナデしてくれる。

ここで安心して溺れていいよと
安らかに飼い慣らしてもらえる。

それがイソッチのカラダの集大成による
余波なんだと思いました。

女性の余波こそ最も強靭なシェルター。

手のひらでくつろげる罪悪感。
そんなまさかと思うようなスペースを、
どっしり確保してくれる写真集。


写真:磯山さやか「milimili」より引用
#写真 #グラビアアイドル #アイドル #磯山さやか #エッセイ #コラム

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