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お問い合わせが来る仕事用サイトを作るには

ほとんどのお仕事をWEBからお問い合わせいただいています。
私がインターネットとの相性が良かったこともありますが、大阪とはいえ地方住まいといった状況から「ネットで営業できるならそれに越したことはない」と思って試行錯誤してきました。

本サイトに掲載している仕事用サイトの作り方を再編集してちょこっと書き足してまとめてみました。・・・つもりが、割とほぼ新記事になっています。

WEB営業オススメしていますが、概要だけ記載しています。細かい所までは調べながら自己責任でやってみてくださいね。

多くの人に見られるサイトづくりを心がけています

どんなに素敵な作品でも沢山の人に見られなければ仕事は来ません。

私の場合は作品を見せるのはもちろんですが、まず沢山の人に知ってもらうためにブログの運用を進めてきました。

WEBサイトで営業できると起こる嬉しいこと

・遠隔で仕事ができる
大阪に住んでいますが、大阪以外からのお仕事が多いです。北海道から九州まで仕事のお問い合わせをいただきました。・・・沖縄カモン!

・私の事を知った上で問い合わせして下さる
WEBサイトに掲載している情報で、ある程度わたしの事を知ってる状態で問い合わせが来るので、その後の話もスムーズに進みやすいです。

・想定外のお仕事も来る
専門学校講師や登壇、ブログ記事からの寄稿など、描いて提供する制作のお仕事以外の自分では予想しなかった仕事も来るようになりました。

・24時間営業している状態
いつでも最新の作品が見れて、いつでも問い合わせできるので、クリエイターを探す側も仕事を受ける側も都合の良いタイミングで繋がれます。

・過去の事例や記事を使って説明がしやすい
取引先と打ち合わせ中に、過去の事例としてWEBサイトを見てもらう事があります。リアルでもネット環境があれば動画をその場で見てもらう事も。

・ライティング能力が鍛えられる→伝わりやすいメール文書けたりする!
WEB営業には多くの人に知ってもらうためにブログ発信が必要です。沢山書いていくうちにライティング能力も鍛えられます。納品するイラストについてどういう効果があるのか説明する時や、自分の事を発信する時に、磨いておいて良かったと思っています。

・WEB営業できてることがひとつの自信になる
じっくり考えてしまうタイプで喋りが得意なワケではないので、WEB営業できることが数少ない強みになっています。

私はWEB営業って結構イイコトづくめじゃない?と思っています。


なぜWordPressを使うのか?

私のサイトはWordPressでWEBもブログも作っています。

最初は全然知らなかったのですが、WEBクリエイターさんに教えてもらいました。昔からオタク活動用サイトとか作るのが好きだったので、本来なら専門技術が必要な事も、比較的簡単に叶えてくれるWordPressの便利さに何度も感動しました。

・検索して見てもらえる可能性がちょっと高くなる
WordPress自体が何もしなくても検索に強い(見てもらえる)システムになっています。WordPressでWEBサイトを作るために必要な「テーマ」でも検索に強いものが沢山あります。
とはいえ、ちょっとしたブースト的な役割です。検索して見てもらうにはWEBに掲載する内容が一番大事です。

・お問い合わせフォームやスライドなど「プラグイン」で簡単に
それまで専門的な技術を使うか、ちょっとダサい外部サービスを使うかしないと出来なかった事が「プラグイン」を使うだけで出来るようになっています。このおかげでメールマガジンまで出来ています。

・カスタマイズ情報がたくさんある
WordPress使ってる人多いので、自分がWEBサイトで「こうしたいなー」と思ったら調べると割とすぐカスタマイズ方法が出てきます。

・他社ルールに縛られなくて済む→突然サービス終了にはならない
WordPressは自分でドメインとサーバーを借りて立てる仕様です。

既にサーバー等が用意されているレンタルサービスでは、レンタルしている会社の事情に左右されてしまいます。
最近まで、アメブロでは商用として使う事ができませんでした。
オタク系でも人気だったTumblrでは大雑把なアダルト規制により、本来対象ではないサイトも規制に引っかかる事例がありました。
いつの間にか出来た規定に引っかかって突然サイトが消えてしまうようなリスクが孕んでいます。

ドメインは無料でレンタルすると「独自ドメイン」ではなくレンタルサービス名まで入る場合がほとんどです。
ほんの少しの差ですが、それの有り無しでURL見た目の説得力が変わってきます。企業サイトがレンタルサービス名付きってあんまり無いですよね。
レンタルサービスを利用していても、大概は有料でレンタルサービス名の無い「独自ドメイン」にはできます。


WordPress以外でWEBサイトを作る手段

どうしてもWordPressは難しい!!という人は、以下のような手段がオススメです。

・プロに依頼する
できるならこれが一番最適です。素人が触ってごちゃごちゃするよりも、プロのほうが検索に強くて美しいデザインに仕上がります。

私達クリエイターが仕事する時と同様に、お金はかかります。
依頼するクリエイターさんのスキルと、仕事用の窓口が欲しいだけなのか、ブログを使ったWEB営業がしたいのかで規模は変わりそうです。

WEBに何かあっても相談できるパートナーにもなるのでメリットある手段だと思います。

・有料レンタルサービスを利用する
先述したように「有料」であれば独自ドメイン対応したり検索に強い対策をしたり、WordPressに近い効果を得られます。

このあたりが有名です。
後からWordPressへの移行もできなくはないハズです。引っ越しは素人だとものすごく面倒臭いです(経験済)移行したい場合はできるだけプロに頼みましょう。


WordPressを使ったWEBサイトの作り方

・サーバーについて
WordPressを使うにはサーバーを借りる必要があります。

私の場合サーバーはをXserverをレンタルしています。

元々は別のサーバーを使っていましたが、アクセス数が増えて表示に時間がかかるようになってしまったので、評判の高いこちらに移りました。

WordPressのサーバー移動はかなり大変でしたので、WEB運用をしっかりするつもりでしたらはじめからこちらのサーバーにするほうが良いです。

あと万が一データに何かあっても追加費用はかかりますがとても迅速に対応してくれます(経験済)

新規契約で、ドメインがプレゼントされるキャンペーンもたまに行われています。

WordPress設置方法についてもここで詳しく解説されています。


・ドメインについて
WordPressには、独自ドメインも必要になります。
上記のようにうまくキャンペーンでもらえたら良いのですが、ドメイン取得できるサービスもたくさんあります。

私はムームードメインを使っています。

上記でオススメしたXserverでもドメイン取得を扱っています。

有名どころなら特に問題は無いと思います。
ドメインにかかる経費は、よほど特殊なものでなければ年間1000円〜2000円程度です。


・WordPressテーマについて
WordPressのテーマとは、WEBの大まかなデザインやシステムを設置しやすくしてくれるもので簡単に着せ替えができます。

私は、最初に単に見た目がカッコイイだけのテーマで検索にはめちゃめちゃ弱かった・・・という失敗をしたため、検索に強いと言われるテーマばかりを転々としています。

私が初期に使っていたテーマはSTINGERです。
有名な無料テーマのひとつです。多くのユーザーが使っているのでデザインは被りがちですが、豊富なカスタマイズ項目でオリジナル感も出せます。

その次に私が使っていたのはSTORKという有料テーマです。
シリーズが多くて迷いますが、どれもカスタマイズしやすく、多くの方がカスタマイズ方法を発信しているので助かりました。

今はそこそこお値段のするSNOW MONKEYに落ち着いています。
こちらはあまりhtmlタグやコードを記入しなくても、直感でのカスタマイズがしやすいところが魅力的です。私が大好きなプラグインElementorが使いやすいのも嬉しいです。



・WordPressプラグインについて
WordPressは「プラグイン」という、設置したWordPressにインストールするだけで様々な機能が使えるツールがあります。

多くの人が開発提供しているので、画像を綺麗に並べたり、メールフォームが出来たりと検索して探してみると色んな機能が見つかります。

中でもセキュリティ系のプラグインである程度自衛するようにしてください。

WordPressは世界的に有名なだけあって悪い人にハッキングされる可能性もあります。セキュリティ系のプラグインを導入すると大概は防げます。

有名なセキュリティプラグインは・・・
・SiteGuard WP Plugin(画像認証)
・All In One WP Security & Firewall(複数セキュリティ機能)
・Akismet(スパム対策など)
といったところですが、年々新しいのが出て進化しているので自分で調べてアップデートしていくことをオススメします。

プラグインも多く入れすぎるとサーバーの負担になり表示が重たくなったりプラグイン同士が合わなくてエラーが出る原因でもあります。できるだけ少ない方が良いそうですが、20~30個以内が妥当ではと思います。


WEBサイトの分析に役立つツール

WEBサイトの中でどのページが沢山見られているのか?どんな人が見に来ているのか?を調べるために導入しておくと良いツールが以下になります。

WEBサイトを改善するためのヒントになり、自分でわかると一番良いですが、将来WEBクリエイターさんに相談する際にも役に立ちます。


・Google Analytics
アクセス解析用のツールです。

いつどれぐらいの人が見に来たかわかるので、導入しないと改善のしようがありません。私もはじめてGoogle Analytics入れた時は月10人程度しか見てもらえてませんでした。

これを導入するだけで、どの期間にどのページにどれくらいの人数が見てアクセス数がどれくらいになるのか・・・くらいまで素人でも見ることができます。

導入方法はWordPressのテーマごとに微妙に違います。
大概テーマを提供している所に説明されています。

導入してもわかりづらい場合は、スマホアプリで連携して見やすくなるサービスがあります。私はこちらを使っています。


・サーチコンソール
こちらもアクセス解析ですが、どういったワードで検索してWEBサイトへ到着したのかがわかるツールです。

これがわかると自分のサイトが何を求められて辿り着いてきたかがわかり、発信する内容の方向修正を検討することができます。

上記のスマホアプリAnalyticsPMでもワードは多少出てくるのですが、Googleで検索されたワードは出てきません。サーチコンソールが唯一Googleから検索されたワードを見る方法です。大半のユーザーはGoogleで検索しているはずです。

とても有名なツールなので導入方法は検索するとすぐ出てきます。
あると便利ですが、私もいまだ使いこなしにくいので、どうしても難しい場合は省いても良いと思います。

これよりももっと他に力を入れるところがあるはず。


肝心のWEBサイトに掲載する中身はどうしているのか?

私の場合は、イラストなどのクリエイティブについて詳しくない人でも理解できるように心がけています。

・一番見やすい位置にプッシュしたい実績を置く
忙しい人はわざわざ実績ページを見に行きません。トップページ見て一瞬で判断されます。なので、トップページの目立つところに実績を置くようにしています。
ここが更新滞るとちょっぴりカッコ悪いので良いプレッシャーにもなります。

・実績ページは作品だけではなく解説もする
どういうところにこだわって作ったのか、どういう効果がある作品なのか、できるだけ解説するようにしています。

・プロフィールは知らない人でもわかるように詳細に伝える
WEBサイト見に来る方は私の事を何も知らない人です。
何も知らない人に仕事任せられないですよね。これまでの経歴やフリーランスなってからやってきた事、仕事のポリシーなどを記載しています。

・問い合わせはわかりやすい位置に
いざ問い合わせしようと思ったら、メールアドレスが探さないと見つからない・・・なんてことになると、お忙しいクライアントが遠のいてしまい依頼が遠のきます。ちょっとしたことですけど、気持ちよく依頼してもらいたいので気をつけています。


より多くの人に見てもらうために・・・ブログ発信で重要なポイント

ここまでの事をしたら沢山の人に見てもらえるわけではありません。
お店構えを整えただけに過ぎません。

より多くの人に見てもらう手段として、私はブログ発信をしています。なので、ブログでアクセス増やすには何をしたら良いかを記載しておきます。

・誰かの悩みの役に立つ内容を書く
検索したりSNSで見つけて辿り着くWEBサイトって、何か得になる情報や悩みを解決してくれる情報を載せているはずです。

誰かに見てもらうには、得になる情報を出す事が必要になります。

私は始めにアニメーションの作り方を書きました。

クライアントに向けてなのか未経験の人に向けてなのか・・・誰に向けての情報なのかを意識すると良い記事が書けます。

いきなりクライアント向けは難しいので、最初はクリエイター初心者向けの情報がオススメです。

ブロガーさん達が既に築いてきた手段なので飽和状態へと向かっています。慣れてきたら自分の個性が出る情報発信を意識すると、飽和状態の中でも唯一無二のブログになるはずです。

特にイラストレーターさんは絵柄で個性が発揮されるので今からでも発信を積み重ねれば充分切り抜けられるのではと思います。じゃないと私も危ないですね。

・ある程度の文章量を出す
今のところ検索エンジンに反映されるには、文章量がある程度必要になります。画像があっても文章が少ないとスカスカの記事と認識されてしまうのです。

文章量はブロガーさんによって諸説あるようですが、3000文字~かなと言う認識でいます。

noteにも文字数カウンターがありますね。この記事では7000文字を超えそうです。

システム的には文章量も必要ですが、結局人に見てもらうものなので、わかりやすさを重視して解説用画像やイメージ画像を入れるのも、個人的には大事だと思います。

・タイトルを工夫する
検索される時のワードを予想して入れると効果的です。検索に強くなるだけでなく「困ったなぁ」と情報欲しがってる人が見つけやすくなります。

見つけやすいタイトルだとSNSでも目立ちやすいと思います。

作品が良くても見られなければ依頼が来ないように、記事が良くてもタイトルが伝わりにくいと見てもらえません。

ワードを気にしすぎて日本語のおかしいタイトルになってしまう人もいますので、無理はせず伝わりやすさを重視することが大切です。

・SNSでシェアをする
検索から見てもらうには反映されるまで3ヶ月~半年近くはかかります。
少しでも多くの人に見てもらうために、まずはSNSで人に見てもらい反応を伺うのが手っ取り早いです。

改善点が見つかるかもしれませんし、良い記事ならシェアしてもらえます。

バズを狙おうとすると本来の主旨から外れる可能性も高いと思います。無理はせず、まずは近い人の役に立つ事を心がけてコツコツやっていきましょう。

・なるべく早く取り掛かる
先述したように、検索に反映されるまで3ヶ月~半年近くはかかります。

なので、ブログ発信してWEB営業を狙いたい人には、なるべく早く取り掛かるよう勧めています。

フリーランスなってから・・・でも良いですが(私がこのパターン)、フリーランスなる前の会社員やりながらブログを少しずつでも築いていくほうが良いです。

というか、私がこれらの情報を先に知っていたら、絶対会社員時代から取り掛かっています。

私の経験談

実際に私が今のようなWEBサイト作るまでと、作った後に経験した事を紹介します。

・ブロガーさんの記事や本を参考にした
ポイントがまとめられてて何度も参考にしました。専門の方がやっている事はすべて意味があり、とても参考になります。

参考にしつつも、ブロガーになりたいわけではないので、そこはちょっと気をつけるようにしています。

今ならイラストレーターさんでもブログ発信されている方増えているので参考になる情報もきっと多いと思います。

・WordPress5回くらいはやり直した
めっちゃ失敗しています。
難しいカスタマイズしようとして真っ白になったり、テーマ変えたらおかしくなったので直せず最初からやり直したり。そのぶん少しだけWordPressの裏側にも詳しくなりました。

今は随分進化しているので、変なことしない限りは失敗しないのでは・・・?と思います。

・コンペや安い仕事をしながら週1~2記事アップ
チャンスがあれば実績になるものを獲得したいと思い、コンペや安い仕事で小さい実績を積んだり取引の流れを学んでいました。

それをやりながら、ブログ記事は毎週更新していた気がします。

イラストを差し込むのでそこそこ時間がかかります。他に方法を思いつかなかったのでとにかくひたすら続けていました。

一気にたくさんの記事を書くのは大変なので、少しずつでも積み上げるくらいの気持ちでコツコツ進めていきました。

・最初に来た問い合わせは営業メール
WEBサイトの改善に乗り出してブログを続けて、最初に来たメールは「イラストレーター登録しませんか?」といった営業メールでした。

前に副業した時に、同じような仲介業者から痛い目みていたのでお断りしてしまいましたが、これで本当に問い合わせ来るんだなぁと思いました。

・3ヶ月後くらいに仕事のご相談を数件いただけるように
月100人以上見てもらえるようになったあたりで、お仕事の問い合わせいただけるようになりました。
今では毎月お問い合わせが来るようになっています。

・YouTube見てお問い合わせいただいたパターンも
あまり量を上げていませんがYouTubeにアップしていた作品を見て問い合わせいただいた事もあります。
まだまだブログ活用は効果的ですが、もうインターネット全体では文章や情報が溢れかえっていますので、別のプラットホームも視野に入れると将来役に立つ武器になると思います。

私が仕事用WEBサイトを作りはじめた時は2015年で、今ほど情報そろってなかったと思います。今なら失敗せずもっと作りやすいはずです。

インターネット文化は拡大中・・・個人事業でもWEBサイトを持つ時代

インターネットの世界は、通販サイトやTwitterやFacebook、素人さんでもネット上で仕事が出来ていたりと、結構なスピードで5年10年前には考えられないような進化を遂げています。

TVよりもスマホを見る時間のほうが多かったり、若い世代は幼い頃からスマホで育っています。

リアルな繋がりはもちろん大事ですが、そのきっかけ作りや、より深く知ってもらうために、WEBサイトを育てるのもとても大事だなと肌で感じています。


即出の情報も多いかと思いますが、一通り仕事用WEBサイト作りにお役に立ちそうなものをまとめてみました。


▼ブログにも色々書いていますのでよかったらどうぞ!



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