強さは「かたさ」か「しなやかさ」か
「強い」人、と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
強靭な肉体を持つ人、あきらめない人、打たれ強い人、努力する人、etc..
実際に思い浮かべるなら、歴史上の人物だったり、身近な憧れの人だったり、霊長類最強女子だったり、するかもしれません。
先日、3年ぶりくらいで会った人に
「前に会った時よりもしなやかな印象になった」と言われました。
うれしいなーと思うと同時に、私の思う「強さ」の定義が3年前とは違うものになっていることに気付いたんです。
それまでの私は、武装する要素を強固にしていくことに注力してきたと思います。
できることを増やし、自立して、ワガママを言わず認めず、正論をまとい、自他どちらの間違いにも不寛容でした。
それはそれでぜんぜん、悪くない。
迷惑をかけずに誰の邪魔にもならないようにいる力を一所懸命積み上げることができたから。
とはいえ、それは鎧や盾を強い素材や分厚いものに替えていく作業でした。
当時から気付いていたのですが、
つらいことやままならない現実に直面すると、他人との心の壁を分厚くしながら、まわりとの距離を大きくすることで心を守っていました。
そして強い素材(例えば鋼とか)に防具替えたとしても、力のかけ方次第で簡単に割れてしまうし
分厚くすればしただけ、自分が重みに耐えかねるんです。
「かたい」方向だけが、強さではないかもしれない。
手に入れたことでこれも強さだな!と知ったのは「しなやかさ」でした。
ぶつかって来られてもよけられる身軽さと、異なったの観点から対応できる柔軟さがあると
かたくなに守らなくても、世界と対峙することができるんです。
相手の考えがあることを認め、自分に向かってきたものを攻撃ととるかどうかを自分で選び
違いを前提に対立を解決する仕組みを考え、自分に不足するところは人に頼る。
柔軟と優柔不断はベツモノだし、誰かに頼りっきりでは軽くてやわらかくても負担になるだろうし、柔軟な素材でも折れてしまうことはあるでしょう。
やわらかいだけでは受け止めきれないものもあるかもしれません。
ですがひょっとしたら「硬くてしなやか」というミックス素材も自分の中に作れるかもしれないですよね(o^^o)
自分の見た目や印象に、強さの質もあらわれるとしたら
どんな人でいたいでしょうか?
読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!