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あなたのことが嫌いな理由、それはあなたを嫌いでいたいから

身近に「嫌いな人」「嫌な人」はいますか?

私はいます。
一方的に「絶交だ!」と思って、どうしても必要な場合以外言葉をかわすことを拒否した人が
少なくとも社内に3人います(苦笑
それ以外にも、できれば近寄りたくない人が何人か、います。
プライベートでも「なんかわからんけどなんか好きになれない」みたいな人は割といて
私の中の「やばい閾値」みたいなものを超えると「嫌い!無理!」ってなるんです。
そしてどういう傾向の時発動するかも、自分なりに分析して把握しています。

ところでこの、「嫌い」とか「なんか嫌」みたいな気持ちは
どうして発生・持続するんでしょうか?

答えは、どちらも「私が嫌いになろうと決めたから」です。

このことに気付くまで、私は自分が嫌いな人は全部「悪」だからだと思っていました。
相手が失礼だから、バカだから、気持ち悪いから、あぶないから、etc...
本質が「悪」だから嫌い。嫌いでいていい。嫌いになるべき。
そういう風に感じていたんです。

だけどこれは、ちょっと角度を変えれば簡単に否定できる話でした(がっかり!笑

もしその相手が、本当にめっちゃ素敵で憧れていて大好きで愛すべき人だったら?
私は相手のことを「悪」で嫌いになっていい存在だと思うかしら??

例えば、大好きでもう一瞬でも離れたくないパートナーが、嫌いな人と全く同じ最低なことをしたと想像してみてください。
大好きな相手なら、かわいい、とか、たまにはそういうとこもあるよね、とか、まぁ今回は仕方ない、とか、それも含めて好き!とか
なるでしょう?
でも嫌いな相手だったらどうか。
うわ!きもっ!ほんと信じらんない!大嫌い!最低!みたいになるはずです。

同じことをしているのに?
後者がもし本質的に「悪」なら、その行動と同じことをしている好きな人の質は「悪」になるのでは?
(相手のしたことが犯罪であっても、場合によっては好き故に許すということが起き得ますし
嫌いな相手だったら、ほらやっぱり!みたいになりますよね)

私たちがやっていることは全て、考えることも含めて、自分にとって得になることを主体的に「選んだ」結果です。

会社や学校にものすごく行きたくなくても、「嫌だーーーーーーー」とか言いながら行ったのなら
「行く/行かない」を天秤にかけて、行くことで得られる何らかのメリットを選んだから行ったんですもん。
心象やお給料や単位や責任や誰かとの比較なんかで、(もし客観的に損が得を上回っても)得にだけ焦点が合っていて
得を選んでいます。

「好き/嫌い」も同じで
相手を「嫌い」だと思うことを「選んだ」から、嫌いになります。

失礼だから、あぶないから、むかつくから、考えが合わないから、何をするかわからないから、理解されないから、etc...
こういうのは大抵、相手を自分の中に取り込んでいるから起こる感情です。
自分と違う・コントロールできないことに混乱して、「嫌い!悪!」と思うことで処理をしようとしています。

そして「嫌い」でい続けるために、嫌いな理由をどんどん探します。
ちょっとした仕草ひとつとっても、
嫌いな人がすると「悪」である理由をつけるし、好きな人がすると「善」である理由をつけます。

ほんとかよ?と思いました?^^

確かに、例えばすごく素敵な人がやるから素敵である仕草を(自分にとって)ちょう素敵じゃない人がやると、けっこうゲンナリします(笑
だけど「嫌い」である必要、なくないですか?
ただその仕草を見なくていい距離でいればいいし、
どうしても近くにいるなら興味の対象から外したり「似合わないなー」と思うだけでいいし
自分と直接関係性のない人なら善悪すら判断する必要がないんです。私と関係ないから。

嫌いになりたい理由も、嫌いでい続けたい理由も、全部、私の側にある。
私が決めて私が選んでいる。

歴史上、世界中全ての人から嫌われた人はいないし
逆に世界中が敵にまわっても、その人を愛している人がゼロになったこともありません。
それだけ「好き/嫌い」は恣意的で、だからこそ私に大きく全権をゆだねられた選択です。

わざわざ「嫌い」を考え続けるために嫌いな理由採取を頑張るより
ただの事実として、景色のようにさらっと通りすぎたり
好きで素敵なものに注目したり
相手ではなく自分のやりたいこと、やることを進めていった方が、私にやさしいはず。

苦手な人物把握を長年かけてしてきた私は、
まず苦手そうな人との距離を大き目にとること、そしてその相手にも素敵な要素がゼロではないことを
できるだけ頭においておくことを心掛けるところまで、やっと最近到達できました。

大切な私のエネルギー、自分と好きな人のために、使いたいんです♪

#note #コラム #好き嫌い #自己肯定感

読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!