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ステップ セルフライナーノーツ

これは本当に難しかった。

ある日本多秀(Gt.)が曲を作ってきて
いいねー!となったのは覚えている。
今まで本多秀の作ってた曲ってノイズミュージックしか知らなかったから、なんだーこんなこともできちゃうんだ、すっごいな
と思いながら、さて、歌詞をどうするかなと。

本多がつけてた仮タイトルは「いい気分さ」。
ひとの曲に私の個人的な想いをのせすぎるのもあんまりよろしくなさそうだなと思って
だから最初はとりあえず本多秀の印象とか、この曲の雰囲気だったりいろいろ詰め込んでみた。

「転がる石も敵わないドラマチックなフレーズ」

なんかは、まさにそう。

なんだけど!
練り続けてたら、ほとんど言葉遊びになっていた、、、。発音が気持ちいい言葉のかたまり。
これこそまさに、「いい気分さ」だな、いい気分で歌える。

「忘れてくグランパ / 片隅の少女 / 君にも見えるかい?ムーンライト」

は、悲しいときでも、どんな境遇にいても、
月って晴れてたらだいたいついてきてくれるから、月が見られたらなんとかやってけるなという気分になる。
そういう存在でいたいというか、それってすごくありがたいなと思って、この歌詞は1番最初にすっぽりハマった気がする。

そういうわけで、人生の落胆から這い上がって
「いい気分さ」になるためには、
この曲は必須なわけです。

このツギハギで生まれた物語の解釈、
みんなに聞いてみたいなー。

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