見出し画像

インテリアで大切なものは『センス』よりも『セオリー』

『センス』という言葉があります。

美的感覚、感性と訳されることの多い言葉です。
職業柄、『センスが良い。』『センスがある。』
またはその反対の言葉に日々囲まれています。

お客様から『センスが良い』と評されると、面映く嬉しい気持ちになります。
さらに『これは貴女にしか出来ない提案ですね。』と社内外の人たちからる言われると、思わす手の内を明かしてみたくなります。

『センス』は生まれつきのものでも、特別な人にだけ与えられたものでもありません。』

『貴女にしかできない』は生まれ持った才能を
発揮しているわけではないのです。
何よりもインテリアの『セオリー』を逸早く手に入れたことが大きいと思います。

『セオリー』という力強いバックボーンが『センス』を支えていると私は考えています。
自分の仕事を俯瞰的に見ると、お客様への提案書の
およそ95%はこの『セオリー』に基づいて作成されています。

『セオリー』とは、先人たちの智恵や工夫などのエッセンスが凝縮されたものです。

代表的なところでは『黄金比』や『白銀比』などで表される理想的な寸法やバランスがあります。
ブランを考えていて、なんとなくバランスか悪いかな?と感じたときはこの『黄金比というセオリー』に
当てはめて考えると失敗を未然に防ぐことができます。

また、『セオリー』にはツール(道具)としての
役割もあります。


ツールは数だけでなく、バリエーション豊かに揃えておくことが大切だと思います。
『セオリー』を大切にすることで確固とした土台を
作ることができます。基礎となる土台の上に個性という名前の花を咲かせることができます。

これから、土台をつくるための『ベーシックセオリー』と個性という花を咲かせるために必要な『アドバンスセオリー』についてを何回かに分けてお話ししていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?