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家族の肖像

先日、4年前に102歳で亡くなった祖母の写真を整理した。
ここしばらく、祖父の足跡をずっと探していたけれど、今度は祖母の人生に思いを馳せることになった。

旅行が好きだった祖母は、北海道から沖縄まで、姉妹や仕事仲間と全国を楽しく旅をしていた。私もその写真を見ながら一緒に旅行をしたような気持ちになって楽しませてもらった。

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戦後に生け花を習得し、お花の先生として生計を立てつつ、家出をした祖父の代わりに4人の子供を育て上げた祖母。母からも聞いた祖母の苦労話の数々。
けれども子供も独立した人生後半は、一人暮らしをしながら人生を謳歌していた。私たち孫の写真もたくさんあって、私も楽しかった祖母との記憶が写真を見ながら蘇った。

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背表紙が崩れたボロボロの古いアルバム帳もあった。

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ここには、祖父も写っている家族の写真がたくさん詰まっていた。

以前「会ったことのない祖父の話」にも書いたけれど、正直祖父については、祖母からも母からも良い話は聞いていませんでした。妻も子供もおいて家を出て行った父親。そういう烙印を押された祖父。

けれどもこのアルバムには確かに家族の肖像がありました。

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出征前の門出の写真。夭折した赤ちゃん(私の叔父)の姿も。
話には聞いていたけど見るのは初めてでした。
「もし生きていたら、どんな叔父さんだったのかなぁ」と思いを馳せてみたり。

子供を抱きしめる祖父の姿や、祖母と寄り添って写る写真もあって、
「ああ、こんな時間もあったんだな・・」と心が温かくなりました。

この人達がいなければ私はこの世に存在しなかった。
それだけは確かに言えること。

このアルバムを見られて本当に良かった。
おじいちゃん、おばあちゃん、心からありがとう。


今日も記事をお読みいただきありがとうございました♪

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Sara

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