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お仕事に疲れて

ベッドに横たわっている今、目を開けて突然、綺麗なレストランのテーブルでフランスパンを食べる状況だったら辛い。
それでも5秒後には素知らぬ顔でパンにオリーブオイルを浸している自分。そういうのが私。


諦めか度胸か呑気なのか、おめでたいんか。
パンの後はスーッと背筋を伸ばして、スープの味を確かめている。



とりあえずやってみて、案外できたりやっぱり出来なくてみじめになったり、今は出来ないけれど練習すれば出来そうな手応えがしたり。
だから手と体を動かしてみる。


これはぜんたい赤子の成長と一緒じゃないか。
初二足歩行した日、1人で買い物に行った日。
「お、これたぶん、できそう」という自信と、実行している時の静かな興奮、心を落ち着けて対象に向き合う時間が好きだ。



ここにいなくてもいい自分。
でもここにいたいから居させてもらっている。
つまり代わりはいくらでもいる。
たぶん、そういう環境下に身を置いてます。
好きならそれでもいいけど。
たまにもらえるお褒めの言葉と、時間の経過と共に積み重なるなんとなくの経験値を待つのかい。


楽しいことはないかなと、探して見つけてやってみるのが好きなんじゃないのかい。
憧れる人のそばに居たいのじゃないのかい。
実は余力が余ってるんじゃないのかい。
よそ見していると通り過ぎちゃうよ。
見つけてよ。


飯の仕事は飯の仕事だ。
たまにある花の仕事を待たずとも、部屋を出て街を抜けた先には知らない花畑がある。
きっと世界はもっとずっと広い。
さらにそれは私だけの庭になりうる。
エスケープ!!


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