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だらだら映画をみる/乃木神社巡り/涙堪えて結婚式準備の週末日記

7月14日(土)。
ものすごい雨。さすがに外で遊ぶ気になれなくて、パートナー(恋人)の家で過ごすことになった。昼過ぎに彼の家に行き、2人で映画を見て過ごす。作品は中島哲也監督の『来る』。妻夫木聡、岡田准一、松たか子、小松菜奈など超豪華キャストが集まってすごいことをしていた。土着のあらゆる宗教が集まるシーンが最高にカッコよかった。

今秋から2人で暮らし始める予定なので、パートナーが家をいろいろと改造してくれていた。
「先週から大きく変わったところが5箇所あります。探してみよう!」
謎解きを出されたけれど、私が見つけられたのは ①照明が増えていた ②食器棚の中に収納棚ができていた の二つだけで、③ハンガーラックが増えていた ④古いハンガーラックが移動していた は見つけられなかった。

部屋の模様替えや、DIY的なことがものすごく苦手なので、二人暮らしを始めると、こういう部分をやってもらえるのがすごくありがたい。改めて彼への感謝を感じた。

夜は私がスクスクで買ってきたお惣菜を食べた。普段、食事の準備はパートナーがしてくれることが多いので、今日みたいに、デパ地下で買ってくるだけだとしても、用意してあげる側になるのはかなり楽しい。

「エスニックがいいって言ってたから、キンパたくさんと、海鮮チヂミと、タイ料理のお惣菜にしました!」
やたら得意げに並べ始める私。
「キンパ…?お店の名前?食べ物の名前?」
「料理名だよ。韓国の海苔巻き的な。」
彼にとっては初めてのキンパとなったようだった。「お店でも見ないし、割と最近上陸した物だよね?」と物珍しげに見ていたのが面白かった。最近ではセブンイレブンにもあるんだよ。

その日買ったキンパはキムチ、クリームチーズ、洋風、五目など4種類入りで計24個入りと、かなり大ボリュームだった。飽きてしまわないか若干不安だったものの、意外と軽くて、その日の夜に3分の2くらい、翌朝に3分の1くらいを2人でぺろっと食べ切った。とても美味しかったので、スクスクに行く機会のある人は地下1階の韓国料理のお弁当屋さんに行ってみてほしい。

デザートに彼のお誕生日祝いに買ったミスチの残りを食べようと思っていたけど、今週は満腹で諦めた。

夜は2人でマラソン視聴していた「きのう何食べた?」を数話みて就寝。寝る前に「いろはす」を冷凍庫で凍らせてみて、目が覚めた時用にサイドテーブルに置いておいたけれど、この日は寝付きが良くて朝までぐっすり。朝起きたら常温になっていた。

翌朝、8月15日(日)。
ブランチにキンパの残りと、彼のお母さんが「さらさんに」と送ってくれたおまんじゅうをいただく。そのままでも美味しかったけど、冷やして食べたら物凄く美味しかった。

話題は彼の最近の仕事の話、兆徳というきたなシュラン(褒めてる)的な中華料理店の話、結婚式準備の話、結婚式準備の話。

そう、私たちは年末に結婚式を挙げる予定なのだ。
このコロナ禍の最中に!!!
一応、式場は人里離れた場所にして、家族のみのささやかな式にする予定ではある。けれども、なんだかんだ心配事はたえない。

目下の悩みは彼のタキシードが決まらないことだった。私は先月ウェディングサロンに行き、秒速でドレスを決めたのだけれど、通常「すぐに決まる」と言われる新郎タキシードだけが決まらなかった。

なので今日、タキシードだけを探しに二つ目のウェディングサロンに行くことになった。「タキシードはすぐに決まりますよ」「タキシードはドレスに合わせるだけなので」などなど、さまざまな先輩花嫁のレポートで読んだ記述と現実が、全然違う。ぜんぶ自分の仕切りが悪いせいなように思えてきて、少し泣きそうになるのを堪えながらタクシーに乗った。

少し前提の話をしておくと、ウェディングサロンでは、ドレスとタキシードの取り扱い点数に、10対1以上の差がある。最初に行ったサロンでは、ドレスは100着以上あったのに比べて、タキシードは1ラックしかなかった。今日のサロンは、プランナーさんにタキシードの取り扱いが多いお店として教えてもらったところだけれど、それでも2ラックしかない。
実際、彼が希望する黒いタキシードは2着しかなかった。それでも、片方の形を気に入ってくれたようで、タキシード選びはどうにか完了した。よかった。

帰りにサロンのすぐ近くにある乃木神社に寄った。乃木神社は、乃木将軍夫妻が明治天皇のご大葬の日に、揃って殉死したことから、今では夫婦の縁結びの地として、花嫁界隈から愛されている。Instagramでいくつかの花嫁アカウントをのぞいてみると、この地の「よりそひ守り」や「つれそひ守り」が新郎新婦から両親への贈り物の定番にもなっていることがわかる。

境内は思っていたよりもモダンで、かき氷の出店も出ていた。売り子はなんと白衣を着た神主さんで、凛とした声でシロップの種類を読み上げる姿があまりにも素敵だった。

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境内の中は、つれそいをモチーフにした風鈴やお守りが大量にデコレーションされていて、不釣り合いな言葉だけれど、なんていうか映えた。

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港区にこんなに落ち着いていて、凛とした場所があるなんて知らなかった。郊外の神社も緑が多くて素敵だけれど、都心にぽっかりとある神聖な空間も、歴史や人の営みとの繋がりを感じられて魅力的だった。

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ほらほらすっごい映えでしょ。時代に合わせて、その土地に人が集まるよう工夫しているのかなと感じて、格式高い神社がすごく身近に思えた。

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川越の氷川神社みたいな風車もあるよ。

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小道具たちは、もしかすると婚姻の前撮りや下見にきたカップル向けだったのかもしれないけれど、この日は大雨だったこともあり、ほかの参拝者は2、3組程度。ゆっくりみて周れた。

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