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初めてだらけ。戸惑い?それとも?

私はアフリカに対してどんなイメージを持っていたんだろうか。貧しくて困っている?食べ物がなくて困っている?プリミティブな生活をしている?自分の先入観、ありすぎて吐き気がした。

タンザニアについて、初めに思ったこと。

「普通に栄えてるじゃん。」

きっと自分にまだ先入観があるだろうとは思っていた。だけどここまでとは。

舗装された広い道路。5階建以上の高い建物。ビル街。車とバイクと牛と羊と人が混在している。みんなスマホを持っていて自撮りしている。マサイ族が自転車に乗りながらスマホで通話している。

全部、見たことない光景。

メディアでは見たことない光景。


私が活動した地域はアルーシャ。タンザニアの中では都会の方。

大通りには信号はないけど、横断歩道には大きな段差があって車が止まるようになっている。スマホは現地で1ヶ月10ギガ1750円。ショッパーっていう大きなお店があって、忘れ物してもそこでなんでも買える。日本でいうコストコ、トライアルみたいなお店。電気も停電したことなかったし、シャワーも使える。水のことが多かったけど笑

全然生活に困らない。”先進国”に住んでる人でも、不自由は感じないと思う。



知らなかった、こんなに栄えているなんて。

ネットや動画で見ていたアフリカは、まだまだ栄えていなかった。


私は一体、タンザニアの何を見ていたのだろう。

そんな気持ちになった。

だけど嬉しくもあった。私が過去に見たよりも幾分も栄えている。何か、可能性に溢れている街を見たような気がした。これからももっと栄えていくのかな。



ついに。子どもたちと対面。

私はこの日を、どれだけ待っていたことだろう。

「ついに、子どもたちと会える。」

楽しみな気持ちと、ほんの少しの緊張を抱えて、活動場所へと向かうバスへ乗り込んだ。

どんな子に会えるんだろう。どんなお勉強をしているんだろう。たくさんのこと想像していたら、あっという間に活動場所についていた。

バスから降りると、施設の窓から見える小さな頭がちらほら。子どもたちも少し緊張しているみたい。だけど私たちのことが気になるんだろうね。窓からひょこひょこ見える頭に頬が緩んだ。

はじめに校長室的なところ(校長先生らしき人はいるのかいないのかわからなかったが)に案内されて、どのクラスを担当するかを決める。

施設にはベビー、ミドル、アッパーの3つのクラスがあり、そこにいる子どもの年齢はそれぞれ、1~3歳、3~4歳、5~6歳といった感じだ。しかしアッパーの中にも4歳児がいたりして、子どもの能力で決めているところもあるようだ。

3つのクラスに対して高校生9人。ちょうど3人ずつで別れる。私はカルロスというスペイン人の男の子と、ルドヴィコというイタリアの男の子と3人でアッパークラスの担当をすることになった。アッパークラスにいる子どもは大体20人ほど。初日は先生が足し算とアルファベットの授業をどのように進めているかを見学し、子どもが問題を解くのをお手伝いする。

教室には筆記用具が足りておらず、鉛筆と消しゴム、定規を使いまわしている。鉛筆は全員が持てる数あるが、消しゴムはクラス内に2つ。定規は1つ。だからはじめに、先生が子どもたち全員のノートに定規で線を引く。かなり時間がかかる作業だが、定規が1つしかないのだから仕方ない。私は自分で筆記用具を持参していたので、先生を手伝って2人でライン引きをしていった。

ラインを弾き終えると、子どもたちはそれぞれ黒板の文字と問題を写して問題を解き始める。

5.6歳だから書き間違いも多くて当たり前なのだが、それに対して消しゴムが2つというのは少なすぎる。子どもたちの、「Futo! Futo!(消して!消して!)」という声が渋滞する。消しゴムを持っている先生に寄るか、持っている子の消しゴムを奪うか。だから必然的に席を離れる子どもが多くなって、落ち着きがなくなっていく。

私は何をすればいいの?どうやって教えたらいい?どうやったらみんな席についてくれる?初めてだから、、わからない、、!!! と言い訳しそうになったけれど、ちゃんと向き合わなきゃ。

子どもたちを席に着かせて、ノートチェックもサポートも円滑にしていこう。

そう意気込んだはいいものの、スワヒリ語を話す子どもたちの主張もわからない。どう自分の意思を伝えればいいかわからない。ずっと待たせてしまって不満顔になりだした子もいて、、、、

どうしたらいい!?先生ちょっと助け、、、あれ?

そこでふと気づいた。

先生どこ?

いつの間にか先生が教室からいなくなっていた。全然帰ってこないから探しにいこうかと思ったけど、子どもたちの相手で探しにいく余裕もない。

なんとかしなきゃ、、!

問題を解き終えた子のノートチェックして、間違っているところを教えて直させて、終わっていない子に解き方教えて、教室を出ようとする子を中に戻して、喧嘩し出した子どもたちを止めて、消しゴムを求められたら貸して、消してって言われたら消して、いたずらしてくる子の相手しながら、他の子の勉強教えて、、、、

次から次に、やることが出てくる。目が回りそうだった。

それでもなんとかクラスの時間を乗り切って、ポリッジタイム。

ポリッジは子どもたちのおやつみたいなものなのかな?お昼ご飯はまた後で出てくるけど、その前に、甘くてトロッとした飲み物でお腹を満たす時間がある。子どもたちに1カップずつ渡したら、私たちも休憩の時間。はあああ〜〜〜〜〜〜〜〜っと思わずため息が出た。想像していた以上に大変だった。

だけど大変なのはまだまだこれから!今から体動かすから!

ポリッジタイムの後は自由に遊ぶ時間。

子どもたちも完全に自由になる。

さっきまでは大人しく座っていた子も、外に出るなり人が変わったように活発に遊び出す。

てぃーちゃ!てぃーちゃ!

いろんな子が私の手を引いて、こっちに来てよ!一緒に遊ぼう!と誘ってくれる。

その可愛さに、顔が溶けそうになりました🤗

上の写真のブランコをはじめは押していました。だけど気づいたら

大きい子どもが一人増えていました笑

乗ってよー!!とカレン(私の膝の上に座っている女の子)に腕を引かれこの状態に。同じボランティアのパブロ(スペイン出身)に笑われながら楽しんでた笑

こういうところかな、精神年齢7歳って言われるの笑

ブランコは人気の遊具だから、いつも子どもたちで溢れている。(この写真はかなり少ない方)だから、喧嘩が起こりやすい場所でもある。そこをうまい具合にローテーションさせるのも先生である私達の役割。普通に「変わって?」と言っても変わることはほとんどない。だから、ずーっと乗っている子がいたら、抱っこして遊ぶふりをして、こっそりブランコから退けさせた。以外にいい方法だったかも!今度は抱っこしてー!って渋滞が起きちゃったけど😂それは可愛いからいくらでもやりまっせ!!!!


さて、ここからまた話は変わるのですが、皆さん信じられるでしょうか。これがまだ「午前中」だということを。笑



汚れながら、楽しみながら、汗を流した。

寮に帰ってランチを食べたら次の活動場所へ。

行ったのはさっきの施設のすぐ近くにある小学校。ここですることは壁の塗り替え!!少しボロくて汚れた壁を綺麗に塗り替えることがお仕事。

初日はヤスリでひたすら壁を滑らかにする。これがすっっっっっっっっごい重労働!!!想像以上にきつい。大体50mあるかないかくらい?の壁を10人でひたすら削る。

削った後がこんな感じ!!!白くなっているところがヤスリがけした後のところ。

さてお次はペンキ塗り!!!この日は上段を黄色で塗った。


顔にも腕にも足にも髪にも、たっくさんペンキをつけながら楽しんでいました😚


この日は疲れ切って、帰ってシャワーを浴びてすぐ爆睡した。

シャワーは水だったけれど😇 

これが、初日(7/8)と活動初日(7/8)の感想です。


まだまだ未熟で無知な若者だけれど、そんな私でもできること、私にしかできないことがあると信じて前に進み続けます。よろしければ応援お願いします。