気になりだしたら、気になって仕方がなくなってしまう。

コンビニで、「ポイントカードありますか?」って、ごく普通に聞かれて、ごく自然に「あ、いいです。」って答える。

ごまんとあるポイントカードの中から、
例えばファミマで使えるポイントカードはTカードなのだけど、全世界共通認識のように聞いてくるの、なんか、今思えば、変な気もする。

そのことが、僕を不快にしたり、愉快にしたり、怒らせたり、なにかするわけじゃないのだけど、少し何かを考えてみたくなる。

確かに、こういうパターンだと知ってることの方が多い。
けれども「みんな知ってるよね?」と、
そんな顔して聞くことに慣れちゃってるところが、ある気がする。

今、ファミレスで遅いお昼ご飯、時期外れもいいところなんだけど、ナスとトマトのパスタ食べながら、後ろの席のお爺さんお婆さん4人組の話を聞いてる。

マイナスイオンの話。
会員になって、広めてもらえれば初期費用は簡単にプラスに代わる話。
今、ピラミッドの頭の部分にいるから優遇されてる話。

よくあるオカシな商売を、オススメするお爺さんとオススメされてウンウンと聞くお婆さん。

僕は知ってるけど、多分、聞いてるお婆さんとお爺さんは、知らないんだろう。
知ってても、今まさに自分が例のアノやつ、その当事者になってるとは思ってないんだろうな。

きっと、夜ご飯中、焼き鮭の小骨を取りながら、ふと我に返って、「え?!」って、
「昼間のあれって、例のアレやない?」ってなると思う。

顔を見合わせるお爺さんとお婆さんが目に浮かぶ。焼き鮭は少し焼き過ぎたらしいことも。

僕は、ハウス疲れして痩せたナスとパスタ麺を8本ほど巻き取り、音も無く啜りながら、就活面接の時のことを思い出した。

履歴書を手渡しする機会にも恵まれ、
「ジョーム」と呼ばれる人と面接した。

「まだ履歴書読んでないんだけど、」から始まるジョームとの謎の面接が開始して5分ほど経った時、「協調性はあるかな?」って聞かれたことを思い出した。

「んー、あるとは思いますけど」と、答えたなぁということ、と、その時感じた違和感が、
鼻に抜けるナスの変な油臭さと一緒に、ぶり返してきた。

自分で「自分、協調性あるっす。」って答えるやつに、果たして本物の協調性があるかどうか僕は知らないが、そんな野暮な質問が許されている就活面接というものが、たまらなく変に思えた。

初対面のヤツに、協調性の有無を聞かれることが許されるのは、就活面接くらいじゃないか。

日常とはかけ離れた、謎のコミュニケーションを経て、人は働く権利を得るのであれば、
「まぁ無理して就職しなくても、」と僕は思う。

多分あの時、
「協調性は、まぁ〜ありますねっ!もう、協調性の虫です。」って答えても、
結果は相変わらず、不採用だったとは思うけど。

変なことはあって、変なことがまかり通っていて、そんな世界で「協調性」とか言われていることが、なんだか僕には、「んっ?」「えっ?」って、なる。

今思えば、大概のことは、あんまり当たり前ではない気がする。

僕たちが、協調性から卒業する日も近い気がする。

#エッセイ #随筆 #へ理屈 #コミュニケーション #協調性 #気になり出したら気になって仕方ないこともままある話




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久保田真司

ぼくの、へ理屈・妄想。

こういう見方もあるのでは?あの手この手で、へ理屈を。
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