口内炎との闘いは、まだ続く。

「口内炎が出来た。」

これほど不穏な一言もなかなか無い。
肩を並べるのは、
「暗号通貨が盗まれた。」くらいだろうか。

口内炎というのは、
数日後にご馳走が控えるような大事な時期に限って、やってくる。
まったくもって、いい迷惑である。

あーゆー、困ったさんとは、どうやって向き合うべきか、そろそろ考え始めてもいい頃だろう。

揃ってみんながスマホを持ち、
Amazonでチャチャっと買い物が出来て、
安定した飛行機でどこまでいけるこのご時世に、何をみんなして、
「あぁ、口内炎できたぁ」と
口を揃え、ぶーぶーやっているのか。

逆に、なんでそこだけ、ずーっと同じなのか。

私のおじいちゃんが子供の頃はもちろん、
私のおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんがおじいちゃんの頃から、
多分、変わらず口内炎は、
人を「うわっ…」って気持ちにさせ続けてきたはずだ。

たしかに、ほっとけば治る。
気がつくと治ってる。
「うわっ」ってさせるのもせいぜい数日だ。

だから、人は、まぁいいかと、
口内炎との闘いにやんわり負け続けてきたのだ。

口内炎に対しては、
負けたことにすら気がつかない
いわゆる、負け癖が付いているのだ。

そろそろ、見つけ次第治す口内炎退治の旅に出たくないか。

どことなく、自分たちがかかわる所にいる
嫌な歳の取り方をした人みたいな感じが、
口内炎にはある。

人を嫌な気分にさせるということにおいて
口内炎は、変な年季すら感じる。

ほっぺの裏とか、前歯付近とか。
「なんでそーゆー所に出来るかなぁ、」

摂り過ぎると舌がヒリヒリするから、
適度にビタミンを摂取し、
ちゃんと寝る。さらには、
おせんべいだとか、かた揚げポテトや、
じゃがりこと言ったお菓子は、丁寧に食べる。

そういう、ちっさなことを日々の積み重ねることが、口内炎との闘いの第一歩になる。

それでも、やはり、口内炎はやってくる。

意外と、人類を滅ぼすのも、
口の中のちっさい炎症かもしれない。
そう思うと、なにか、
いつも口内炎に悩む彼女が、心配になってくる。

23歳を目前に控えるパートナーの誕生日プレゼントはビタミン剤と、チョコラBBでいいか。

そんな風にして、
口内炎との闘いは、まだ続く。

美味しくご飯を食べられなくなるなんて、
口内炎の業は、ずっとずっと、深くて重い。

#エッセイ #コラム #闘い #せかいの許し方




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皆さんにいただくお金は、【参考資料代】もしくは、いつも『テーマ』を決めてくれる彼女への【感謝のランチ代】にします。見に来てくださり、ありがとうございます。何かの縁となれば…なんて。

コメントしづらいかもですが、何かあったらぜひ!笑
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久保田真司

僕っぽさみが深いやつ。

ごたごたしてるからこそ、なんかいい。 そんな風に楽しんでもらえるエッセイかなあって。
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