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別居の件を、実母に打ち明けるの巻

「お正月はばあばたちのとこに帰ろう」

娘がそう言ってきた。(孫ってこういう時、真っ先に「じいじ」ではなく「ばあば」って言うよね、じいじかわいそうに)

毎年帰ってるじゃん、(私と娘の)2人で

って思ったけど、娘は何か怖い夢を見たらしく

元気なうちに、ちゃんとじいとばあに会っておこう
ちゃんとたくさん会っておこう
たくさん話をしておこう

って言い出したもんだから、なんだか怖い怖い。

ここのところ、毎年、年越しの大晦日は夫の実家で過ごし、元日から3日にかけては私の実家に娘と2人で帰省することが通例だった我が家。

夫は、2日に高校の同窓会(元カノ3人も参加するという気持ち悪い会合)があるし、3日はサッカーの初蹴りだしってことで、一緒に帰省することは結婚3年目くらいで終わり、それ以来、ずっと娘と2人で帰省していた。

今度も娘と2人で帰省することには変わりないけど、今回は年越し以前から暇になる(夫の実家に行く必要がない)なぁって思っていたので、私も長々と帰省できるのでは?って私も考えていた。

ただ、一つ問題あり。

まだ別居の事実について、実家には明かしていないんだよね。

流石に、現状を伝えぬまま年越し前から長く実家に帰省するというのはおかしいよねって思い、とうとう、悩みに悩んだ挙句、別居について実母に打ち明けた。

私「今年は年越しから実家に帰ろうと思う。だから、ちょっと豪勢なおせちとか頼んじゃう?」

って母に提案したら、

母「いいねぇ。で、何人で帰ってくるの?」
私「え?今年も2人だよ。」(わかってることじゃん、聞かないでよ)
母「あら、そう。◯◯さん(夫)、相変わらず忙しいのね。」

(いつものことじゃんっていう心の声は押し殺して)

私「うん、ってか、彼、出て行った。今、別居しているんだ。」
母「え?そうなの?いつから?」
私「うん、今年の4月から・・・」
母「あらーやっぱり!あはははは。ダメだったかー!あははは」

おいおい、笑いすぎなのでは?ってくらいに母は笑い飛ばした。


「いつかはこうなると思ってたのよー。よく頑張ったじゃん。
もう少し持つかと思ったけど、限界きたかー。
うんうん、あの人は家庭を持つとか無理だよねー。
で、どうするの?帰ってくるの?
でも、生活の基盤とか、もうそっちだもんね。
あ、私たちが移住しようか?」

おいおい、あまりにも唐突な娘の告白なのに、そこまで話が発展しますか?ってレベルで膨らむじゃないか。

母は元から夫のことを良く思っていなかった。

私がいないところで何度となくぶつかっていたらしい。

母「とにかく彼は、自分の物差しにハマらないとハマるまで理詰めで説き伏せようとするし、人の話は聞かないし、これは苦労するなって思ってたよ

とのこと。ほほう。

母よ。
わかってはいたことだけど、それをズバリと指摘されると私としてもとても苦しいものだよ。

夫が結婚不適合者だってことは、身をもって重々承知しているのは妻である私。

だけど、なんだろう。

それを第三者ならともかく、実母から指摘されるというのはものすごく、史上最強に胸が苦しくなる。

ほーら、言わんこっちゃない!

みたいな感覚にただただ追い詰められるんだよね
(この心の苦しさをうまく言語化できないのが悔しい!)

まぁ、でも、悔しいかな。

母の言う通り。言う通りすぎて、何一つ言い返せやしない。


「さっさと離婚して楽になるのもよし
納得のいくところまでとことん向き合ってから結論出すのもよし
これまで十分に彼の言うこと聞いてきたんだから、最後くらい
あなたの思うようにしなさいね。

母上ったら・・・
トドメを刺してくれる・・・

結婚がうまくいかなかったことを咎めることはないし、現状を受け入れてくれる偉大さはありがたい。

だけど、娘が痛いほどわかっている部分について、さらに傷をえぐることはしなくても良いのではないか・・・

と物申したい思いを抱いたことは、誰にも言えない・・・




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