サレ夫の復活劇。如何に私生活を取り戻したか。

初めまして。世に言うサレ夫です。

6年連れ添った妻の不倫が発覚。それだけなら良かったのですが、子供が自分の子でないことも発覚。会社も数ヶ月休み。自分の想定外のことが起きると人間涙もでないし、人間の三大欲求全て失うんだなぁと実感。1か月で体重が15キロ落ちました。

初めは誰にも相談できずに一人で苦しむ日々が続きました。そして離婚し、半年。

昔のことが不思議なくらい元気になり、あれだけ恨んだ嫁とも普通に連絡してます。

自分が如何にして再起したか。どのようにしてここまで復活したか。

不倫、浮気、訳も分からず振られて凹んでいる方の少しでも手助けになればと思い、現在パソコンに向かっています。このnoteで1人でも多くの方が救われたらと思います。

【不倫発覚】

まずは私の話からしましょう。

ある日、妻がお風呂に入っている時にLINEの通知音に気付きました。普段は特に気にならなかったのですが、その日は何故か妻のスマホを覗いてしまいました。すると画面には

”今度はいつ会える??”

と明らかに男からのメッセージが。。。その時はまあ男友達の1人や2人くらいおるだろうと思ってましたが、これが後の不倫相手でした。私も特に気にすることなく、妻になんかスマホ鳴ってたぞーくらいのことを言ってたと思います。しかし、そのLINEを見た辺りから妻の様子が今思えば、変になっていきました。

【妻の異変】

LINEのやり取りを見た辺りから、まず体に触れさせない、目を合わせない、理由なく怒られる、何故か休みの日になるとどこかに出掛けろと催促する。昔の妻なら考えられない発言が数ヶ月続きました。妻の異変が何か私の中で引っ掛かり、ある晩に妻に最近、様子がおかしくないか?大丈夫?と話を持ち掛けました。すると

もうあなたとはやっていけない

といきなり訳の分からんこと言いだしました。

ん?????ちょっと何言ってるのか分からない

と普通に返したのですが、無言を貫き通す彼女。

俺なんかしたかな?と言っても無言。家事、育児で気に食わないことしたかな?(一応共働きだったので私も料理、育児してました)無言。そうした時にふと先ほどのLINEのことを思い出しました。

あ、浮気してる?

と軽く言ってみると、え?と彼女。いや、前にまた会いたいって男からLINE来てたけど。というと何で見るんだよ!と激昂。俺からしたら

不倫してるなら、スマホでLINE通知を非表示にしとけ

と思いましたが、彼女のそのリアクションで私は全てを悟りました。その時はマジかーと内心思ってましたが、またその時に過去の記憶が蘇りました。それは息子が産まれた時です。産まれて間もなく、私は血液型が気になって、調べよう!と妻に提案したことがあったのですが、何故か猛反対を受けました。血液型は変わるから、今調べても意味ないと。それが凄く印象に残っていました。この時に何故かそれを思い出し、恐る恐る彼女に聞きました。

息子は俺の子?

と。すると無言に。え?なんで無言に何の?おい。マジか。おい。脳内パニック。何度聞いても無言。仕方ないので、

じゃあ、俺、検査するわ(DNA検査)

と言うと妻はそれだけは止めてと。そこで全てを悟りました。頭の中は真っ白。身動き取れませんでした。床に力無く座り込み、何時間かそのままでいました。多分6時間ほど、カーテンから漏れる朝日で我に返ったのを思い出します。

【離婚するか否か】

翌日、互いに会社を休んで妻と今後どうするか相談しました。私は色々と考えました。自分の子でなくてもいいと思ってましたし、何より妻を子供を失いたくなかったので離婚はしたくありませんでした。しかし、妻はおそらく昨日の私のショック具合を見て、初めて自分が犯した罪の重さを感じたのでしょうか、離婚して下さいと土下座されました。その姿を見て、あー何もかも終わりだと思いました。仮にここで、妻を説得して離婚しない選択もあったかもしれません。しかし、その場合、彼女は一生、私に気を使って生活することになるでしょう。それは果たして両者に取って幸せなのか。子供もいましたし、真剣に考えましたが、離婚の道を選びました。

【離婚へ】

離婚することが決まり、私から両家へ連絡をしました。妻のお義父さんはすみませんの連呼。私の父は本当に自分の親なのかと思うほど激怒してました。多分、私も自分の息子が同じことされたら、刺すと思いますが。私の父の一言で妻は子供を連れて2週間で実家に帰省することになりました。

【別れ】

荷造りがある程度終わり、一緒に離婚届を提出。そして遂に別れの日がやってきました。ここまでの2週間、妻はずっと謝ってました。そんな彼女を見て、何だか可哀想な気にもなり、私の中では相手の男に対する憎悪がかなり膨れ上がってました。俺の大事な妻をこんなに悲しませやがってと。多分、大体の方がこのように思うはずです。

全ては相手が悪いと

これ違うんです。確かに相手ももちろん悪いんですが、仮に妻(夫)が騙されたり、遊ばれて不倫に走ったとしても夫婦間において不倫の主犯は妻(夫)なんです。いくら付き合いが長く、相手よりも妻(夫)の方が好きでも、騒動の引き金を引いたのは妻(夫)なんですよ。それが理解できないとずっと苦しいままだと思います。

【一人での生活が始まる】

ここからが本当の地獄の始まりでした。今まで家族でわいわいしていた家が私一人。考えることは

何でこんなことになったのだろう

俺の力不足か

本当の父親になってやれなくてごめん

俺の孫を抱かせられなくてごめん

不倫に走るようなことをさせてごめん

もう自己嫌悪の嵐。

でも、これも違うんです。確かに自分にも原因があったのでしょう。じゃないとこんなこと起きませんから。でもその不満を直接ぶつけてこず、不倫に逃げた妻(夫)が諸悪の根源なんです。

夫婦でよくあそこは喧嘩が多いわねみたいに言われてる方もいらっしゃいますが、私からしたら、それがあるべき姿だと思います。そもそも他人ですから。意見の食い違いは絶対にある。それをお互いに言い合い、そして意見を尊重し、共に成長していく。それが立派な夫婦像だと私は思います(勿論、そこで手を出したりはいけません)

【再起に向けて行った私の7つの行動】

長々と私の話をして恐縮ですが、ここから私が再起できた話をしていきます。

⑴まず、直ぐに引っ越すこと

今思い出の家に住まれてる方は来月でもいいです。直ぐに縁のないとこに引っ越してください。今都内にお住まいなら、神奈川とか埼玉とか。とにかく2人の思い出が極力少ない場所へ引っ越して下さい。お金がない方なら親に甘えてでも引っ越してください。精神衛生的に本当に良くないです。また家具も全部新調してください。これには理由があります。その家はお相手との思い出の塊。視覚に入るもの、匂い、周りのお店、音。全てが、楽しかった思い出を思い出させます。再起したいなら、まずは気が重いかもしれませんが、この行動を起こして欲しいと思います。

⑵思い出の品も全部捨てる

誕生日に貰ったものや一緒に行った旅行先でのお土産、これも全部捨ててください。これが一番辛い作業ですが、リセットするためには絶対に必要です。私は質屋かメルカリで全部売りました。大きい家具等はジモティや廃品回収などで捌きました。これ1〜2週間くらいダメージありますが、視界に思い出の品がなくなるだけで、視界に入って思い出すことがなくなります。<注意点>写真だけはデータで持っていてください。裁判されるなら使う可能性があります。

⑶SNSやテレビを見ない

インスタ、Twitter、テレビも見るのやめました。なぜか。大体お分かりと思いますが、SNSでは皆幸せな写真や動画をあげており、そんなもの猛毒です。嫉妬の塊になり、悪気なくあげている大事な友人たちが悪人に見えてきます。そして、最悪大切な友人を失い兼ねません。テレビもそうです。メディアはこぞって、有名人の恋愛ネタ、不倫ネタをあげますし、ドラマは恋愛ドラマばかり。こちらも当時の自分を殺すには十分な殺傷能力がありました。

⑷相談できる相手を3人ほど見つける

不倫されたって事実は中々、人に言えない方が多いのではないでしょうか。変な噂になるかもしれないと。私の場合は絶対に話を聞いてくれる親友3人に全てを話しました。こいつらなら、口外しない自信があったからです。一旦、打ち明けると誰も私のことを責めません。むしろ心配してくれる。ある友人が

”お前一人で頑張ったな。皆味方やから心配すんな。なんかあれば直ぐ駆けつけるから連絡して”

と言ってくれて、もう号泣。そして何か胸のつっかえが取れた気がしたんです。私は一人でないと。応援してくれてる人がいるんだと。そう思うと内から力が湧いてきました。信頼できる友人がいないような場合は親でもいいです。とにかく話を聞いてもらってください。それだけでもかなり精神的にも楽になります。要は自分の味方はいくらでもいると実感できればいいのです。

<注意点>SNS上で愚痴をばら撒いてる方がいますが、それで発散できるなら良いですが、未来永劫心が綺麗な人間に多分なりません。一時的なら良いかもですが、それが何年も続くと些細なことでも毒を吐くような人間になってしまいます。SNS上だけでなく、実生活でも死ね!とか平気で言うようになるので気を付けましょう。習慣は人格を形成していきます。

⑸本を読む

この時代、SNSやテレビを見ないとなるとかなり暇です。そこで私は書店に言って、哲学書やら心理学やら自己啓発本など片っ端から読みました。そして、心に響いたことはスマホのメモに書き込み何度も見れるようにしました。オススメの本は一時期流行ったアドラーの”嫌われる勇気”です。アドラーはこう言います。

過去があるから今があるのではない、過去をどう活かすかで未来は変わる

この言葉にはかなり救われました。過去のサレたという経験を如何にポジティブに捉えるか。考えるか。私の場合はこう考えました。

確かに妻の行ったことは許されることではない。でも、これからの人生にとってはプラスだったのではないか。家事・育児の基本を叩き込まれ、女性の悩みなども理解できるようになった。つまり、次のパートナーには全力で愛すことができると。(前妻も全力でしたがね。。。)

要はサレたことは確かに辛いし、悔しいことなんですけど、それをずっと考えていても仕方ないんです。如何にポジティブに捉えるか。勿論、そう簡単に考えを切り替えれないことは私自身も経験したので分かります。でも、無理にでもそうしないと、前に進めないんですよ。愚痴ばかり吐いても、何も変わらないんです。

斎藤一人さんという経営者の方のお言葉を借りると

人間の脳みそは一個しかない。この長い人生で嫌いな人のために大事な脳みそ使うの勿体ない。だったら、もっと楽しいこと考えた方が、幸せだよ。

これもその通りだと思います。一人でいると不思議なもんで、過去のことを本当に色々と思い出して辛くなります。

じゃあ一人でいる時にどうやって楽しくなりゃいいんだろうと思うかもしれませんが、私の場合は笑うことを意識してました。

⑹とにかく笑う

笑うことの効果って舐めてると思いますが、凄いんですよ。笑うだけで心も体も元気になる。効果に関してはgoogleで検索してみてください。ここでは長くなるので割愛します。

いや、こんな状況で笑えねーよ、バカ!と思ってる方もいると思います。騙されたと思って、何かバラエティ番組を見てください。

なんでもいいです。自分が好きなお笑い番組だとかこれだけは笑ってしまうというものを思い出して、笑ってください。

私の場合はamazonのドキュメンタルでした。あの笑ってはいけないというルールの中で笑いのプロが必死こいて、何でもするんですから、面白くない訳がない。(シーズンによっては下ネタが酷いので苦手な方は注意してください)

よく笑うようになると何か変化があると思います。何でこんなことで、悩んでんだろうとか。この人たち、めちゃくちゃ楽しそうとか。その域まで行くと心のモヤモヤは段々晴れていきます。

⑺会う人を選ぶ

ある程度、自分の中でも状況整理ができるようになったら、ポジティブな方と付き合うようにしてください。例えば、不倫サレたという話をした時に”最低だな!”とかいうような人よりも、”んな過去の妻(夫)のことは忘れて、さっさと次探そう!”と言ってくれる方と付き合ってください。後者の方はあなたを必ずどん底から救い出してくれる人です。

私も状況整理が出来た時に、色々な友人、同期に話をしましたが、もちろん心配して、話を聞いて私の前妻に対しての批判を私のためにしてくれる方はいました。その時は私自身も何の疑いもなく、妻への愚痴を吐露していたのですが、ある時に気付きました。

これ負のループだと

自分が妻に対して批判を言う限り、この呪縛からは解放されないんだと気付きました。人の不幸は蜜の味と言いますが、こういう話が大好きな人っています。勿論、私のことを心配して色々と発言してくれているのですが、こういう人たちと一緒に愚痴ばかり吐いていると自分の心がどんどん貧しくなるばかりか、新たなスタートを上手く切れません。ですから、話す相手、付き合う相手を選んで下さい。

【最後に】

これが私が半年で元の自分に戻れた方法です。なんだそんなことかと思う方もいるかもしれませんが、中々体が動かないと思います。でもやってみると自分がどんどん元に戻るのが分かると思います。

離婚理由に関しては身バレの可能性もあるので、少し内容を変えておりますが、詳細はもっとエグいです。相談に行った心理カウンセラーの方は私の話を聞いて泣きましたし、弁護士さんからは10年に1回あるかないかの複雑な案件と言われました。

でも、今こうして元気ですし、普通に元気でいます。仕事もバリバリと休まずに出勤してますし、週末は好きなことして過ごしています。

元奥さんに対して、完全に忘れられたかと問われれば、愛情はないけど、親友ですと今では自信を持って答えれます。

少なくとも親の次に私のことを詳しい人ですからね。

人間生きてれば、辛いこと苦しいこと沢山あると思います。

私と同じ境遇で苦しんでらっしゃる方の参考になればと思っています。

今が人生の底。あとは這い上がるだけです。

あなたは一人ではない。絶対に助けてくれる心配してくれる人が必ずいます。そんな人達のために早く前を向いた生活ができるよう、私の経験が役立てばと思っております。

長々と書きましたが、皆さんのこれからの”本当の幸せ”を心から祈っております。








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