Grade 9: Final Semester - Behind The Scenes
5月2日 (火)
Kuriから過去の打ち明け話があった日、
またはSugarちゃんにFちゃんのブログの話で盛り上がった日、
火曜日ってことは放課後にバンドの練習があったはずで、恐らくバンドの練習後にKuriかIちゃんがどっかこのあと行こうよーと誘って繁華街に行った。
何故かバンドにいないHageも一緒で、ファーストフード店でポテトやらなんやを食べながら永遠に話をしてた。
宿題のこと、先生のこと、クラスメイトのこと。何も覚えてないけどあの頃、あのメンバーで話すことってきっとこれくらいだ。
途中でIちゃんが急用ができたからといって帰った。
Kuriはそれに大層不満で、なんでいっつも君は先に帰るの?つまんない!と詰め寄っていた。
SorryyyとなるIちゃんに対して、Nah, I’m just kidding. 帰れ帰れ!と告げる。
私もヒストリーの課題残ってるし帰ろうかな、、と続くと、俺も。とHageも賛同した。
「俺こっからの帰り方わからん」と日本から引っ越してきたばかりのHageが言った。(とはいっても、もう1年経とうとしてるのであれは言い訳に過ぎないと思うけど)
「多分こっちであってると思う」と私と同じ方向のバス停に来る。
なんだかんだ言い訳をつけてはHageは私と同じバスに乗り込んできた。
この日、接近を阻止してくれるMoyashiはいなかった。
結局、Hageは私の当時住んでいたコンドミニアムの玄関先までついてきたらしい。
「家まではついて行かんから、ちゃんと帰れてることだけを確認したい」と言われ、私の帰宅を見送られた。
今までEくんとしか来たことのない「プライベート」な空間に、Hageが土足で入り込んできたことに困惑していた反面、エレベーターまで一緒に来なかったことに安心した。
ここ最近、Hageは学校でもやたら馴れ馴れしくて、どさくさに紛れてハグしてきたり、ハグしてきそうな素振りを見せてきて「危険」を感じていた。
Kuriとの会話でこの日、私はこう言ってる。
Kuriも日本人にとって男女のハグは「ノーマル」ではないってこと、長いインターナショナルスクール生活の中で知ってたはずだ。
どんなあからさまなアプローチをかけられてても、Hageには屈しないと強く強く思ってた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?