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Grade 9: Final Semester - So many things happening around me

5月4日 (木)、5月5日 (金)

他にもいろんなことが起こっているのに、今は今でHageからかなり積極的に距離を詰められている気がする。Kuriの方に断然信頼を寄せていた。
Hageから毎日のように携帯メールもMSNでのチャットもあった。
面白いくらいにHageとKuriの行動パターンはシンクロしてる。

木曜日と金曜日の放課後、かなり苦労していた世界史の課題をTちゃんと図書室に残ってこなしていた。
ロシアであった政治革命のことで、テキストブックにも小さなコラムにしか載ってない人の視点で史実をプレゼンしろという内容のものだったと思う。
文献が全然見つからず、本当にしんどかった。
(Hot Seatと言われるものでよくあるディベート形式だった)

この時じゃなかったにしてもヒストリーの宿題には毎回苦しめられて、夜遅くまで起きてたっけ。
この先のログか何かでShikaにもHageからもマッチョからも頼むから早く寝てくれと懇願されていた。(どんだけ心配されてんだと苦笑するくらい)

Hageは俺もGeo(地理)の宿題がやばいねんとかなんとか理由をつけて、一緒に図書室に残った。
「大変そうやなあ、俺もなんか手伝おうか?」と彼はMSNでもよく手伝おうとしてた。

何について調べたらいいん?
この記事簡単に日本語に訳してみよか?間違ってるかもしれんけど、、
今書いてるやつ俺なりに添削してもいい? 等 そんなやりとりをオンラインでしてるログもいつしかの日付であった。

本当に追い込まれてる時、彼の優しさには救われたけど、Eくんや他の先輩たちのいる前でも「仲の良さ」を見せつけようとしてくる態度が嫌だった。

木曜日は他にもGrade9生がいた。
そして、GCSEの試験に向けて勉強していたのか、ただ図書室が憩いの場だったのか、Grade10や他の先輩たちもいた。

パソコンを囲んでTちゃんとあれやこれやと資料を漁る。
Iちゃんも近くで何か別の宿題をしてただろう。
きっとKuriもMoyashiもマッチョもNくんもいたんだと思う。
恐らく激しく絡んでくるのを阻止しようとMoyashiやマッチョが近くにやってくる。
Kuriも居たのだとすると同じ世界史をとってる仲間としてこうしたらいいじゃん、ああしたら?とアドバイスしに一緒にPCを囲んだタイミングもあったとおもう。

部屋の真ん中に位置する円テーブルはEくん、MLBくん、スターフィッシュくん、もしかしたらBrowくんやMarioくん、YHくんたちに占領されていた。(でももしかしたらたまたまEくんだけが来たのかもしれない)

HageやKuri、マッチョたちが私の名前を呼んだり私が彼らのもとに行ったり、彼らが来るたびにEくんからの視線を感じた気がした。
それは、その場にいたIちゃんも、Tちゃんも気づいていてEくんめっちゃ見てたね。と言われた。
Iちゃんはニコニコしてたよ、と言っていたけど、見られていたとしたなら、男の子たちと話す私を監視しているんだと確信を持っていた。私が一人でいる時は何も見てこないから。
Hageを冷たくあしらう私を見て満足そうに目を逸らしたような気もした。

(恐らく)この日の出来事を週末にしたSugarちゃんとの会話でこう言ってるのがあった。

(てかHageってSarryちゃんのこと好きだよね?wと聞かれた流れで)
Hageに対して抱いていた不信感を告げる。
ちなみにこの「〜なのさ」という私の口調がかんなりMoyashiの口調にそっくりで、きっとこの頃MoyashiとよくMSNでだったりキャンパスで話してたんだろうなあと思う。

金曜日、また放課後図書室に引きこもっていた。
例にもよってこの日もまたHageは一緒にいて、調べ物を手伝おうとしてくれてた。
その後、私とTちゃんはミドルスクールの卒業式兼ディスコパーティーに行く予定があったらしく、中学校キャンパスへ移動したらしい。なんとなく、ポケモンマスターくんの妹であり私の親友でカラオケに行くパートナーだったNちゃん(仮)から絶対来てね、って言われたからだったような気がする。

なんでか俺も一緒に行くといってついてくるHageと学校前のバス停に乗り込んだ。私とHageだけだったような気もしないでもない。
もう恐ろしく昔でこれがその時かわからないけど、運転の荒い海外。バスが出発した時に大きく揺れて、座る席がなく立ってた私たちは派手に吹っ飛びそうになった。
体がふわっと浮いて怖かったけど、何よりも困ったのは反射的に私を守ったHageが、バスが通常運転に戻った後もこのシチュエーションにかこつけて思い切りハグをし直したことだった。
明らかにもう安全なのに私の腰に回した手を離さないシチュエーションに、「離れろよ」と冷たく言ってその手を振り払った。
あの時バス停で繋がれた手を振り解けなかった時の恨みをはらすように、Hageにどう思われようと構わない勢いで行動に移したのを覚えてる。


この頃恐らく毎日のように携帯メールでのやり取りのあったKuriに、思わず今さっき起こった出来事を伝えた。

帰宅後のMSNで、すぐさまKuriから「Tell me how it was when you hugged Hage」と茶々が入った。
I told him to let go(離せ) hahaと返すと可哀そうなHage。と面白がっていた。

思い返すとHageが母校にいた頃、Hageはよく私の面倒を見てくれた。
お互いツッコミという名のどつきあいながらも、お互いのツボを理解して、よくお互いを笑わせてた。
それでもあの三角関係事件以来私はそんなHageの優しさに屈さなかったし、全面な信頼を寄せることはなかった。
決して自分を崩すことなくいたんだなあと今なら思う。



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