9/19自由連句「秋すだれ」の巻

どこかで火事があったのだろうか、消防車がたくさんウォウウォウイェイイェイ走っていった。遠吠えをする犬が少なくなったように思う。外飼いが少ないもんね。

  「秋すだれ」の巻
1 秋すだれ 時間を止めた路地の午後  てるや
2 ちょいと小洒落たカフェを発見  よう
3 キジトラはケンパの線をよけていき  たみか
4 おはぎの数が足りぬ集会  よう
5 映(ば)える絵を求めてついに恐山  てるや
月 夜半の月から着信がある  朱夏

恋 振り向けば君の見慣れぬ照れ笑い  よう
恋 逆光で僕が見えないだろう  たみか
恋 雪山の洞窟でほらチョコレート  てるや
10 カレーの隠し味に一切れ  よう
11 フェンシングで芋をたたたとつらぬいて  てるや
花 花見屋台のビールで乾杯 たみか

海月漂さんの4句、いいなぁ。おはぎがある集会はいい集会だよねぇ。足りてないけど(笑)。
袴田朱夏さん。前句恐山からの着信へのホラー系。ちょっと、かなり怖いね。月からの着信。
寿々多実果さんの挙げ句、芋からのビール。ドイツやなあ。花見ドイツ。

あと、こっそり雪山の句を恋句に入れました。雪山で洞窟でチョコレートいうたら恋である。
最近の科学ではよくないらしいけどね、飢えた状態でのチョコレートというのは。科学なんか知るか。

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