「お前ら俺様が羨ましいだろう?」

青木真也が苦労して試合に勝った挙げ句に言いたかったことがこの一言って
哀しくないか。

羨ましがられたいの?それで格闘技やってたの?

青木は普段言えない事を勝った時には言える
普段から言葉が二転三転するブレが多い

お前の事なんか羨ましい者なんているわけないだろう

と、なんの冗談かと思って聞いていた。病気なのかなと。

でも最近どうもそうではなく、一定数そうした四十歳程度のおじさんがいて、それも少なくない数がいるような気がしてきた。自分を肯定されないと生きていけない、他人から承認してもらえないと価値がない、その為に二枚舌でも三枚舌でも使ってどうしても成功したい、一見大胆に見えて実は大変に臆病な、そんな世代なのだろうか。

「うん、うん羨ましい」と思う一部界隈のおじさんや若者がSNSで目立っているだけなのだろうか。

こちらからしたら養分にしか見えないファンがいるようで、本が売れたり、YouTubeの会員になったり、スポンサーが付いたり。

青木は他に皇治や細川バレンタインとトリオで俺様はモテる、金持ってる、強い、頭いい、羨ましいだろ?とやっている。頭の瞬発力が無いから本を書いて、口下手を寝技の強さと引き換えに他人の口で補ってもらおうと言う事らしい。

他の二人は格闘技の腕前は一流では無いが、瞬発系で出鱈目でも正当化してしまうほどの口から生まれたような人間達だ。これも羨ましいだろう、と言うのだろうか、みっともないと思うが。

青木はソープランドやサウナ通いの一物自慢が取り柄の、どうみてもモテる人間ではないし、皇治のようにダサい男や頭弱そうでケバイ女にモテていても羨ましくはないし、細川に至っては巨乳にデレデレしている姿以外に、モテている現場を見たことが無いし、半分プロのような女の事情を自慢気に語るばかり。どうみても三人とも教養のある、まともな女性にはモテていない変なおじさんでしかない。

年取って病気になってもネコしか部屋にいないようでは哀しく寂しい老後だけが見えて、全然羨ましくない。金があっても幸せじゃないぞ。高級老人ホームで鼻くそ入れられた食事を食わされたり、爪抜かれる夢でも見てくれ。

そんなのが羨ましいと思っている、ファンも可哀想に見える。
もっと自分で考えて他人の目を気にせず、強く生きて欲しい。

彼らは強く見せるのが上手いだけで、

本当は決して強くない、哀しいおじさんたちなのだから。


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