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インターンを終えて。

拝啓、
木々の緑が少しずつ深みを増し、そよそよと快い風が吹くようになり、
山形は少しずつ夏に近づいています。尼崎の皆さんはお元気でしょうか?

インターンの振り返りを書こう書こうと思っているうちに、
気づいたら6月になっていました。(ごめんなさい)
とっっても私自身驚いています。(ごめんなさい)
というわけで、山形に帰ってきて2ヶ月になってしまうその前に(完璧にアウトですが)、インターンの振り返りをさせていただきたいと思います。


*インターン理由・目標

まず改めてインターン理由と目標ですが、3月10日から4月12日までの約1ヶ月間、私は「株式会社ここにある」さんのもとで1ヶ月兵庫県尼崎市にインターン してきました。

インターン理由としては、私が大学1年間を通して「場づくり」に興味関心を持つようになったこと、また、尼崎には以前2回ほどお邪魔させていただいたことがありもっと尼崎を知りたいと思ったこと、いつもとは全く違う環境でインターンをしてみたいと思ったからです。

インターンの目標としては、
①「尼崎だから」「ささのすけだから」できることを見つける、やってみる。
②1ヶ月で300人の人に会って話す、そして尼崎で100人の友達を作る。
の2つでした。

*たくさんの場所、出会い、挑戦した1ヶ月間

1ヶ月でやったこと、行ったことは

・みんなの尼崎大学相談会 参加
・自己紹介プレゼン @amare
・場づくり交流会 参加
・ぶらり尼崎ツアー 参加&アテンド(自己紹介プレゼン2回目 @hinata)
・武庫女子大学さんでMTG
・杭瀬でカメラ講座を受ける
・尼崎キューズモールさんとMTG
・生き博MTG 見学
・みんなのサマーセミナーMTG 見学
・みんなの尼崎大学 秘密基地づくり
・トア食堂 さんで1曲歌わせていただく
・はっぴーの家ろっけん さん 見学
・えんがわマルシェ 見学
・「プリズン・サークル」 を観る
・カリー寺MTG 見学
・みんなの尼崎大学 秘密基地づくり②
・ミーツ・ザ・福祉MTG 見学
・ATTFゲームマスター研修会 参加
・尼僧酒場 参加&ファシリ@パイナワーフ
・失敗展@梅田 を見に行く
・みんなの尼崎大学MTG 見学
・グラレコ講座を開く withまいやんさん
・生活困窮者コミュニケーションセミナー 見学
・お散歩@武庫川
・「場づくりという冒険」 オンラインイベント 参加
and more...

です。1ヶ月間で尼崎市全域はもちろん、神戸や梅田にも行きました。たくさんの場所を訪れ、たくさんの人に出会った1ヶ月間でした。

*1ヶ月間尼崎で過ごしてみて。

さて、1ヶ月間尼崎で過ごしてみてどうだったのか。
まずはインターンの2つの目標について。

①「尼崎だから」「ささのすけだから」できることを見つける、やってみる。
→⑴トア食堂さんで歌わせていただく。
 ⑵グラレコ講座を開く。
 ⑶尼崎PVを作成する。(只今絶賛作成中!)
という3つのことをやらせていただきました。

⑴⑵については、2週目振り返りと4週目振り返りの投稿を見てもらえたらと思います。
⑶については、2ヶ月たった今も、絶賛作成中です。汗
データを飛ばすということを2回やらかし、まだ作り終わってません。(ナンテコッタ)
出来上がり次第、FBに載せたいと考えています!!!!

②1ヶ月で300人の人に会って話す、そして尼崎で100人の友達を作る。
→⑴友達たくさん出来ました!!!(FB友達は70人増えました。)
 ⑵1ヶ月で230人の人と会って話しをしました。

残念ながらコロナの影響もあり終盤はなかなか人に出会うことが出来ず達成は出来ませんでしたが、たくさんの人に出会い、話をすることが出来ました。

そして、1ヶ月間尼崎で過ごしてみてどうだったのか、どう変わったと思うのか、何を感じたのか。

◉圧倒的に自分に自信がなかった。そしてその「自信のない自分」が情けなくて、嫌いで仕方がなかった。
私は自分に自信がありません。でもそんな自分を騙し騙しやってきていました。
挑戦してはみるものの、他人の目や評価が気になり、他人から求められる「私」はどんな私なのかを考え、行動するようにしがちでした。一方でそんな「自信のない自分」が許せなくて情けなくて、嫌いで仕方がありませんでした。
しかし、1ヶ月間自分にできることを探したり、挑戦する場を設けていただき、少しずつ自信のない自分を少し許せるようになれたと思います。
また、無理をして強がらなくてもいいことに気づきました。有りのままの自分は何も出来ないことはありませんでした。


◉人の「縁」を感じた。
1ヶ月間で本当にたくさんの人に出会いました。そんな中でもとても大事にしたい出会いがいくつかあります。もしやこれは運命?なんて思う出会いもありました。しかし、出会うべき時に出会い、別れる時に別れるのだと感じました。この得ることが出来た素敵なご縁を、これからも大切にしていきたいと思います。

◉尼崎の人たちのノリの良さ、オープンで開かれた空間が素敵だなと思った。
尼崎の人たちの人の良さ、ノリに助けられた1ヶ月でした。面白く、優しい尼崎の人たちが、まちがもっと好きになりました。

色んな「場」の形に出会った。知った。
「場づくり」を勉強したいと思っていた私ですが、この1ヶ月間でたくさんの「場」の形に出会い、知りました。
まだうまく言語化は出来ませんが、自分が良いな、目指したいな、と思う「場づくり」が少しずつわかってきたような気がします。

◉自分にとっての『表現』について改めて考える機会が多かった。
私は、「表現すること」について凄く興味関心があるとともに、「表現すること」が自分の大きな軸になっていることに気づきました。
「表現」についてはたくさんありますが、私の中では人と人との間に流れる空気やつながり、関係性、言葉や音楽、などです。
自分は見えないものを、見えないからこそ大切にしたい。表現したいのだと、気づきました。

◉自分は何に対しても臆病になってしまいがちで、だから感じるものに頼ってしまいがちだと気づいた。
自分自身に自信がないという部分にも通ずるものでもあるのですが、自信がないものはとことん自信がなく、特に「伝える」ことに臆病になりがちです。
今は伝えるべきか否か、どういう風に伝えたらいいのか、言葉はどれが正しいのか、何を伝えたら相手は一番喜んでくれるのか、相手が求めている答えは何なのか。などなど、たくさんたくさん考えて、選んで、自分の正直な思いや言葉を伝えることが出来なかったりすることが多いです。その結果、空気や雰囲気、自分以外から伝わってくるものを頼りにしがちです。しかし、本当にそれでいいのか?と問われる場面が何回かあり、改めて気づかされ、考えました。

*インターン後のこれからについて。

この1ヶ月「株式会社ここにある」さんでのインターンを通して、これからどうしていきたいのか、思ったこと、考えたこととしてはこの6つです。

◉どうしたら人の輝きを引き出すことができる場を作れるのかを探す。

◉私だから作れる雰囲気や言葉で、場を作ってみたい。

◉色んなものが混じり合い、溶け合う空間 を作ってみたい。

◉自分の中の表現の方法を増やしてみる。

◉「えいっ」と踏み出す最初の一歩を大事にする。

◉思いや、想いを見つめあいながら丁寧に紡いでいくことを大切にする。
(固定概念や、固定されてしまった印象や個性など見えなくなってしまったものを包んで掬いたい。)

まだ漠然としたものであり、かつ、うまくまだ言語化は出来ませんが、まずは具体的にどういうものなのか、じゃあどうしたら実現できるのか、など、少しずつ深めていけたらいいなと思います。

*「尼崎」は気づく街。そしてインターンを終えてみて。

尼崎に訪れるのは今回のインターンで3回目でした。
1回目、2回目とも尼崎を好きになって毎度名残惜しく思いながら山形に帰ってきていた私ですが、このインターン途中山形に帰りたいと思ったことが何回かありました。正直、辛い時もありました。
こんなにも環境や生活が変わると苦しいのかぁと思いましたし、自分は尼崎にいる意味があるのか?と考えてしまった時もありました。当たり前なのですが、自分の居場所をなかなか見つけられず、悲しくなってしまった時もありました。

しかし、尼崎の人たちはそんな自分を受け入れてくださいました。
ただうんうん、と話を聞いてくれました。
「家においでよ。」と声をかけてくださいました。
とってもとっても嬉しかったです。
うまく言葉にできないのですが、私が好きだなと思う人や場所は優しい風が吹いていて、淡く滲んだ色をしていると感じています。
そんな人たちに、場所にこの1ヶ月間出会うことができました。

そして、私にとって尼崎というまちは「気づく街」だと、思いました。
毎回尼崎に来ると、私は知らない、または気づいていなかった抑えていた自分がひょっこり現れたりします。ホロホロと自分の中から零れ落ちてくるモノが山形にいる時より多い気がするのです。


実際にこの1ヶ月間、自分が表現をすることが大きな軸になっていること、『音楽』が生きがいだということ、自分がHSPだということ、共感覚を持っていること、自分の弱い部分、過去のことなど、今まで他人には喋らないようにしよう、または喋らないようにしていたことを初めて言葉にして話してみる場面が多かったと思っています。

また、自分は本当はすぐ泣いてしまう性格でもあるのですが、普段はそんな自分が嫌いで、幼い頃から悩んでいたことであり、実際にからかわれた過去があるので、ずっと泣かないようにと気をつけていました。流れ込んでくるものや自分の感情を人前で簡単に出さないように、押さえ込まなきゃダメだと思っていました。
(無意識半分、意識的に半分だと思います)
しかし尼崎に来ると感情が不思議と溢れてしまうことが多いのです。この1ヶ月も情けないですが泣いてばかりいました。それが良いことなのか悪いことなのかはわかりませんが、無意識的に自分の感情を普段から簡単に出さないように、と思っている自分がいることに気づきました。


1回目、2回目訪れた時は次はいつ尼崎に来れるだろうか、尼崎で出会った人たちと別れるのが辛い、忘れ去られてしまったらどうしようと、寂しさと名残惜しさで帰り道グズグズと思ってしまっていましたが、もう私にとって尼崎は遠いまちではなくなりました。帰る時はもう寂しくありませんでした。


*最後に

最後になりましたが、
この1ヶ月間、会って話をしてくださった230人の方、
「お家においでよ」と快く受け入れてくださった方々、
みんなの尼崎大学の皆さん、サマセミコアメンバーの皆さん、
ツアー参加者の皆さん、ENGAWA化計画の学生の皆さん、
時任さん、amareのお2人、Cちゃんさんを初めシェアハウスメンバーの皆さん、
まいやんさん、たまちゃんさん、
そして
えっちゃん、
藤本さん、
1ヶ月間本当に本当にお世話になりました。ありがとうございました。

コロナの影響で次にいつ尼崎へ行けるのかはわからないけれど、
その時までにはコミュニティデザインを学んでいる学生として、
表現者として、
ささのすけという人間としても成長できているように頑張りたいと思います。
また会えるその日を楽しみにしています。また会う日まで。
                             ささのすけより

※拙い文章ではありますが、これでインターンの振り返りを終わりたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。


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