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インターン3週間目振り返り(3/23~3/29)

これは2ヶ月前、私が1ヶ月間「株式会社 ここにある」さんで1ヶ月インターンをさせていただいた時の振り返りです。
今更ながらnoteの方にも各週の振り返りを簡単にですが、記録として投稿したいと思います。

3/23(月)『プリズン・サークル』鑑賞

第七藝術劇場に行き、『プリズン・サークル』を観ました。

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取材許可に6年をかけ、2年にわたり日本国内の刑務所に初めてカメラを入れて完成となったドキュメンタリー。官民協働による新しい刑務所であり、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを導入している日本で唯一の刑務所でもある「島根あさひ社会復帰促進センター」。受刑者たちはプログラムを通じて、窃盗や詐欺、強盗傷人、傷害致死など、自身が犯してしまった罪はもちろんのこと、貧困、いじめ、虐待、差別といった幼い頃に経験した苦い記憶とも向き合わなければならない。カメラは服役中の4人の若者を追い、彼らがTCを通じて新たな価値観や生き方を身につけていく姿が描かれる。監督は「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」「トークバック 沈黙を破る女たち」などアメリカの受刑者をテーマにした作品を手がけてきた坂上香。
映画.comより引用

映画を見ての感想としては、人は人によって救われ、人と人との関わりや交わりによって生まれ直すのだと感じました。安心・安全な語れる場があること、自分を自分の言葉で語ること、自分と向き合うためにコミュニケーションが取れる場が必要だということに尽きると感じました。自分という存在をいかにして表現していくのか。誰しもが持っている心の邪悪をどのように避雷針建てて発散させていくのかを突き詰めていくことが重要なのだと思いました。

印象的だったのは、最初は「社会から信頼されず、孤独だが、死ぬこともできない。」と、そう暗く話す受刑者が、最後にはインタビュアーにありがとうと、笑って感謝を伝える場面。ずっと映画を通して自分に流れてきたものが、なぜだかその瞬間に一気に溢れてしまいました。なぜなのか、はまだ自分でもわかっていなくって、言語化もうまくできないので、なぜなのか、をまた深掘りをしていきたいと思います。

3/26(木) 『尼僧酒場vol.03@パイナワーフ〜いろいろな思いこみをゆるやかに破っていく酒場〜』にゲストファシリとして参加

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▶︎尼僧酒場 とは?
「尼崎」に住む「尼僧」である浄土真宗本願寺派の僧侶、唐溪(からたに)悦子さんが1日店長として料理(カレー)やドリンクを提供するというもの。話をするだけでなく、あえて尼僧というワードを使いながら「仏教×ジェンダー」を基本軸に置いてトークやワークショップなどを行っていくイベントです。

私は今回ゲストファシリとして参加させていただきました。このvol.03でのテーマは「いろいろな思い込みをゆるやかに破っていく酒場」でした。
私がコミュニティデザインという見えないデザインを学んでいる学生だということ、私にとっての表現(音楽)ついて話をしてほしいと、えっちゃんこと悦子さんに依頼していただき、今回させていただくことになりました。

NHKさんの取材がきていたり、お客さんも約10名ほど来ていたり、めちゃめちゃに緊張をしていましたが、このイベントで私は私にとっての「表現」についてまた更に考えるきっかけになったと感じています。
私にとって表現(音楽)はどういうことなのか、どういうものなのかを改めて言葉にしました。私の言葉が伝わるかどうかとても心配していましたが、参加していたお客さんの中で私の言葉が1番印象的だと感想で言ってくださった方がいて、届いたことがとても嬉しかったです。
また、思い込みや考えを見つめ直すこと、手放すことの難しさも感じました。と同時にその「場を作ること」の難しさと尊さも感じました。じゃあ自分はこれからどういう表現をしていくのか、ということもこの時から考えるようになっていったと思います。

3/27(金) 『失敗展@梅田』に行く

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ずーっと行きたかった失敗展についに行きました!!

▶︎失敗展 とは?
失敗展に並ぶのは、失敗にまつわる体験、感情、言葉たち。失敗という、ネガティブだけど誰もが体験することを共有しながらみんなで肯定していくという活動です。

そう思ったら、ちょっとだけ勇気が湧いてきませんか?
未来を生きるあなたに届けたい、大人も子供も笑って楽しめる参加型の展示会です。

主催者はコミュニティデザイン学科2期卒業生であり先輩の遠藤百笑さん。
私は実は『失敗展@福井』の時にやらかし隊として失敗についての記事を書かせていただきました。記事を書かせていただいたきっかけから自分も失敗について考えるようになったこと、そして実際尊敬する先輩のプロジェクトということもありずっと行きたいと考えていました。まさかインターン中に来れると思っていなかったので嬉しかったです。

新しく買った服のタグを外し忘れる失敗だったり、カラオケボックスでトイレに行って帰る部屋を間違えた失敗だったりと、展示の中には「あー、経験ある!」「この失敗はしたくないなあ」といった失敗がたくさん展示されていました。
失敗と言っても、誰もが体験する失敗もあれば、偶然としか言いようのない稀少な失敗体験もあります。でも共通しているのは取り返しが利き、最後は笑えるというものでした。数々のイラストのなかには、想像するだけでヒヤヒヤしたりドキドキするような失敗もありましたが、そんなイラストを見ながら、「失敗を恐れない」「失敗したという体験を乗り越えて楽しめる自分になる」きっかけになるなぁと、展示を見ていて思いました。

3週目は尼崎市外にも飛び出してグルグルと色々回っている週でした。
やっと少しずつ電車とバスにも慣れてきた頃でもありました。笑
4週目の振り返りはまた次回の投稿で!!!!

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