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2020.06.15 曇後晴 25°/32° 絡めとられて

昨日まではそうでもなかったのに、今日の朝畑に出向いたらもうみんなクネクネし始めて、とりあえず絡んできます。初めに触れたものにはとりあえず絡んでおけと言わんばかりのしつこさを感じます。

今日のカバーは 絡み、絡まれて。蔓コレクション です

今年も始まりました。待ちに待ったこの季節がきました。

遠目からみたら、蔓が伸びてきて絡みついているなぁ。ってそれだけの話なのだけれど。どれ一つとして同じ絡み方をしていないのだと思うと、途端にいろいろな絡み方をしていて面白いなぁってなってくる。もちろん私はだけれど。今朝は畑は程よく湿っているし、やることもすくなかったので、蔓をとことん観察してみました。なんどか紹介していますが、いんげん君とモロッコさんの二種類を植えております。



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中央で仲良く絡まっておる

なんだか仲良しの図。途中までは別々に伸びていたのだと思うのですが、ふとしたきっかけで触れ合ってしまい。先に伸びている蔓を追いかけるように絡んでいく。きっといつまでたっても追いつけないようにも感じるけれど。そんなのお構いなしにいつまでも絡んでいきそう。


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麻紐よりも丈夫な支柱に。我先にと

なんてイボイボしていてなんと絡みやすいのでしょうか。一度絡んだら離れられない。そんな安定感がそこにはあります。それを知った他のいんげんたちは「私も!」「俺も!」って、追いかけていきます。きっと一度支柱に絡んでしまったら最後。安定感をすてて他へ伸びていくことができないでしょう。多分ずっとこの子たちは支柱に絡んでいるつもりが、絡めとられているのはいんげんさんの方だったりして。


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こちらの支柱は独り占め

こちらの支柱はブルーオーシャン。初めにからんだモロッコさんは他のいんげんを見下ろすように絡まり、佇んでいるかのようです。どんな時代も先駆者はいるものです。初めに見つけた子が一番いい場所に絡むことができます。


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我が道を行くよ

支柱だかなんだか知らないけれど。私は自分の道を進んでいくよと言わんばかりに張り巡らされた麻紐を交互に交わして上へと伸びております。近くに支柱がないから、そうするしかなかったのかもしれないけれど。その安定感のある支柱の存在を知らないことが、よく働く場合もあるのかもしれません。


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もう離れない

もう離れないっていいつつ。かなり背丈の低いときから絡んでいる感。一つ目の絡み方とは違って、なんだかこちらは絡み方がよりしつこい感じ。離れないぞって。苦手かもしれない。私。


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先に行くなと、足(蔓)を引っ張られる

成長の早い子は先へ先へと向かうのだけれど、先に伸びたつるに絡んでくる子たちがいます。一緒に伸びていこうよって。先に行くなって。つるむの語源は蔓からではないのだろうけれど。他の子が別の行動をしたり、先に行こうとするとするとそれを阻止しようとします。つるんで一緒に行動することはなんだか心強さや安心感を得ることができるように感じるけれど。そこから離れなければいつまでたっても次のステージにはあがることができないのです。

いつまでもついてくるなよ。俺は先に行くよ。


いかがでしたでしょうか。なんて事のない蔓の絡まりだけれど。なんだか撮影したいんげん君は同じものはなくって、飽きません。きっと明日も畑に行けば、新しい絡まり方をしているはず。なんだかのんびり観察して、勝手に楽しんでいる私は、心に余裕があるみたい。


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なにか茎の中に潜り込んでいる

なんか様子がおかしい。なんだか元気がない。葉っぱが萎れ気味だし。厚さにやられてしまったのか。水を切らしてしまったのか・・・。なんだろう。そうやって数日経過したのちに気がつくのです・・・。

茎の中を食害されて助かるパターンってほぼほぼなくてですね。きっとこの子は数日後に枯れてしまうでしょう。だいぶ大きく育ってきてこれから収穫をむかえるところだったのですが仕方がありません。甘とう美人さん。助けられませんでした。

食べられてしまった部分は後にはもどらないのです。俗にいうシンクイムシ、根切り虫の類だとは思うのですが、なかなかよくみても初めは気がつけない。気がついた時にもはもうすでに遅し・・。これまたなかなか気がつけないことが多くて困ってしまう。とりあえず代替えの苗を買ってきて植えるつもりでおります。なよなよしてても仕方がありませんから。


今週は火・水曜日が勝負。明日はゴーヤー君のネットを張って好きなように這わせてあげよう。絡ませてあげよう。人為的だけれど。甘やかしすぎにおもえるけれど。人間だからそんなお手伝いができる。させてもらえる。心地良く大きく育ってもらって、たくさんゴーヤの実をお裾分けしてもらおう。

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