五十肩の原因は百通りと言われるほどで 治療家や調整する側は本当の原因特定に悩みます

大半は整形的なアプローチで改善されていくわけですが それも千差万別、又内科的な問題や 精神的な方面からの影響を受けていることもままあるというのが現状です

その判断基準は研鑽ノートアーカイブにありますが 今回は　

治してはいけない危険な五十肩

というテーマで書いてみます

治してはいけない、というのは言い過ぎですが 正確に言えば　

肩だけ治しちゃイケマセン　

或いは　

その五十肩 何かのサインかもよ？！

ということです

調整や治療に慎重を期さねばならぬ危険な五十肩の場合 身体に明確に出るサインが４つあります

☆　腰椎四番の前落ちと五番の後傾

☆　胸椎五番左右への歪み

☆　左右どちらかの肩甲下筋の拘縮

☆　胸椎三番の左へのズレ

　　又は頸椎二番の右へのズレ

あらゆる五十肩の調整に入る前に面倒でも上記をチェックすることが大切です、

基本調整がしっかり出来ていればほぼ大丈夫な筈ですが 基本調整後にも念の為チェックしましょう

大袈裟ではなく稀にではありますが命に関わるような事態になりかねないのです。

何故ならば。。。、

腰椎四番五番の前後への歪みは全身の主要血管の硬化のサイン 又は 原因になります。

見方によっては身体は血管の過負荷を減らすために腰椎を固めることによって血管を守っているとも言える

そして腰椎の歪みが限界に近づくと次にその役目を担うのが胸椎五番、

右か左にズレ出します

そしてそのズレが行き過ぎると背中中央に呼吸も苦しくなるほどの痛みが発生することになる、

それを防ぎ胸椎五番を助けるために頑張るのが肩甲下筋、

固まった筋肉は肩甲骨と肋骨をガチガチに固めメデタク五十肩の出来上がり。

身体は何をとち狂ってこんなへんちくりんな反応を起こすのか？

いや、身体は正直 ！

決っして間違うことはない、そこにはちゃんとした目的があります、

固くなった血管を梗塞や破裂から守るために防衛部隊や砦を作り続けた結果です、

腰を固め背中を固め右肩を固め最後は頸椎を固めることによって脳血管を守り

同様に左肩を固めることによって心臓周りの血管を守っている

ここからはご推察の通り防壁の一部を為す肩周りのみを治しちゃダメなのです

全身に目を配りしっかり整えることが最優先！　必須です

それを怠ると 右肩の場合 五十肩発症数ヶ月後に脳出血を起こしたり

左ならば 心筋梗塞 や 最悪心房細動で命を落とすことになりかねません

(勿論他の要因も複雑に絡みますがこの関連性を推察出来る場合が少なくはない)

侮るなかれ　五十肩　

基本調整の大切さを今一度認識したい、。と自戒

ありがとうございましたm(._.)m

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