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好きなもの解説日記①〜藤本タツキ先生の漫画〜

自分の短所の一つに、人からおすすめされたものにはあまり興味が湧かなくなるという部分があります。

好きな音楽は?好きな漫画は?
好きな映画は?っていう話題が恋人やその前段階のこの人可愛い〜っていう人との会話でよく出てくるとは思うんですが、

「これが好き!」と伝えられたものを
「よしゃ!俺も見よう!」と思えない人です。

これは本当に思いたくても思えない、生理的にっていうやつです。(好きになる必要はもちろんないのだが)

そのくせ、自分の好きなものについてはめちゃくちゃ喋りたがります。
自分から見たらこんなやつまじ迷惑です。

人の話を聞かず、自分の話は聞いて欲しい。
キモすぎる…。

そんな自覚があるため、人と喋るときは最近好きな〇〇という会話を避けるようにしてます。
基本、恋バナにしてます。(結果キモイ)


ただ音楽も漫画も映画も好きだから、自分はこれめちゃイケてると思うんだ!ってのを好き勝手に言いたい…。


ということで、ヤンキーが街にスプレーで落書きをする自己主張のごとく、好きなものをただここに残したいと思います。

つまりこのノートは自分が好きなものを毎回1つだけ解説させて頂くものです。


好きなもの①
藤本タツキ先生の漫画

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記念すべき1つめは藤本タツキ先生の漫画です。

藤本タツキ先生を知らない人のために説明すると、
「チェンソーマン」
「ファイアパンチ」
「ルックバック」
などを描いた・描いている人です。
あとはもう各々調べてください。別に調べなくてもいいです。

自分は漫画がとても好きなのですが、
この方の漫画が自分は1番好きです。
なんか映画っぽいし音楽っぽいし小説っぽいし
めちゃめちゃイケてる漫画だからです。

要するに唯一漫画という枠を超えた面白さがあります。(個人の感想)

そんな藤本タツキ先生の漫画で特に好きなシーンを紹介したいと思います。

それはファイアパンチの主人公、アグニが約300歳生きてきたというトガタに

アグニ:人は死んだらどこに行くんだ?

って質問するシーンです。

300年も生きてるトガタはその質問に対して

トガタ:映画館

と答えます。


(著作権の関係でそのページ見せれません。文面で説明しますが、ファイアパンチの4巻35話に収録されており、「ファイアパンチ 映画館」で画像検索すれば1番最初に出てきます。)


このシーンの何が好きかというと、面白いからです。それがどこやねんって話なんですが。

死んだらどこに行くんだって疑問は子どもの頃にひどく考え込んだことがあります。

天国か地獄なんてものはなくて、無が永遠に続くはずだ。そう自分の中で想像が固まってしまい1週間くらいあまり寝れませんでした。

結局時間が解決(アホなだけ)
ただ死ぬことは怖くて悲しく辛いものっていうイメージがつくきっかけになりました。

ただ、このファイアパンチのこのシーンを初めて読んだときに、優しい…って思ったんです。

宗教の違いの大部分に死後の世界というものが往々にしてあると思います。
(自分はあまり宗教を信じるタイプじゃないです)

天国と地獄だったり、輪廻転生だったり、救済が〜とかだったり。

自分はどれも嫌なものだなって思ってました。
だってどれもこれも、我が神を信じて良い行いをしたら〜みたいな条件付きの死後だからです。

いや、やってられるかー!ってなります。
そもそもがんばってますわー!って。

それに比べてこのトガタの映画館という答えは
自己中心的に優しいんです。

トガタはただ自分の好きな世界を思い描き、ただそうあればいいと思って答えている。

その自分勝手さから出た答えがなぜか人を救おうとしているどの宗教の答えよりも、1番自分を安心させてくれました。そこが面白かったんです。



んー好きなものを解説するのは難しいです。
上手く伝えれた自信がありませんが、
練習兼自己満足のために続けていこうと思います。


佐々木


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