オウンドメディアは「運動」であり「誇り」だという話(スマニューでもやっとはじめた)

スマートニュースのオウンドメディアをはじめました。サービス開始から7年目にしてやっと。同時期に創業した会社のオウンドメディアとしては、最後発といっていいようなスタートとなりました。

スマQ(スマキュー)https://q.smartnews.com/ 

Engineering Blogのほうはすでにあったんですが、広くコーポレートの話題を扱うオウンドメディアはこれが初めて。何をやっているんだかよくわからないスマートニュースという会社が(私も入社前はそう思っていました)、これをきっかけに少しでも知られていったらうれしいです。

はじめるにあたって、私が一点だけ強くこだわったことがあります。

オウンドメディアというのは、情報を出していく媒体であるのはもちろんなんですが、それ以上に、組織をひとつにし得る運動である、ということです。そのため、ウェブサイトを開設して記事を連投していくだけの編集部ではなく、それをきっかけにして組織によいフィードバックを与え続けていけるような体制を作ろうとしました。どういうことか。キークエスチョンはこうです。

成功したオウンドメディアは何をもたらすか?

認知度の向上か、好感度の上昇か、応募数の増加か。もちろん、いずれも大事です。でも、もっとも大事なのは、組織の一員としての誇り、です。成功したオウンドメディアは、組織の一員としての誇りをもたらします。外部への情報発信に由来する評価指標も大事ですが、組織に与え得る影響力のほうに敏感でありたいと思いますし、それが結局は、各種の評価指標にもよい影響を与えます。つまりメディアというよりモメンタム。つまりオウンドモメンタム。なんのこっちゃ。でも僕はそれがオウンドメディアの本質だと思っています。

それを学んだのは、2007年にはじめた「livedoor ディレクターブログ」です(後にLINEディレクターブログに改名し、現在は終了)。

まだオウンドメディアという言葉もなかった時代、ライブドア事件の影響で採用力がどん底だった頃。みなでがむしゃらに取り組んだオウンドメディアが、組織の一員であることに誇りを取り戻すきっかけとなりました。あのとき編集部が成し遂げたのは、人気のメディアを作ったことじゃなく、組織が復活していくモメンタムを作ったことだったよなと、いま振り返ってみて思います。
ちなみにそのときのメンバーのうち941さんはLINEでDevRelをやり続け、薮田さんはSmart HRで人事領域をやり続け、谷口マサトさんはコンテンツマーケティングをやり続け、自分も再びオウンドメディアに関わることになりました。あ、なんか谷口さんだけちょっと違うな。まあいいか。とにかく、気がつくと12年経っても消えないインパクトがあることだったよなと思います。「こっちの方向で大丈夫。絶対にいいことが起こる。それが一番大事」というような確信が、今も手応えになって続いている。そんな感じ。

さて、最後の一言はふつう「スマQをお楽しみ!」とかって言うんでしょうが、そうは言いません。「成長していくスマートニュースという組織をお楽しみ!」と、そう言いたい。

さて、おれも記事を書くぞ。

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佐々木大輔

1980年、遠野出身。インフォバーン、ライブドア、LINEを経て、現在はSmartNewsの執行役員とSekappyの顧問。CGMに取り憑かれた編集者・PM。読書が長年の習慣で、趣味は器集め。小説では『僕らのネクロマンシー』ほか。座右の銘は公私混“働”と"諸"志貫徹。

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