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大学時代の第2外国語を挫折した人に送る。元akb48仲川遥香から学ぶ3ヶ月で外国語を話す流儀

作成日:2017-11-19

外国語を覚える、と聞くと大学時代の第二外国語を思い出します。今となっては理由もなく思い出せないけれど選んだのはフランス語。

もしかしたらしゃべれるようになっちゃうかも、なんて淡い期待を抱きつつ、講義を受けるも撃沈。

そもそも目的意識もなく、文法やら女性名詞やらだ男性名詞やらを覚えるのは、苦行以外の何者でもありませんでした。

最後は単位のために必死に暗記し、その後、頭の中の言語ともいえない単なる知識の羅列はキレイにデリート。その後フランス語を話すことは一切ありませんでした。

マレーシアに引っ越しするにあたり、そんな私がどうやって英語を覚えるか。「これは実践したい!」と思えた勉強方法を元アイドルの本を読んでいてたら見つけました。


4年前のいまごろ。私は、運命を変えるため海を渡りました。
やってきたのはインドネシア。
AKB48の一員としてパッとしない人生を歩んでいた私は、自分らしく輝ける、私だけの居場所を探しにこの場所にやってきたのです。

本の著者は元AKB48の仲川遥香さん。同じくAKB48のまゆゆこと渡辺麻友さんと同じ時期にAKBに加入しました。

そこで最初に覚えた言葉。それが、「ガパパ」。
インドネシア語で「大丈夫」「ノープロブレム」の意味で、おおらかでフレンドリーなインドネシア人らしいキーワード。

ガパパ、ガパパ、ガパパ。

苦しい時、くじけそうなとき、泣きそうなとき、そこにはいつも、魔法の言葉と仲間の笑顔がありました。
たった一人で落ち込んだときには、その言葉をつぶやくと、日本にいる大切な人たちの声が聴こえて来ました。
そしてまた、前を向くことができました。がむしゃらに走り続けてきた4年間。気がつくと私は、"インドネシアでもっとも有名な日本人"と呼ばれようになっていたのです。


カッコつけるのは、しゃべれるようになってから!

本の中身に入りたいと思います。

同時期にインドネシアに来て、同じく一からインドネシア語を覚え始めたという男性に半年後に再会。その方が全くインドネシア語がしゃべれるようになっておらず、びっくりしたとうエピソードから。

何か新しい単語を覚えたら、その瞬間からためらわずに使います。
文法的に間違っていたり、少しくらい意味が間違っていてもおかまいなし。とにかくすぐに使って使って、使い倒します。

すると言われた相手がアドバイスしてくれるんです。「そういうときはこっちの言葉のほうがいい」とか「文法はこっちが正しいよ」って。

だから、最初は変な使い方でも、何度も繰り返しているうちに、正しく使えるようになります。そうやって自分のものにした単語は、一度覚えたら忘れることがありませんでした。

ところが、この方の場合、新しい単語が出て来てから、使ってみるまでが遅かったのです。辞書でしっかり意味を調べて、文法を理解して、例文を暗記する。
それからようやっと、ネイティブとの会話に使い始めていたのだそうです。学校の勉強ができた人の覚え方だなって想いました。

最後、かなりぐさっと来ました。

だって間違えるの恥ずかしいじゃないですか。だからこうやって完璧にしたいんですよね。

この前のマレーシア行きでは、飛行機でもタクシーでもそれこそ貝になってました。

言葉を組み立てているうちに話す勇気がしぼんでいく。旦那さんも下手な英語を聞いてると思うと余計恥ずかしくて話せない……。

著者は自分のインドネシア語を「Tシャツに半ズボン」なら、彼の英語は「ブランド物のスーツ」と例えていました。

高校、大学と頑張って受験勉強してきました。そこで、求められるものってブランド物です。かなり自分に染み付いてます。


インドネシア語をインドネシア語として覚える

最大のコツは、「頭の中で日本語に訳さず、そのまま覚える」ってことだと思います。(中略)例えば、靴のことをインドネシア語では「セパトゥ」と言います。私はその単語を覚える時に、「セパトゥは日本語の靴っていう意味だ」とは考えません。目の前にあるコレが「セパトゥというもの」なんだと思って覚えます。

(中略)朝に人と合ったら「セラマパギィ」とあいさつするんだ、って覚えます。もちろん、日本では朝に友達とあったら「おはよう」って言っていました。けれど、「セラマパギィ」を覚えるときは、今まで朝に人と会っても何も言ってなかったつもりで覚えます。

私が覚える時に気にするのは、「これはどんなときに使う言葉なのか?」と「この言葉を使うと、相手はどんな反応をするのか?」です。

目からウロコです。

律儀に日本語→英語って覚えようとしてました。というかそういう方法しかしりませんでした。学校でもそう習ったし、本もそういう方法で書いてあります。

インドネシア語と違って、生半可に知っている英語だとうまくいくのか未知数ですが、次回のマレーシア滞在ではこの方法を意識して会話を聞いてみたいと思います。

あとは好きな映画を英語&英語字幕で見てみて、早速実践してみようと思います。


最後に

この本には語学の勉強方法だけではなく、現地に馴染むためにどんなことに苦労し、試行錯誤したのかも書かれています。

海外に住むってどんな感じ?現地に溶け込むってどういうことなのか?ということも実感できます。

情報収集して疲れた頭にスッと入ってくる内容なのでおすすめです!



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