見出し画像

大谷翔平バブルのドジャーズと違って、日本プロ野球は危機、今こそ改革の時ー1

こんにちは。
大谷翔平選手とオリックスの山本由伸投手を合わせたドジャースの契約金が約1,500億円と前代未聞のことになっています。

日本がアメリカに対して黒船になった珍しいケース。

比べていいかどうか不明ですが、長嶋茂雄さんと王貞治さんの選手生涯年俸を合計して12.5億とか。50年も前のこととはいえ、実に100倍以上の大きな差です。

山本由伸投手も日本人史上最高のピッチャーと言われているから、大谷翔平選手と合わせて最も価値の高い選手の組合せとはいえ、とてつもなく凄いことです。また、大谷翔平選手が契約金の97%を後払いにしたからこそ、山本由伸投手を獲得できたので、ドジャースにとって大谷翔平選手は広告塔であり、リクルーターでもある。わずか1ヵ月でロサンゼルスの歴史上の人物になってしまった(笑)。

今回の2人は、ドジャースから見れば真面目で紳士でフレンドリーで身体のケアを充分にするから、不摂生、酔っぱらってのケガ、女性問題、暴言、チーム内で孤立等様々なリスクが考えにくい点も大型契約の理由かなと思います。

さらに山本由伸投手の契約は12年契約だけど、6年目9年目のオプトアウト(契約破棄)権付き。生真面目な日本人なら、成果が上げられない時は自ら契約破棄するだろうという読みもあるかも。

メジャーの球団にとってみれば実にありがたい選手2人と言えるでしょう。

これなら益々日本人選手の株が上がって、今年以降年俸が暫く高止まりしそうです。

心配な点があるとしたら
・他チームの選手が、やっかみからラフプレーしてこないか?他チームのファンが嫌がらせしないか?
・ドジャースの選手・関係者、ファンが浮かれて、チーム成績が振るわなくならないか?
と、心配性が過ぎますかね(笑)。

さて大きな心配は、日本プロ野球の今後のことです。
先ほど書いた通りメジャー移籍する日本人選手の年俸が高止まりするということは、今後どんどんメジャー移籍希望者が増えて日本プロ野球がスカスカになる可能性があることです。

あらためてメジャーへ行く選手が増える理由を整理します。
■プロ野球選手なら、誰でも世界最高峰のメジャーで一度は勝負してみたいと思う(スポーツ選手なら当たり前)
■年俸が一気に5倍、10倍になることが夢がある(将来不安なスポーツ選手だから魅力を感じて当たり前)
■メジャー経験あることで引退後の仕事にいかせる(サラリーマンでいう大きなキャリアップが自動的に手に入る)
■大谷翔平選手等のおかげで日本人選手がこれまで以上に大事にされそうである(いじめにあいにくくなる)
■10年メジャーにいたら多額の年金受給が可能(これも凄い魅力)

優秀な選手のメジャー志向がアップするのは当たり前ですよね。サラリーマンでも「5年間は確実に年収3千万以上になって、しかも日本では珍しい資格も取れるから仮に退職しても一生安泰です」という条件が出る感じ(笑)。これで拒否する若手社員はほとんどいないでしょう。

日本プロ野球は、このメジャーの魅力に追いつけなくても近づかないと空洞化が待ったなしです。ここ10年20年の球団の努力で閑古鳥が鳴く不人気球団が無くなったとはいえ、もう一段大きな改革が必要です。

そのためには、国内のファンを増やすことも大事ですが、それよりも海外に売れる有力コンテンツになる必要があると思います。


今日はここまでとさせてください(笑)。次回また頑張ります。

以上ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?