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豊かさを受け取るのは身体

※21日間チャレンジ8日目。

日曜日は、オンラインサロンメンバー様たちと一緒にお伊勢さんお散歩会に行く。
お伊勢さん…もう何回目だろう、数えられなくなった。

伊勢は、ご存じの通り、外宮(げくう)と内宮(ないくう)に分かれている。この二つは、今でこそワンセットのような扱いだが、歴史を紐解けばもともと別の宗教団体で、かつては血で血を洗う激しい戦さを繰り広げたこともある。明治の宗教変革(廃仏毀釈などの際)で、それまで世襲制だった神職が全員職を追われ(大変な混乱だったらしい)、それ以降は全く新しい神職たちにより現在の姿になっている。皇室の祖先云々は内宮の方である。

さて、外宮の方は、ご正宮のメイン神様の名を
『豊受大御神』(とようけのおおみかみ)
という。縁起や由緒についてはたくさんの資料がネット上にあるので割愛するが、考え方の一つとして、衣食住や産業の神とのこと、特に『食べ物』の神であることから、

身体

の神さまだと考えると良いと思う。
豊受、すなわち『豊かさを受け取る』のは、食べ物をはじめとする外側からもたらされる。それを受け取るのは、肉体である。だから、豊かさは、身体で受け取るものである。身体で感じて、初めて、心が豊かになる。順番としてはそちらである。もちろん心からもたらされる豊かさもある。しかし肉体があってこその心なのである。肉体がなければ心も存在できない。

一方で、内宮の神様の名は『天照坐皇大御神』(あまてらしますすめおおみかみ)である。一般には天照大御神(あまてらすおおみかみ)として知られる。
こちらは何かというと、魂、光そのものである。魂と光の関係についてはこちらに書いたので、よろしければご参照いただきたい。

https://ameblo.jp/lftj/entry-12687649909.html

魂とは人の心、体の内側の見えないところのものである。
奇しくもこのお宮の名前が
『内宮』(内側の神を祀る宮)
で、豊受大御神を祀る方が
『外宮』(外側の神を祀る宮)
という名で呼ばれていること、実に示唆的だと思う。

人そのものが神であり、それは外側の肉体と、内側の魂(光)が合わさって出来ている。その二つは不可分であり、どちらも等しく尊いものだ。どちらが欠けても、その世に存在できない。どちらが上、偉い、なんてことないのだ。

そして、豊かさを受け取るの肉体。
天照、つまり世を照らす輝きは心。

そのように考えてみてはいかがでしょう。

ちなみに、冒頭の写真は、2017年に友人たちとアンテロープキャニオンに行った時のもの。

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