Horizon Workrooms飲み会が近年稀に見るおもしろVR体験だったの!

最強のVR飲みソリューション「Horizon Workroom」の話をさせてくれ!

わたしの中でのVR飲みは、Zoomなどのリモート飲み会の中でも極めて距離感が近くて楽しいので好きなのですが、いかんせんHMDに視界を遮られて飲み物をこぼしてしまうという欠点もあるなと思っていました。いざVR飲みをするぞ!と意気込むときには水筒いっぱいに氷を入れてウィスキーを180mlくらい入れて飲むという、アル中ガンギマリスタイルになってしまうなど、人間らしさをある程度捨てながら飲み会に参加していたのですが、成人女性として酒カスすぎやしないだろうか?と思わないでもなかった。

そんななか!Horizon Workroomsでは人間性を保ちながら飲み会ができるという記事を読み、やるっきゃねえ俺に酒を飲ませろ!飲み会だ!となり、おぎゃ太郎(めっちゃばぶ美のファン)たちと合計6人でVR飲み会をしました。

感化された記事はこれ↓

いや〜これが最高でした!

一番やばいソリューションが、手元を赤外線カメラで見られるモードで(うまいこと写真とれなくて悲しい)、これのおかげでHMDをかぶったままテーブルの上のおつまみやグラスを視認できるので、ワイングラスのステムを持つのもお手の物!現実と同じように過ごせるのが最高です!水筒じゃなくても安心です。

しかもこれ、そもそもがWorkroomsを始める時に実際の机から設定することになるのですが、その実際の机の端っこあたりに(VR上で見える)ボタンがあり、そのボタンを切り替えることで赤外線モードにできるという代物で、簡単にオンオフでVRオンリーと、赤外線ありの表示を切り替えられるのが最高に使い勝手がよかったです。

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↑この黒い部分に、赤外線カメラで見える現実の机のレイヤーが表示されてる感じです。デスクトップクライアントアプリを同期できればその状態をスクショできたらしいのですが、うまくアプリが起動しなかったのでQuest自体のスクショです。

赤外線モードのほかにはホワイトボードモードがあり、これを設定すると机の上がホワイトボードになり、なんとその場の全員で共有できるうえに、机と別の場所にあるホワイトボードと同期する!つまり、落書きを共有できるのである。

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イヤイヤイヤイヤ、楽しすぎるが!?!?

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ちなみにこの落書きは、Oculusのコントローラーを逆持ちし、本当にペンのようにコントローラーの先っちょを机や壁に押し当てて書くことで反映されるので、かいてる感が実感を伴うのがすばらしい。

また、Workroomsはハンドトラッキングに対応しているので、コントローラーを持たずにグラスとかフォークを持ったまま人と喋れるのがリアルな飲み会っぽくてすごかったです。

日常やりがちな、ジェスチャーをふまえながらの「こんくらい大きかったんだけど🙆‍♀️」とか「あっちからきてさー💁‍♀️」とかのジェスチャーが、VRらしからぬリアルな動きをしているので人間の温度感みたいなものがあって、横並びに座ると(プレゼンモードが横並びに座ってみんなでボードを見るみたいな感じ。ほかには円形のテーブルでみんなで囲って座るみたいなのもある)、数人でバーカウンターに座って話しているような雰囲気がしたのがめちゃくちゃ良かった。

……と言った感じで、楽しかったポイントはたくさんありますが、もとがビジネス用途だったりベータ版だったりすることもあり、VR飲みとしてはいまいちだなと思う点もありました(もちろん、そのために開発されているものではないので、それはそうとしか言えない)。例えば、メールアドレスからミーティングに招待する仕様には、VRやネットコミュニティ上の仲間とコミュニケーションするにあたってのコレジャナイ感も強く感じました。

ただ、そういうネガティブな感情を加味しても、久々にVRの面白さみたいなものを感じて、初めてVRに触れた時の気持ちを思い出しました。

普段VR飲みをする人も、HMDをかぶって飲み食いしたことがない人にも、VRの体験としてなかなか良いのですっごくおすすめです。



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