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「菅自民党の本音】 自民党の下村博文政調会長「学術会議は軍事研究否定なら、行政機関から外れるべき」これも、平和憲法と学術会議法の違法発言だ!➠ネット「これが任命拒否の本当の理由になったのか」「軍国主義・軍事国家へ」

【「菅自民党の本音】 自民党の下村博文政調会長「学術会議は軍事研究否定なら、行政機関から外れるべき」 これも平和憲法と学術会議法の違法発言だ!➠ ネット「これが任命拒否の本当の理由になったのか」「軍国主義・軍事国家へ」】
 自民党PT(プロジェクトチーム)の下村博文から「軍事研究否定なら、行政機関から外れるべきだ」ということが毎日で報道された。
 これは、争点づらしの極みであり、もはや、堂々と自民党のPTはその本音を隠さない発言が出てきてた。
 ネットでは「これが任命拒否の本当の理由だったのか!」「軍国主義・軍事国家へ進む!」との怒りの声があがっている。

【日本学術会議の歴史は古く、戦後まもなくの1949年に、学術が戦争の加担した反省から発足した】
 「日本学術会議」は、科学者らが先の大戦で戦争へ技術的な協力した反省から、政府とは独立した一定の発言権を持たせた学者集団を作ろうとしたのが出発点である。
 だから平和憲法に基づき学術会議法でも、その「反省が出発点」となっている。
日本学術会議法 の前文ではーー。
 日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信に立つて、科学者の総意の下に、 わが国の平和的復興、人類社会の福祉に貢献し、世界の学界と提携して学術の進歩に寄与する ことを使命とし、ここに設立される。
http://www.scj.go.jp/ja/scj/kisoku/01.pdf
となっており、
2017年に学術会議が出した「軍事的安全保障研究に関する声明」
をみても、明らかに戦争加担を否定している。
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/gunjianzen/index.html
 そして、会員の任命について、その法に基づき、1983年に中曽根氏が当時の国会で「政府が行うのは形式的任命に過ぎない」と国会で答弁している。
 つまり、これまで総理による「任命拒否」は想定していなかった。にもかかわらず、あの、安倍晋三ですら拒否などしなかったのに、菅総理によって「6人の任命拒否」という事態が初めて生じた。
 この6名は、安倍政権下での、憲法違反の「特定国家機密法」「安保法」「共謀罪」などに反対している学者の方々だったのはご存知のとおりである。
 当然、学術会議からも国民からも「任命拒否は違法行為でおかしい」という反発が起こった。
 そこで、この批判を交わすために、自民党のPTが発足させて、「学術会議」について、議論ななされているが「所詮それは、争点づらし」であって、憲法や学術会議法の法的にも菅氏の6人任命拒否は問題であることは明らかである。
 自民党PTの下村博文政調会長が「軍事研究否定なら、行政機関から外れるべきだ」というのは、争点づらしの極みであり、最初から「この結論ありき」で議論してきたのだ。自民党の本音が出たと言える発言であり、絶対に容認できない。
 
【「軍事研究否定なら、行政機関から外れるべきだ」 自民・下村博文氏、学術会議巡り 毎日新聞 2020年11月10日 11時30分】
https://mainichi.jp/articles/20201110/k00/00m/010/023000c
新会員候補の任命拒否問題をきっかけに、自民党は日本学術会議のあり方を検討するプロジェクトチーム(PT)を設置し、年間約10億円の国費を支出する妥当性や組織形態の検証を進めている。そもそも、なぜ学術会議を問題視するのか。党内の議論を主導している下村博文政調会長に、理由と今後の見通しを聞いた。
下村博文氏:「学術会議のあり方については、これまでの歴史的経緯の中でいろんな変遷があった。今改めて任命権の問題が出てきて、党の中にPT(プロジェクトチーム)を立ち上げて(元文部科学相の)塩谷立さんを座長に議論することになった。今後、時には政府と話し合いながら、学術会議のあるべき姿について提言すると思う。」
「あと、学術会議は過去3回、最近では2017年に「軍事研究には協力しない」と明言している(※実際の「軍事的安全保障研究に関する声明」は、軍事目的と見なされる可能性がある研究について、その適切性を技術・倫理面から審査する機関の設置を大学などの各研究機関に求める内容)。第二次世界大戦の反省に立って、軍事研究を一切しないとしてスタートした学術会議の歴史的経緯からすると…
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Twitterの反応ーー。
●津田大介@tsuda
もはや何も隠そうとしなくなった自民党政権。少なくとも建前上はこんなこと言わなかった前政権がまともに見えるレベル。
●三春充希(はる)⭐Mitsuki MIHARU@miraisyakai
「軍事研究否定なら、行政機関から外れるべき」 自民・下村博文氏、学術会議巡り」
お前それ本気で言ってんの?
●m TAKANO@mt3678mt
菅政権の「学術会議“改革”」の本丸はここだったということだ。しかしここまであからさまにゲロってしまうとは、自民党の驕りはとんでもなく肥大化していると言わざるを得ない。
●山添 拓@pioneertaku84
結局、これが本音か。政治が科学を支配し、利用し、暴走したなれの果てがあの戦争だった。その反省があったからこそ、憲法に学問の自由が明記され、学術会議の独立性が保障された。
いま、軍事研究への姿勢を理由に学術会議への介入を強める政治は、歴史の逆行にほかならない。
●こなみひでお@konamih
ゴリゴリの右派でEM菌やナノ銀を推奨し,偽史の「江戸しぐさ」や母乳神話の「親学」もという,なんともズブズブの人が科学のあり方に口を出すのは見当違いと思います。
●山崎 雅弘@mas__yamazaki
「説明責任を果たしていない」といえば、不正献金疑惑の下村博文議員と口利き疑惑の甘利明議員も同様。「あとで説明する」と言ってから何年何か月経ったか。毎日新聞を含む大手メディアは、なぜそれらの疑惑を質問せず、こんな権力者による学問潰しの情報戦に加担するのか。
●やす常緑樹【#野党共闘で政権交代】@yasuhosei
ふざけんなよ。マジで。
このまま、スガ政権に任せていれば日本は軍事国家になってしまう。
ーー以下略ーー
【自民党の論点はずしから、自民党のPTが結局は「学術会議」の戦争反省からの出発点を崩壊させようしている】
 菅総理は、あの安倍政権ですらしなかった「学術会議の任命」で、6人排除の任命をしてしまった。 法に違反しているので、「綜合的・俯瞰的」や「自分は名簿を見ていない」などなど、全く辻褄が合わない、スカスカの答弁をしている。
 以前から、「戦争には加担しない」を貫いている学術会議を目のカタキにしてきたのは、自民党右派勢力である。
 下村博文政調会長は、党内でもきっての右派である。「戦争出来る国」にしたいのだから、「学術会議は目の上のたんこぶ」だったはずだ。
 ここで、しゃしゃり出てきて、平然と隠すこともなく、学術会議は「軍事研究否定なら行政機関から外れるべき」とまで発言したのだ。
 「任命拒否」した根底の理由がようやく出てきたと言えるだろう。
これでは、菅政権も軍事国家への道をこれからも模索していくだろう。
完全に、日本会議に毒されていて、日本は「いつか来た道」となりかねない。 一刻も早く、「戦争できる国」にしたい菅政権を退陣させなければならない。

#菅政権 #学術会議 #自民党PT #下村博文政調会長 #軍事研究否定なら #行政機関から外れるべき #戦争出来る国に  

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