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テトリスオフイベント[おふTERA!~上野ぷよテト対戦会~]運営レポート



この記事の意図

今回のイベントは運営スタッフのほとんどが運営経験がない状態で企画、催行されました。未経験からどのようにして実現していったか、実際にどのようなトラブルがあったのかについてをまとめ、今後個人でイベント主催をしたい方の役に立てたらと思い記事を書くことに至りました。

ざっくりイベント概要説明

大雑把な概要

タイトルにもある通り、[おふTERA!]はテトリスのオフラインイベントです。そして今回はぷよぷよ™テトリス®2を使用したイベントになりました。
イベント内容は大雑把に分けると
午前中にサブイベント1回
昼過ぎにメインイベント1回
夜にサブイベント1回
という構成になっており、イベント内容についてはyoutube配信も行っていましたので是非見てみてください。
また、このイベントには運営、一般参加者様、保護者様含め70人超の来場者がおり大変盛り上がりのあるイベントとなりました。

事前に予定していたスケジュール

10:00 会場、受付動作確認
11:00 サブイベント受付終了
11:15 サブイベント開始
12:30 サブイベント終了
14:00 メイン大会受付終了
14:15 メイン大会開始
17:15 メイン大会終了
18:15 サブイベント②受付終了
18:30 サブイベント②開始
20:30 片付け開始
21:00 完全撤収

当日スケジュール関連

当日催行されたスケジュール

10:00 会場、受付動作確認
12:10 サブイベント受付終了
12:40 サブイベント開始
13:35 サブイベント終了
15:00 メイン大会受付終了
15:30 メイン大会開始
18:30 メイン大会終了
19:10 サブイベント②受付終了
19:30 サブイベント②開始
20:00 サブイベント②終了
20:30 片付け開始
21:00 完全撤収

スケジュールについての振り返り

ざっと目を通していただけていればわかると思いますが全体的に1時間半ほど押してしまいました。遅れが生じたタイミングはサブイベント①の開始するときなので初っ端からこけてしまっていたわけですね。
サブイベントの開始時刻が1時間強の押しとなりその分の遅れが出ていましたが、その場では現状維持しそのまま進行する選択を取りました。その理由については後述します。

遅れた原因その① 規模の想定ミス

このスケジュールは元々30人前後の参加者数を目途に想定していました。そのため70人を捌くことそのものが想定外だったということです。実際に起こった問題として挙げられるのは人数の多さから対戦台の誘導の遅れが生じたことやチーム決めに予定以上の時間を費やしてしまったことなどがありました。

遅れた原因その② 運営配置ミス

今回運営は5人おり、そのうち一人が受付にいるという形を取っていました。それだけなら問題ないのですが全体の意思決定者(責任者)が受付を兼任していたために席を離れなければいけない場合があり受付そのものに遅れが出てしまいました。また、受付のできるスタッフが複数人いなかったのも問題点として挙げられるでしょう。

遅れた原因その③ 受付ミス

本来、サブイベント①参加に必要な事項(参加の有無、ゲーム内での強さの調査)を受付で済ませておくべきだったところが全て抜けてしまっていたため再度伺わなくてはいけなくなってしまいました。ここのミスが最も遅れを生み出していたのでこのようなイベントを開く際は特に注意する必要があります。

良かった点、改善点

全体を通して良かったのは一回戦当たりの所要時間の想定がおおよそ当たっており開始時刻以外の遅れはそこまで出なかったことでしょう。コントローラの接続問題や接戦によりぷよぷよと比べて長くなることが想定できたため1回戦25分程度の目安を持って進行していました。
上記で触れた改善点については
・受付専門のスタッフを作る
・受付補助兼サブイベント担当を作る
↑これはできるだけ意思決定者以外が受け持つ

今回の遅れに対して行った対処について

今回は初主催というのもあってスケジュールそのものにかなり余裕を持たせて組んでいました。つまり遅れが出ることは想定済みだったわけです。しかもこのイベントは21時まであったので最悪サブイベント②を断念することまで視野にいれていました。(実際サブイベント②は時間ぎりぎりでした)
これは個人的な意見ですが、個人開催かつ交流会気の強いイベントは雰囲気が大切ですからトラブルや運営側のミスが目立って参加者が十分に楽しめなくなってしまうことだけは避けたいというものがあり、今回はできるだけこれに乗っ取って進行しました。そのため、できる範囲で予定を早めずに現状維持を選択していました。

イベント内容関連

仲間に託せ!リレーテトリス3VS3チーム戦

ルールをおさらいしておくと、初、中、上級者3人1組でチームを組み25秒毎にプレイヤーが変わっていき、勝負がつくまで交代し続けるというものです。そして今回は2先1セットで行いました。
1分以上試合が続き、いつからでも逆転があり得るテトリスならではのルールだったと思いますね。
このルールは過去にも行われた事例が無く、進行に関しては本当に何もわからないままやる形になり、このルールの課題も見えたといった所です。

このルールの問題点

・ルールが少し複雑だった
 今回は上記のルールに加えてリレーする順番まで指定していましたが、正直参加者、スタッフ全員が初めてやるルールだったというのもあり周知できていなかった側面がありました。なのでできるだけシンプルにした方がよさそうです。特に今回は順番は自由でもよかったかも?知れません。
・カウント役が1人だと少ない
 当日開始時間が遅れていることもあったため5卓程同時に試合を行いましたが、全試合が終了するまで次の試合が開始できないという問題点があったため結果的にかなり待たせてしまうことがありました。対戦卓を多くて3卓程度にするかカウント役を増やすといった対処が必要だと思います。まあ盛り上がり自体は凄く、チームバランスも良さげで配信にも歓声が聞こえるくらいだったのでルール自体は良かったと思うので次回があれば改善したいですね。

メイン大会予選 スイスドロー形式5回戦

3先1セットを5回行い、上位16名が決勝に上がれるという予選です。この記事ではスイスドロー形式の詳しい説明はしませんが、簡単に言えば実力の近い人と当たり続けて戦績の良い人が勝ち上がるような形式になります。
このルールの問題点
・5回戦だとちょっと足りない
 形式上5回戦だと少しだけ実力準拠ではないランキングになってしまうこともあります。それはそれで面白かったりするので問題ないと言えばないのですがちゃんと実力順にしたいのであればあと2回戦ぐらいは欲しいですね。

リアルスワップ2VS2!

知る人ぞ知るメイン大会の後に行われたリアルスワップトーナメントがありました。私(笹)は力尽きてぐったりしてたので代わりに川紙いちてんさん進行のもと開催されました。7時過ぎというのもあり人数も少なくこれといったトラブルは無かったので良かったと思います。(多分)
個人的には最強小学生コンビの試合に実況が欲しかったなあという思うばかりでしたね…

その他主催にあたってのトラブルについて

コントローラ周り

皆さんご存じの通りテトらーはコントローラ命です。ですので今回は基本的にコントローラは縛らないスタンスでやっていましたがしっかりとトラブルが発生したので共有しておきます。
・コンバーター繋がらない問題
 どうやらswitch本体の設定によって繋がらない場合があるようです。もしつながらない場合はproコンの優先接続をオンにして再度試してみてください。
・ポルターガイスト接続問題
 誰も操作してないはずなのに画面が動くというトラブルが多々発生しました。これは持参したコントローラをそれぞれが持ち歩いていたことによる接続の切り忘れが原因です。正直参加者側の切り忘れはどうしても起こるので試合が終わったら一旦接続をリセットすることの徹底ができるとよかったかもしれません。
・誰が誰のかわからない問題
 名前シールを張る!!徹底!!ですね。今回は受付がかなりグダグダだったので次は余裕をもって誘導したいです。

今回用意した小物類

・不透明なケース(参加費をしまって置く用)
カギがついてると尚良い
・小銭入れ
・ノート(コミュニティノート)
・色ペン各種
・名札80枚
保護者様の分等も考慮して多少多めが良いと思います。
・ゴミ袋(会場内清掃に使用)
・TERAのグッズ(キーホルダー300個持ち込んでました)
・予備コントローラ
・コントローラやswitchに貼るシール
・誘導用ポスター各種
トナメルエントリー用QRコードや受付誘導等にあると凄く便利です。
・参加者名簿
個人的にはノートPCで一括管理してしまうのが手っ取り早いと思います。(Excelやグーグルスプレッドシート等の表計算ソフトを用いるとまとめやすいのでお勧めです。)

金銭面についての話

最初に言っておくとこれは準備次第でかなりまちまちになります。
個人で開く規模ならおそらく会場費が最も高い出費になると思います。
その会場費が場所、設備によってかなり変わってくるので運営費ほぼそこにかかってますね。
実際、今回のイベントでは会場費だけで88000円かかっています。
とはいえ参加費で回収できており、運営スタッフは会場費に関しては身銭を切ることなく終えてられています。
基本的には会場費から逆算して参加費を設定すると人さえ来れば大体はなんとかなります。(つまり人集めは全力でやる!!)
今回は元々設備の整っている会場を選んだため他の設備費等はかかっておらず出費はほぼ会場費のみなのでこれ以上詳しい話はできませんが、別途費用がかかる場合もあると思うのでそれも同様に回収できるかを考えながら行うと良いと思います。

許諾とかエントリー方法とかの話

イベントを開くために必要な許諾

そもそもゲームのイベントを開く以上基本的に版権元の許諾が必要になります。そういう意味でテトリスは少し複雑だったりしますよね。かく言う私もよく知らなかったためSEGAのお問い合わせ窓口から問い合わせてみたところどうやら開くことは問題ないみたいで、なんならぷよぷよキャンプも使っていいということまで教えていただいたので自分にとっては渡りに船と言った感じでした。
正直、テトリスだけの大会がぷよキャンを使うことはできないという先入観があったので利用することすら考えていなかったいませんでした。使ってみてわかりましたがぷよキャンは積極的に使用する価値があると思いますね。特にぷよテト混合系のオンライン大会等は登録するのをおすすめします。

ぷよキャン申請の仕方

1.ぷよキャンのイベント申請フォームからイベント詳細とともに申請
(この際賞金や参加費が絡む場合は出処、使用用途を必ず明記しておきましょう)
2.許可が出たらぷよキャンでイベントページ作成
3.イベント終了後、結果や感想などを申請したときのメールから返信する(必要があれば)

最後に

以上、ざっくりとですが今回のイベントについての振り返りでした。今回は何もわからないところから始めたので色々前準備が大変だったのもあり、かなり長々とした記事になってしまいましたがここまで読んでいただいた方は本当にありがとうございます。最初にも書かせていただいていますが、ぷよテトを使ったオフイベ開催に少しでも興味を持っていただけていれば幸いです!


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