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加太と和歌浦、ちょっと阿佐ヶ谷。

気がつけば今年初の旅記事です。仕事が忙しかったというのもありますが、前回の「十津川村の秘湯に、おじさま降臨」が好評だったので続けて書くのはハードルが高かった。あんな大ネタ、めったにないですし。

今年に入ってから和歌山県内の仕事を発注していただく機会が多く、しみずさんとの取材も県内が続いています。しかも今回は地元の和歌山市。初日に加太、和歌浦など、2日目にカフェ、和菓子店、和歌山城などを取材してまわりました。

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加太で少し待ち時間があったので、1時間ほど路地歩きをすることに。加太は和歌山と大阪の県境に位置し、古くから、、、ぶあぁぁ面倒くさいっ!!
こういう説明を親切丁寧に書く作業、仕事だけでもうこりごりなんです。
興味があれば「和歌山 加太」で検索してください。それか、雑誌が出たらお知らせしますので買ってください。ともかく加太は海辺の町です。

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路地を歩きながら表札や看板を見ていたら、磯野さん、小豆島さん、亀さんと海にかかわりのある姓がやたらと目につきました。小豆島さんのルーツはおそらく小豆島なんでしょう。紀淡海峡を船で行き来していた時代が偲ばれます。亀さんのルーツは、やっぱり竜宮城ですかね。

取材途中のランチはLA MAISON CLOCHETTEで「ちまきと揚げ春巻き トーファーのセット」。感動のおいしさです。そして翌日の空き時間にはじゃんじゃん横丁にあるカフェ「もくれん」で、互いにノートパソコンを広げてもくもくと仕事。コーヒーを運んできてくれたマスターが「黒服めがね会議ですか?」と黒服めがねの我々に言いました。

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「今回はささゆりのネタ、ないですね」としみずさん。
「そんな毎回、笑いを取らなくていいんじゃないですか。わたしたち、お笑いじゃないんだし」とわたし。

お笑いと言えば前回の出張先(和歌山県の有田地方)で「おふたりは姉妹ですか?」と聞かれました。「阿佐ヶ谷姉妹みたい?」と冗談で返すと「そうそう、阿佐ヶ谷姉妹に似てると思ってた!」と言われたんです。

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取材が終わった夕方、片男波海岸でしみずさんが言いました。
「このまえ、わたしたち阿佐ヶ谷姉妹に似てるって言われたじゃないですか。あの時、きたうらさん何だか嫌がってるみたいに見えたんです。“わたしたち仕事でしか会わないですよ”とか言うし。きたうらさん、わたしのこと嫌いなんやわと思ってショックでした」
「だって阿佐ヶ谷姉妹って、(以下略)」
そんな話をしながら、万葉の聖地を歩く黒服めがねのふたり。

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                (写真・清水いつ子 文・北浦雅子)

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